記録ID: 26364
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
那須連峰
2007年05月03日(木) ~
2007年05月04日(金)
katoken
その他4人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,229m
- 下り
- 1,229m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
5月3日(木)朝6時過ぎ自宅を出発。下り線の東北自動車道が渋滞している。芽吹いてまもない新緑を堪能しながら一路那須岳に向かう。11時ころ那須ロープウエイ駐車場は満杯で混雑している。上の「峠の茶屋」駐車場(360円)にようやくとめる。 11時45分峠の茶屋の登山口(1462m)を出発。快晴。山の様子を見てアイゼンは置いてゆく。月山と鳥海山のイメージでプラブーツを持ってきたが失敗した。三季用の靴で充分である。所々残雪を踏みながら12時(1615m)に行動食兼昼食を摂る。ガンコウランが岩肌と同色で荒涼たる風景である。月山であれば雪解け後まもなく緑と花に覆われるのに,ここは火山性瓦礫が多く,雪が解けてだいぶ経ってから芽吹くのだろうか。12時32分稜線鞍部の避難小屋(峰の茶屋跡1740m)に着く。ここは十文字登山路の分岐になっており多くの登山者が休憩している。地形的に風の通り道らしく風が強く寒い。瓦礫の登路を踏みながら13時13分茶臼岳(1897m)到着。360度の大パノラマ。300名山踏破の松田さんの古い地形図はマーカーペンで色塗られ山座同定が容易である。20分ほど休んで同じ登路を引き返し13時 55分十文字登山路の分岐から三斗小屋温泉に下る。1610m付近に小さな避難小屋がある。ここからしばらく雪道になる。ダケカンバ林の中を坦々と下り,14時45分姥ケ平への分岐を通過する。15時3分三斗(さんど)温泉(1150m;三度(・ ・)の飯を食べなくても万病に効く,という由来)に着いた。煙草屋旅館と大黒屋旅館の二軒が寄り添っている。私たちは煙草屋旅館に泊まる(2食付8,000円)。130年以上の風雪に耐えた古い建物らしく柱が傾き隙間が目立つ。水洗トイレも洗面もすべて温泉水。泉質は透明な単純泉。特に露天風呂がすばらしい。さえぎる塀はなく,三本槍岳からのびる流石山(1822m)と大倉山(1831m)が眼前に横たわっている。秘湯気分満点である。夕食は4時30分という早さで太鼓の音でお膳の前に座る。夕食を終えて消灯時間9時まで酒がなければ身が持たない(4合の酒と缶ビール6本持参)。車道から2時間もかけて登山路を歩いてこなければならない場所だ。 5月4日(金)5時20分起床。太鼓の知らせで6時朝食。温泉卵付きの少ない料理だがご飯だけはいっぱいたべる。快晴。絶好の登山日和となり6時45分出発。歩いてまもなく登山道に温泉水が垂れ流しされている。かなり熱い。1600m付近に源泉地があり,その側を通る。西のかなたに会津の峰々が白く空に浮かんで見える。1700mから急坂になり,7時45分隠居倉(1819m)に着く。山座同定の分厚い鉄板が設置してある。熊見曽根(曽根は古名で尾根という意)を歩いていたら鈴木さんが壊れたグリップ部分のストックを見つける。私がしばらく持ち歩いて1850m付近の登路沿いに置いていった。じつはこれが大発見であることを後で知る。8時23分稜線分岐・朝日ノ肩(1880m)に到着。少し休んで三本槍岳をめざす。なだらかな登路を下りて広い鞍部が清水平(1820m)である。あいかわらず枯葉色の景色で花一つも咲いていない。途中木道があるが壊れかけている。道はU字溝で泥状。それを避けて新しく踏み固められた道が作られている。高山植物がどんどん踏まれて,いい感じがしない。松田さんのザックにストックの先端部分がぶら下がっている。先ほど拾ったストックは外れて落ちたのだ。誰かが拾って持って行かねばいいが,と案じられる。9時,「中の大倉尾根」の合流点(1800m)に着き休憩。9時40分三本槍岳(1917m)に着いた。すぐ目の前に須立山(1720m)と尖塔の旭岳(または赤崩山1835mこんな立派な山なのに山頂への夏道がない。)そして甲子山(かしやま)(1548m)と続く北側の那須連峰が目に飛び込んできた。さっそく実さんがコーヒーの湯を沸かしてくれる。登山客は25,6人のにぎやかさである。10時25分出発。また戻って11時8分清水平の上(1820m)で休憩。11時33分,朝日ノ肩に着いてすぐストックの回収に行く。200m位下りた道の真ん中に放置してある。朝日ノ肩11時55分出発して12時10分鋭鋒の朝日岳(1896m)着く。小さな祠が安置してある。記念撮影後,急峻な剣が峰(1799m)の岩肌をトラバースして12時50分十文字分岐の避難小屋に戻る。老若男女の大勢の登山者でにぎやかだ。13時10分下山し13時40分峠の茶屋駐車場に到着。那須湯本温泉に入浴(400円)して帰途につくが那須インターまで渋滞に巻き込まれる。また東北自動車道では福島トンネルで事故があり再び渋滞。自宅に21時50分ようやく到着する。 |
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利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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