富山〜伊予ヶ岳 富楽里から周回
- GPS
- 07:52
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 958m
- 下り
- 953m
コースタイム
天候 | 晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅なのでトイレ、自動販売機、売店等は完備 但し人気の道の駅であり、週末の利用者はかなり多い。 登山等で長時間駐車する場合はできるだけ駅舎から遠い端の方に止めるのが一般人としてのマナー。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
富山周辺はイノシシ駆除のためのハンターが出ていた。 伏姫籠窟から稜線上を直接山頂に向かうバリュエーションルートはイノシシに間違われないように要注意。 富山から伊予ヶ岳の間は時折標識はあるが、交差点や分岐など標識がないところも多く標識をたどってゆけば大丈夫というものではない。 地図を見ながら道を選ぶのが無難。 伊予ヶ岳山頂直下の岩場は、慎重に進めば問題ないが、岩場区間が長いためすれ違い時の落石等には注意。 この時期の伊予ヶ岳は週末には必ず登山ツアーの団体が複数パーティー登ってくるようだ。30人40人という山のキャパに比べてやや非常識な人数で登ってくるので山頂直下ですれ違う際に遭遇したら15分20分待たされる羽目になる。 彼らはだいたい登山口9時から10時スタートというパターンが多いようなので、その時間をはずすように登るのが賢明。 帰路は嶺岡中央林道をたどったが、このコースを歩いた記録は見当たらない。 全線舗装林道だが、車の通行はほとんどなく1台とすれ違ったのみ。 林道わきには観光地でない水仙畑がいくつかある。 帰路に県道を使うよりもはるかに静かで興味深いルートだった。 |
写真
感想
1月最後の土日は二日とも予定が空いており連チャン登山することに。
奥多摩や山梨方面はまだ雪が多く私の車ではアプローチできないところが大半。
ということで雪の心配のない房総の山に登ることにした。
候補はいろいろあるが、土日ともに晴れの予報だったので、『東京湾を挟んで富士山を見る』をテーマにして土曜日は富山から伊予ヶ岳、日曜日は鋸山というプランを立て、土曜日のは木更津のホテルを予約した。
土曜日の午前3時に起床、4時に自宅を出立という最近恒例のパターン。首都高からアクアラインを通り5時過ぎに『道の駅 富楽里』に到着。
ヤマレコを拝見しても富山と伊予ヶ岳をそれぞれの登山口からピストンで登って次に移動という方が大半だが、標高が低いこともあるし、スイセンの季節でもあるのでここは富楽里を起点にして富山から伊予ヶ岳を周回して富楽里に戻ることにした。
空が少し白み始めた午前6時過ぎに、道の駅をスタート。
温暖な南房総とはいえ、風が強く寒い。
集落を抜け30分ほどで登山口となる福満寺。登山者用にトイレが開放されてるほか、休憩用のベンチや杖も用意されている。
樹林の中を登ってゆくと右手に水仙畑が現れるが、風が強く花が揺れてうまく写真が撮れない。
左手からイノシシ狩りと思われるハンターの銃声が何度も響く。
234メートル独標を過ぎると山頂への急登。擬木の階段が整備されているが階段の幅が高すぎるため結構きつい。これじゃあ小さな子供は登れんだろう??
