地獄の急登から天国の紅葉稜線へ「越後駒ヶ岳＆グシガハナ」［十二平登山口から］

2020年10月11日(日) [日帰り]

• GPS: 07:04
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,797m
• 下り: 1,779m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:29
• 休憩: 0:28
• 合計: 6:57

5:37 越後三山森林公園駐車場
6:15 6:16 十二平登山口
8:32 8:41 グシガハナ
9:10 9:10 中ノ岳、グシガハナ分岐
9:22 9:28 越後駒ヶ岳
9:45 9:45 中ノ岳、グシガハナ分岐
10:09 10:20 グシガハナ
11:56 11:57 十二平登山口
12:34 越後三山森林公園駐車場

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●越後三山森林公園の駐車場を利用
・駐車スペースは50台程度
・トイレあり

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：1〜2（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：4（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：3〜4（難5・4・3・2・1易）鎖場、アイゼン等の頻度や時間等
★登山道の眺望：2〜5（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：5人（山頂周辺除く）】


◆登山道の状況
・駐車場から十二平登山口までの約3.1km区間は、水無川右岸の工事用道路跡を歩く。明瞭な踏み跡があるが草が繁茂しているため、朝露があると濡れる恐れあり。雨具まで必要なかもしれないが、この時期はゲイターを装着して歩いたほうが良いだろう。
・標高487mの十二平登山口から標高1811mのグシガハナまでの標高差1324mが本日の核心部。水平距離が2.8kmほどなので、平均勾配50％（約27度）の樹林帯の急登がひたすら続くイメージで、特段危険性が高い箇所はないものの、登山道は荒れ気味で歩き難い箇所が多い。滑りやすい岩や土質があるため、特に下りはスリップに細心の注意が必要であり、初心者向きではない。
・グシガハナは、越後三山の中央部に位置し、360度の大展望が見渡せるピーク。特に二百名山の八海山と中ノ岳が近接するため、大迫力の絶景が見渡せ、個人的には駒ヶ岳山頂より好きなピークである。
・グシガハナから山頂までの1.6kmは、周囲の名峰を眺めながら緩やかに続く稜線に沿って歩く。登山道はやや荒れ気味で歩き難い箇所もあるが、特段の支障はない。山頂手前で駒ノ小屋から登ってくる一般ルートと合流すると急に他登山者が多くなってしまうが、今回のルートは一般ルートに比べ登山者が少なく、景色を独り占めしながら静かな山歩きを堪能できる。

