日本百低山を行く!明神ヶ岳〜明星ヶ岳
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- GPS
- 07:19
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 862m
コースタイム
8:01道了尊BS-見晴小屋9:20(1:19)/[予定]9:26/[差]+0:06
9:22見晴小屋-神明水9:44(0:22)/[予定]10:05/[差]+0:21
9:44神明水-明神ヶ岳11:16(1:32)/[予定]11:50/[差]+0:34
11:49明神ヶ岳-鞍部12:43(0:54)/[予定]12:50/[差]+0:07
12:43鞍部-奥和留沢分岐13:15(0:32)/[予定]13:32/[差]+0:17
13:15奥和留沢分岐-明星ヶ岳13:39(0:24)/[予定]13:44/[差]+0:05
13:39明星ヶ岳-勘太郎の湯15:21(1:42)/予定なし
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【道了尊BS-見晴小屋】 道了尊BSから、参道の階段を上がって赤いデカイ下駄が見えたら左手の明神橋を渡ると登山道。 12体の石仏を右手に見て林の中を登って行く。 林道を二度横切ると間もなく見晴小屋に到着する。 階段が崩壊していたりする箇所もあるが、特に危険はない。 【見晴小屋〜神明水】 小屋からしばらく登るとリフト施設の跡がある。 その先で視界が開け、気持ちの良い草原の道になる。 雪はあるが凍結していないのでアイゼンを使わなくても歩ける。 神明水は凍結していたのか、枯れていた。 【神明水〜明神ヶ岳】 神明水から急な登りがある。 道端にはイバラが生えていて、手をついて登ろうとするとグサグサいくかもしれないので気をつけたほうが良い。 登り切ると再び展望のよい草原の道になる。 雪がだいぶ深くなってくるものの、やはり凍結はしていないのでアイゼンは必ずしも必要ないかもしれない。 明神ヶ岳に近づくと日陰の斜面に入る。明神水のポイントがあるが、この辺りが最も雪深い。 10日前に登ったというおっさんから聞いた話では、明神ヶ岳への最後の急登は60センチほどの積雪だったそうだ。 【明神ヶ岳〜明星ヶ岳】 泥道と雪道が繰り返される。 やっかいなのはハコネダケで、雪の重みで登山道に覆いかぶさるように倒れたハコネダケの先端が雪に埋もれ、そのまま凍りつくとちょうど足が引っかかるようなトラップになる(草原で草を結んだ状態と同じ)。 手で掻き分けると、跳ねて後続の人を鞭打つわ、ハコネダケに気を取られていると凍結した雪や泥に滑るわ、トラップだらけの道である。 今回は泥で滑って一回転倒。 【明星ヶ岳〜宮城野】 やっぱりハコネダケ。尾根道のハコネダケと同等かそれ以上に凶悪な感じに道を塞いでいた。 大文字焼きを過ぎてしばらく下ると雪も少なくなり、やがてハコネダケの脅威も去る。 |
写真
感想
土曜日に寝坊して行けなかった箱根へ行ってきた。
百低山の一つ、明神ヶ岳の登頂が目的である。
そしてオプションとして道了尊にある有難い狛犬を鑑賞するというセカンドミッションがある。
この狛犬は子獅子がお乳を飲んでいるというタイプで、ホンと言うとすげー珍しいというわけでもないのだが、このタイプの狛犬はまだ拝見したことがないので楽しみだった。
三面大黒堂の前にいるということは事前に調べて知っていたので、それらしき建物を探す。
「むむ?あれか?」
ちっさい塔みたいな建物の前に狛犬の姿が見えたので、階段を駆け上がってみると、
「ちっ、コイツか……」
巷に大量に出回っているスタンダードな狛犬だった。
確か寺の奥のほうに位置していたはずなので、ずんずん奥へと進んでいく。
天狗の像の間を抜け、本道への道を無視して直進すると、居た。
やっぱり現代型のスタイリッシュな狛犬とは風格が違う。ちょっとずんぐりしていてどこかユーモラスな狛犬ちゃんだ。
狛犬の前には、
「数百年前から鎮座している、とても有難い狛犬ですよ。お腹に子犬を入れているのは全国的にも珍しいですね」
云々と説明文がある。
数百年前と言うと随分幅があるので、近くにいた寺のおばちゃんに、
「この狛犬はいつごろ建立されたものでしょう?」
と尋ねてみると、
「大黒堂と一緒です。昭和五十二年です」
……って、どこが数百年前なんだー!