南峰は正面に朽ちそうな観音堂が立っており、左手のピークのアンテナの手前に山名標識があるが展望はない。
軽く下り吉井から上がってくる車道との合流点に『里見八犬士終焉の地』の標柱。ここまで車でも上がれるようで、トイレもある。
三角点のある北峰は山頂が広場になっており、展望台が作られている。
展望台の上からは東京湾を挟んで素晴らしい展望が開けるが、この日は冬型が強く富士山も辛うじて見えるのみ。
風が強くて寒いのでそそくさと展望台を下りて八犬士終焉の地へ戻る。
ここから舗装された道を吉井へ下り、伊予ヶ岳を目指す。
このあたりはのどかな農村風景が広がり、正面に伊予ヶ岳、後ろに富山を見ながら進む。
途中でミカン農家の方にミカンをいただいた。気候が温暖だから人情も厚い。
富山から伊予ヶ岳の間は標識はあるものの、完全に整備されているわけではない。交差点や分岐では何もないことも多く、標識に従って歩けば大丈夫というものではない。
常に正面に伊予ヶ岳を見ながらの歩きだが、必ず地図で道を確認して進まないと余計な遠回りをさせられる羽目になる。
富山から約1時間で伊予ヶ岳の六地蔵登山口へ。
伊予ヶ岳は千葉県では唯一『岳』と名がつく山で、房総のマッターホルンとか房総の妙義山とか言われるが、登山口から見上げた山頂の岩峰はとても標高300ちょっとの山とは思えない。
伊予ヶ岳も中盤から擬木の階段をなり歩幅が合わず歩きにくい。
山頂下の嶺岡林道との分岐点は展望台になっており、休憩舎が建てられている。
ここまで歩いてきた富山からの風景が一望できる。
ここから頂上まではトラロープと鎖が続く岩場。
別にロープや鎖に頼らなくても問題ないが、岩場の距離が長く、登山者が多いのですれ違いの際には落石などにはくれぐれも気をつけたい。
富山同様、伊予ヶ岳も双耳峰で下から見上げた岩峰の上にあたる南峰に山頂の標識が立っている。岩場の先端には手すりがあるが、眼下はスパッと切れ落ちている。
北峰には三角点が置かれ、東京湾の眺めもいいが、こちらの山頂は狭い。
富山で見えた富士山も雲の中に隠れてしまった。
風が強いし、続々と登山者が上がってくるので長居は無用と退散。
さて岩場を下る段になって、下から30人の団体さん。
この山は土日はツアーが多いとは聞いていたが最悪の状況でバッティング。
結局ここで10分以上待たされた。
休憩舎まで戻ったとこで、お昼。
毎度おなじみコンビニのおでんパックとうどん。
約1時間休息し続々と登ってくる登山者の皆さんと入れ代わり立ち代わりお話。
お腹もいっぱいになったところで下山にかかる。
当初は同じ六地蔵口まで下り、県道鴨川富山線を歩いて道の駅に戻るつもりだったが、地元の方に嶺岡林道の方へ下る道があると聞き、急きょ変更。
同じ車道歩きでも県道よりも稜線を歩く方が気持ちいいからね。
休憩舎から一下りで大きな広場に出る。ベンチが置かれ風もなくぽかぽかと気持ちいい。ここで飯にすればよかった。
かつて伊予ヶ岳東斜面では山頂直下までの大崩落があり、この広場はその復旧事業の結果できたものらしい。
広場からすぐに伊予ヶ岳林道へ。さらに林道を進むと嶺岡林道へ。
この林道は鋸南町と南房総市の境界線上の稜線につけられた道で、全線舗装されているが車が通る風はあまり見られない。
事実この日は1台とすれ違ったのみだった。
樹間から伊予ヶ岳を見ながら延々と進むが、左手に213.8メートルの三角点峰を分けた先に、林道左手に満開の水仙畑を発見。
もちろん観光地ではなさそうで、園芸用に作られているのかもしれないが、少しお邪魔して撮影タイム。
これで登山の岐路に水仙を愛でるという目的も達せられた。
このほかにも津辺野山の登山口を過ぎ林道から二部に下る下降点にも、大きな水仙の群落があった。
二部からは県道を歩いてようやく道の駅へ。
登った山の標高は低かったけど、コースが長くGPSでは歩行距離約20キロ。
登山靴での車道歩きは疲れるねえ…
道の駅はスイセンの季節ということもあり大盛況。
ミルクたっぷりのソフトクリームを食べて、明日の鋸山の登山口を確認した後、予約した木更津のホテルへと向かった。
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