写真

10/11 5:36

標高400mの越後三山森林公園駐車場から出発！

10/11 5:39

まずは右奥のピーク（グシガハナ）の直下まで水無川に沿って進んでいこう。

10/11 5:57

水無川の右岸側を約3.1km歩く。

10/11 5:57

水無川から八海山の八ツ峰を見上げる。

10/11 6:12

十二平登山口に近づくと朝露の草が多くなり、ストックで露払いしながら進んでいく。

10/11 6:15

駐車場から40分弱歩き、ようやく十二平登山口に到着。

10/11 6:39

標高487mの十二平登山口から標高1811mのグシガハナまで標高差は1300m強。
では、地獄の急登尾根スタート！

10/11 6:45

雪見の松まで登ると八海山に朝日があたり始めた。

10/11 7:12

標高1080m。
目指すグシガハナのピークは見えるがなかなか近づかない。

10/11 7:33

標高1280mまで登るとブナの葉がやや色づき始めた。

10/11 7:36

P1308を通過すると、中ノ岳の稜線が現れ今日初のご来光を望む。

10/11 7:40

眼下には朝霧に覆われた魚沼市街が広がる。

10/11 7:43

グシガハナはすぐそこなのに〜
でも、標高差はあと400m。

10/11 7:54

標高1470m地点を通過し、南側の巻機山を眺めながら小休止。

10/11 7:58

標高1500m以上から紅葉が見ごろになってきた。

10/11 8:12

滑りやすい岩稜を注意しながら登っていこう。

10/11 8:13

唯一あった標識？

10/11 8:24

標高1730m。
グシガハナまで最後の急登をの登る。

10/11 8:31

十二平登山口から2時間15分登り続け、待望のグシガハナに到着。
360度の見渡せるピークから八海山を眺める。

10/11 8:33

グシガハナから間近に見える八海山をアップ。

10/11 8:31

グシガハナから中ノ岳を望む。

10/11 8:32

グシガハナから弥彦山方面を望む。
薄っすらと日本海まで見渡せた。

10/11 8:34

巻機山は雲がかかりだした。

10/11 8:39

では、天国の紅葉稜線を歩き山頂に向かってみよう！

10/11 8:46

少し歩き、美しい紅葉とグシガハナを振り返る。

10/11 8:59

グシガハナから山頂までの標高差は200mほど。
雲竜ノ峰を緩やかに登っていく。

10/11 9:01

標高1800m付近が紅葉の見頃のようだ。

10/11 9:05

右手には駒から中ノ岳までの稜線が続く。

10/11 9:05

グシガハナから歩いてきた雲竜ノ峰を振り返る。
左奥が巻機山、右が八海山。

10/11 9:09

中ノ岳、グシガハナ分岐を左折。

10/11 9:10

右奥に山頂ピークが見えてきた。

10/11 9:13

いや〜、美しいね〜♫
何度も足を止め絶景を眺めてしまう。

10/11 9:17

駒ノ小屋経由で登る一般ルートが見えてきた。

10/11 9:31

一般ルートと合流し、あとは正面に見える山頂へ。
う〜、山頂は人が多い↓

10/11 9:26

山頂に到着。

10/11 9:23

山頂から八海山を望む。

10/11 9:23

八海山の入道岳（左）と鋸状の八ツ峰（右）のアップ

10/11 9:25

山頂から北側の眺望。
眼下には上権現と下権現、そして背後には弥彦山や日本海が広がる。

10/11 9:26

山頂から北側の眺望。
二百名山の守門岳。

10/11 9:26

山頂から北西側の眺望。
手前に見える毛猛山の背後には先日登った浅草岳が見える。

10/11 9:27

山頂の東側には荒沢岳。

10/11 9:25

山頂の南側には、歩いてきた稜線と右下にはグシガハナが見える。
では、戻ろう！

10/11 9:27

山頂は一般ルートで登ってくる人が多いので、早々に退散しグシガハナまで下山する。

10/11 9:30

左手眼下には混雑している駒ノ小屋。

10/11 9:36

奥深い福島県境との山々や奥只見湖を眺めながら下っていく。

10/11 9:37

枝折峠から続く稜線を見渡す。

10/11 9:37

紅葉は稜線の西斜面が特に色鮮やかで奇麗だった。

10/11 9:48

グシガハナまで続く美麗な雲竜ノ峰を歩く。

10/11 9:51

下ってきた稜線を振り返ると鮮やかな紅葉に何度も足が止まる。

10/11 10:00

雲竜ノ峰は若干のアップダウンはあるが体力的にきつくはない。

10/11 10:20

グシガハナに戻り、山頂から下ってきた雲竜ノ峰を振り返る。

10/11 10:20

昼時間になると中ノ岳は雲が多くなってきた。

10/11 10:22

では、本格的に下山していこう。
左の八海山を眺め右下の水無川まで一気に下る。

10/11 10:19

水無川の駐車場も見えるね〜

10/11 10:22

ひたすら急登の尾根を下る。

10/11 10:23

阿寺山北側の神生池周辺も紅葉が進んでいるようだ。

10/11 10:34

グシガハナ西斜面の紅葉。

10/11 10:46

乾いていても下りは滑りやすく、注意しながら下っていく。

10/11 11:36

駒ヶ岳の山頂方面を見上げるとやはり雲に覆われていた。
いや〜、早い時間帯に登ってよかった！

10/11 11:36

水無川上流と背後は八海山から中ノ岳に続く岩稜。

10/11 11:56

十二平登山口に到着。
グシガハナの下山は、上りより40分程度早かったが滑りやすく精神的に疲れた下りだった。

10/11 12:17

再び道路跡を3.1km歩き駐車場へ。

10/11 12:30

振り返ると雲に覆われてしまった山頂部。

10/11 12:33

駐車場に到着。
お疲れさまでした！

撮影機器：

PowerShot G5 X Mark II CANON

感想

Joker

今回登る山は、紅葉が楽しめそうな県内の日本百名山から越後駒ヶ岳に行ってみました。
越後駒ケ岳は、一般的には枝折峠から駒ノ小屋経由で登る人が多いですが、ダラダラ長い稜線が続き登山者も多いので、今回はグシガハナ直登ルートを歩いてみました。

このルートは、グシガハナまで標高差1300mをひたすら登るルートで、大半が樹林帯の急登が続き、更に荒れた登山道は歩き難く、なかなか体力的にハードなルートでした。

しかし、グシガハナまで登りきると、状況は一変。
「お〜、最高！」
その頂は、紅葉に彩られた絶景に包まれていました。
その後も紅葉が見頃な緩やかな稜線を楽しみながら山頂へ。

天候も申し分なく、息をのむ紅葉の美しさに満足度MAXの登山でした。

コメント

taromii

素晴らしい紅葉
Joker72さん
素晴らしい紅葉レコありがとうございました。
以前にこのルートから登った時も紅葉が素晴らしかったことを思い出しました。その時は樹林帯が盛りでしたが、今回の稜線の山肌の紅葉というのは、また凄いものがありますね。あのルートは一度の経験でいいや、と思っていましたが、また歩いてみたくなりました。

Joker

Re: 素晴らしい紅葉
taromiiさん、こんばんは。

今年の紅葉は、１〜２週間ほど遅い感じがしますが、森林限界を越えた稜線は鮮やかに染まってくれて見応えありましたよ

あの急登ですが「一度の経験でいいや」に同感です
でも、忘れたころにまた登りたくなるんですよね〜