いや、どう見ても昭和五十年代の狛犬とは思えない。
つーか、大黒堂のほうはピカピカなので確かに昭和かもしれないが、狛犬のほうはデザインにしても風化具合にしても、昭和ってことはあり得ないだろ。
おばちゃん、適当なこと言い過ぎ!
正確な建立年はわからないが、様式から考えるに、江戸中期から後期のものと思われる。200〜300年前なら、まぁ数百年という表現もギリギリ許容範囲か。
ヤマレコがコマレコになってしまうので山の話題に戻る。
明神ヶ岳は箱根外輪山の北東に位置し、今回は北東からのアプローチになる。
登り始めは林の中の道で、木の階段が崩壊していたり、白灰色の土がむき出しになっていたり、秩父の山のような雰囲気だ。
傾斜は緩く、他の登山者ともほぼ会わなかったので静かな山歩きを楽しめた。
林道を二度横切ると避難小屋があり、その先からは東南方向の展望が一気に開ける。
丹沢の山々と相模湾が一望でき、非常に気持ちの良い道だ。
リフトの跡なのか、尾根の上は広い草地になっていて、頭上は真っ青な空だ。雪があるがサラサラのパウダースノーで凍結もしていない。
登るほどに展望は開けて、相模湾が穏やかに煌いているのが見える。
良い景色だ。
もここは神明水を汲むのを楽しみにしていたみたいだが、残念ながら今は枯れていた。
神明水の先はやや急な登りで、イバラがあちこちに生えている。
爽快な景色を見せるだけじゃない、ちょっとしたトラップが用意されているのもまた良い。
なんて程よい冒険なんだろう。
明神ヶ岳への最後の急登は、両脇に深い雪が積もっていた。
しっかりとラッセルされているので登るのに苦労はないが、もここは燃料切れを起こしてややバテ気味の様子。休み休み登ってくる。
もここを待ちながらゆっくり登っていると、後ろから来た老紳士に追いつかれた。
「この道は先日訪れた時には六十センチも雪がありましてな。ラッセルに四苦八苦いたしました」
と老紳士。
道を譲り、もここを待つ。
完全にエネルギー不足でこれ以上登れそうもないので、少し休ませて携帯食を食わせた。
「ゆっくりでいいからなぁ〜」
と励まして、こっちはガーっと登って行く。
何か視線を感じたので顔を上げてみると、急登の上から先ほどの老紳士がこちらの様子を見ていた。
老紳士はこちらと目が合うと、すすっと立ち去っていった。
もしかして我々がなかなか登ってこないので心配してくれたのだろうか。
登りきったところで振り返ると、相模湾が大きく広がっているのが見えた。
大島の影も見える。
山頂はもうすぐそこだった。
「もうちょいだぞ〜」
と、まだ急登の途中にいるもここに声をかけると、
「うそだー」
何故か疑う……。
「いや、ここまで来ればもうゴールだぞ〜」
と言うのだが、
「うそだ〜、まだ30分くらいかかるんだ〜」
何故か信じない。
何か変な脳内麻薬が分泌されてるのか?
