御林山ー大寺山縦走
- GPS
- 07:15
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,275m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:田元橋〜JR奥多摩駅(西東京バス) |
感想
月曜に降った雪がどのくらい積もっているかなと、また奥多摩に向かうことにした。
今日は、浅間尾根の歩き残した部分を歩き、一度下山して、ゆとりがあるようなら、大寺山、鹿倉山と縦走して丹波に抜ける計画だが、大分雪も降ったことだし、どうだろうか。
満員で武蔵五日市駅を出発したバスは、笹平、上川乗で多くの登山客を降ろし、残った登山者も、浅間尾根登山口で全員下車した。
登山道に入ると、すぐに雪が出て来た。最初は10cmほどで、既に多くの人に踏まれている。浅間尾根は人気のコースだから、平日に既に歩かれていたようだ。
一応、アイゼンを付けたが、雪は柔らかく、ほとんど効かない。浅間嶺に向かう道との分岐を西に向かう。こちらも歩かれている。
一度、車道に下り、再び登山道に乗ると、マウンテンバイクの通った跡が続いている。ただ、ほとんど乗ることができなかったようで、自転車を押して登って行く足跡が続く。仲の平バス停に向かう分岐と合流したところで、踏み跡が無くなった。MTBの人は、ここから引き返して、下りだけ自転車に乗れた模様。
まだ誰にも踏まれていない雪を踏んで、御林山に向かう。雪は15cmほどで、さらさらの粉雪だ。尾根道で道は分かりやすい。
今日もよい天気で、木々の隙間から、青空が見える。鳥の気配もなく、風もない。静寂の中を進んで行くと、御林山に着いた。雪の中を登って来ての登頂は、いつもよりも達成感がある。檜の林の間から、北側に御前山が少し見えた。
ここから北に向かうと、少しずつ雪が増えて来た。キツネだろうか、登山道の上を足跡が点々と延びている。奥多摩周遊道路と交差するところは、一度、10mほど下る。道が雪に埋もれて降り口が分かり辛い。
道路を渡って、破線ルートに入る。入口の道標には「悪路につき通行注意」とある。急な斜面を慎重に登ると、巻き道になった。確かに状態が悪く、歩き辛い。
巻き道は、山の斜面と同化しつつあるようで、歩く部分が斜めになっている。
1カ所、落ちそうで怖い所があった。ゆっくり進めば大丈夫だろうと、アイゼンを効かしながら通過しようと思ったが、危ない。一度滑り始めたら、止まれるかが怪しい傾斜で、掴まるものもない。怖いので、高巻くことにした。
その先は、尾根に乗り安全になった。鞘口峠に向かう一般道と合流して安心するも、ここは雪が多い。どうやら吹き溜まっているようで、今まで20cmほどだったのが、膝上まで埋まってしまう。風で降雪が変形していて、地面の状態と雪の形が一致せず、道が分かり辛い。所によっては、股下まで埋まるところもある。なるべく北側の風上を歩くように進む。
風張峠まで来て、雪は20cmくらいに戻ったが、疲れた。ここから山のふるさと村に降りる予定だが、道標には「荒廃・危険」と書かれている。すぐ先に見える道は、先ほどの嫌なトラバースを更に悪くした感じだ。
道標には、尾根道を行けとある。登山地図にルートが書かれていないが、地形図を見ると、少し先の1156ピークから、尾根が延びている。ここから降りられそうだと、稜線を進む。すぐ右下を通る道路に転落しないように注意しながら進んで行くと、山のふるさと村に降りる道を発見した。立派な道標もある。
ここから先、深くえぐれた登山道が明瞭で、迷うことはなかった。誰にも踏まれていない雪道を、サクサクと音を立てながら下っていく。
ビジターセンター前のベンチで昼食を取りながら、この先の計画を立てる。当初の計画よりも1時間以上遅れてしまったことだし、丹波に抜けるのは無理そうだ。とりあえず、大寺山の登山口まで行ってみて考えることに。
有名なドラム缶橋を使って奥多摩湖を渡ってみた。今は、ドラム缶ではなくポリタンクになっている。歩くと揺れて楽しい。ここから眺める奥多摩湖は、上から見下ろすのとは違った趣きがある。
深山橋の手前から、大寺山の山頂にある白い塔が見えて来た。すごく近い。
今日は、もうここで切り上げて、小菅の温泉でも目指そうかと思っていたのだが、あまりに近くに見えるので、大寺山だけ登ることにした。
雪は少なめで、途中までは5cmほどしかない。一人の足跡が山頂に向かっている。
途中から雪は15cmほどになるが、アイゼンは使わず。尾根を1時間ほど登って行くと、白亜の建物の前に飛び出した。
この仏舎利塔は、いろんな山から目にしていたけれど、目の前で見るとかなり大きい。なんとも日本的ではない建物と金ぴかの仏像が山頂に不釣り合いだが、インドやチベットの様式らしい。
ここから鹿倉山に向かい丹波に降りるのは止めることにした。今日のペースでは、下山が18時頃になってしまいそうだ。雪のある山で無理は禁物と、南に延びる林道を降りることにした。仏舎利塔を作るためだけに作られたような林道で、あまり使われている形跡がない。
余沢に下ってしまうと、意外と時間が余っている。小菅の湯に入って、最終バスで帰ろうと思い、車道を進む。しかし、今日は汗もほとんどかいていないし、温泉は贅沢すぎるような気がして、途中でバスを掴まえて帰ることにした。
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