千秋楽 〜一條君の初黒岳〜
- GPS
- 04:48
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 466m
- 下り
- 466m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 4:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
9時50分、層雲峡黒岳ロープウエイ着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
8合目まではほぼ夏道 以降、ところどころに雪 山頂直下30mほどは圧雪が滑る!距離は短いけれど軽アイゼン着用が安心(キックステップでもOK) |
その他周辺情報 | 下山後はすぐに入浴できる黒岳の湯がベター |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ストック
カメラ
|
---|
感想
9月13日に一條君と小林大輔君(仮名)と3人で雌阿寒岳(阿寒湖畔コース)に登った際、「次はいつですか?どこですか?」と聞かれ、お互いの都合が合う日がどうやら今日「10月11日」しかない!ことが判明。
「その日は、黒岳ロープウエイのグリーンシーズンチケット使用期限最終日だから、黒岳に行くつもりなんだけど。」
「えっ?それって大変ですか?」
「勾配はややキツいけど、7合目までロープウエイとリフトを乗り継げば片道1.7劼靴ないからね。」
「それ!僕たちも行きます!」
こんなやり取りがあって、今日は早くから私と一條君、そして小林大輔君(仮名)のメンツで黒岳に登る計画が出来上がっておりました。ただ、一條君は「黒岳」のネームバリューに早くもビビッておりましたが。
しかし、当日私の仕事が終わるのが6時半。ちょっと飛ばしたとして、層雲峡に着くのは10時頃。登山開始は10時半頃かな?とすると、黒岳山頂12時、黒岳石室12時20分、御鉢平展望台まで13時半には着くかなぁ?14時下山開始、15時15分黒岳、16時半リフト乗り場・・・ギリギリだね。
10月のロープウエイ5合目駅最終便は17時発、リフトは16時半が最終便のハズ。
御鉢平展望台まで行けばリフトに乗り損ねる危険があるから、通過時刻を見ながら進むことにします。
黒岳ロープウエイ山麓駅に着いたのは、予定よりやや早い9時50分でした。紅葉は山麓駅でピークを迎えていました。
しかし、一條君も小林君(仮名)も「トイレに寄ります!」と言い出し、ロープウエイを2本ほどパスします。まぁ、トイレは最優先課題ですので致し方ありません。万が一、「大」失敗したらエライことになります。
私は乗り遅れた2人を5合目駅で待ちます。と言うか、待っている間にロープウエイ駅の展望台に上ってみました。お天気が良いので、絶景が広がります!
「あぁ、もし今日、2人がバテて登頂が叶わなくても、これでいいかな?」(笑
なんとか2人と合流し、リフトに乗りました。
リフトに乗りながら、次第に黒岳の雄姿が見えてきます。
小林君(仮名)が「えっ!?あれに登るんですか?チョモランマに見えるんですけど!?」と驚いてみせます。
一條君も弱気を見せます。「チョモランマとまでは言いませんが、K2に見えます!」
「チョモランマもK2も変わりないじゃないですか!」小林君(仮名)が応じます。
「いやいや、一條君!K2の方がチョモランマよりも登るのが難しいらしいぞ!って言うか、黒岳は観光地だからな!普段着にスニーカーの人も登ることがあるし、下手するとサンダルやパンプスの人だって登るんだよ。ここで怖気づいてどうする!?」
漫才を繰り広げながら、7合目登山口。
いきなり怖気づいた2人が大休止します。(笑
いやいや、ここ!休むところじゃないから!
なんだかんだで登山開始は予定よりも1時間近く遅れます。
予想通り、一條君も小林君(仮名)も早々にバテます。
と言うか、2人とも寒さを警戒してモコモコに厚着してきたのが裏目に出ます。
私は「気温6℃、風静穏」の予報を見てソフトシェル1枚。念のためにリュックに「ウインドブレーカー、レインウェア、薄手のダウンジャケット、超極寒ウェア上下」を詰めてきましたが、一條君はダウンウェア以外のアウターを持って来ず、小林君(仮名)も防寒コート以外のアウターは持って来ていないようでした。
汗だくの2人。
小林君(仮名)はたまらず途中でアウターを脱ぎます。
この辺りで、ヤマレコユーザーさんと思しき方に挨拶されます。
「昨日、白雲に泊まったんですがすごく綺麗でしたよ!」
実は私も翌日が休みなので、引率がなければテン泊も視野に入れていました。
登山道はところどころに雪が残り、それが溶けてドロドロになっている部分もありましたが、8合目までは雪の影響はほとんどありません。
しかし、8合目を過ぎると次第に「雪で滑る」ところが増えてきます。雪の量も多くなっていきます。山頂直下の30mほどだけは、登山者に踏み固められた雪がつるつると滑り、ちょっと危険な状態でした。
スニーカーで登っていた外国人の女性が登れなくて困っていました。
「一條君!男の見せ所だぞ!」
「男性連れじゃないですか。」
「そうだな。彼氏の仕事だ。」
それでも登山靴で蹴り込んで段差をつければ何とか登れないことはありません。
私は一応、念のために3人分のアイゼン(軽アイゼンを含む)を持参していましたが、使用せずに登頂を果たします。
一條君が吠えます。
「やったー!黒岳初登頂〜〜!!!」
片道1.7劼療仍各擦任呂△蠅泙垢、一條君にとって黒岳は偉大な憧れの存在だったようです。
黒岳から見た表大雪の光景は、まさに冬山のそれでした。あの見事な紅葉からまだ20日も経っていないのに、ココまで変貌するとは!
時計を見ると、既に私が「折り返しリミット」と定めていた時刻が近づいていました。
「御鉢展望台どころか、今日はココで終了だね。」
ちょっと遅い昼食を摂り、下山を開始します。山頂で少し寒くなったのか、アウターを脱いでいた小林君(仮名)が再び着込んでいましたが、一條君共々汗だくになっていました。(動画の最後に2人の様子が映っていますが、2人の頭から白い湯気が立ち上っています)
7合目リフト乗り場に到着したのは16時ちょうど。
最終便が16時半の予定なので、それほど余裕がありませんでした。
ロープウエイを下りて、温泉(黒岳の湯)へ。
やっぱり温泉はいい。まったりします。
しかし、汗だくの2人と違って私はほとんど汗をかいていなかったので、入浴後のヘルスメーターにガッカリします。
「帰りに3人で夕食の予定なのになぁ・・・」
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