山頂からは迫力の富士山が見えた。
箱根山もばっちりだ。
ぽっこり膨らんだ金時山も可愛らしい。
どこかの山岳会なのか、2グループほどの団体さんがいて、お昼ご飯の準備が賑やかだ。
我ながら思うが、天気に恵まれている。
十月から毎週山に登っているが、悪天候に遭遇したことがほとんどない。
青梅丘陵を歩いているときに突然の雹に見舞われたことが一度あるだけで、あとは一度たりとも雨にも雪にも当たっていない。
いや、昔は雨の山行もよく経験したから、天気に恵まれているのは、もここのほうなのかもしれない。
いわゆる晴れ女ってやつか。
晴れ女はおむすびをモソモソ食いながら、
「今のところ明神ヶ岳がNo1かな〜」
登った山の中で、ここが一番気に入ったらしい。
登り始めの山道らしい山道も、その後の展望開ける尾根道も、サラサラの雪も、快晴の空や富士山、箱根の山々の景色も、確かに素晴らしい。
明神ヶ岳を後にして、明星ヶ岳へ向かう。
外輪山の東側の稜線をたどる尾根道だ。
ハコネダケが雪をかぶって倒れ、なんとも歩きにくいトラップ地帯になっていた。
「こんな道があるというのに、まだNo1と言い張る?」
と尋ねてみたが、
「面白い〜」
のだそうだ。
まぁ、そう答えるだろうことはわかっていたけど。
そう答えるかみさんじゃなきゃ、一緒に山は登れないよなぁ〜。
明星ヶ岳の手前で、さっき出会った老紳士とまた出会った。
こなれた感じで歩いているので、きっと箱根マスターに違いない。
「いつも登ってらっしゃるんですか?この辺りは庭みたいなものとか……」
「いやいや、前回は10日程前でしたかな」
と仰っていた。
10日前というと、あの大雪の日の直後なのでは……?
そんなタイミングで登りに来るなんて、もここと同じように老紳士もこの山が気に入っているのだろう。
これから外輪山の外側、和留沢方面へ下るのだと言う。宮城野のほうへ下ってしまうと外輪山の内側なので帰りにくくなりますのでな、と笑う。
「では、お気をつけて〜」
挨拶を交わして別れた。
良い山行だった。
そのうち箱根の外輪山一周とかしてみたいものだ。
去年の秋から始めた日本百低山巡り12山目に明神ヶ岳に行ってきました。
当日はスタートの大雄山最乗寺で毎年1月27日に行われる大祭にあたり参拝の人々で賑わっていました。
時間も早いしこの時間にくる参拝の方は近くの駐車場まで車でくるのか始発バスには私たちともう1人の登山客だけでした。
静かな参道にある大きな杉の木を眺めながら歩きお寺見学。
旦那は大好きな狛犬を愛でに、私は階段登って準備運動しながら建物や石像鑑賞。
お寺さん観光を楽しんだ後、もっと楽しみにしていたハイキングコースへ。
バスで一緒だった方は先に進まれていたし、それからちょっとしてお1人先へのほぼ貸しきりの道で気持ち良過ぎる。
廃棄されたリフト跡はちょっと廃墟チックで廃墟好きの私はワクワク。
薄暗い林の道を抜けると陽の当たる暖かい尾根が。
気持ちよすぎる…
そして暑い…。
うっかり手をついた先にはイバラがあったりで気持ちが良いけど油断できない。
楽しみにしていた神明水は出てなかった(つω;´=)
次の渇れることもあるという明神水は水滴で無理…残念。
それから早く食べ過ぎた朝ごはんパワーが無くなり力が出なくなって、クラクラしだした。
15日の雪をラッセルしたという山紳士が現れ声をかけてくれてちょっと回復。
持病で食事療法をしているのでむやみに食えないというのが何気にネック。
バナナは1本しか持ってこなかったので山頂で富士山見ながら食べようとキープ。
明神ヶ岳と明星ヶ岳の分岐で出合ったお2人に声をかけられまた回復。
ヘロヘロでたどりついた明神ヶ岳山頂では凄い綺麗な富士山が待っていて感動して泣きそうになったぜ、へへ(*´∀`)ノ
どこかの山岳会の山ごはんを匂い泥棒し富士山見ながら食ったおにぎりもうまかったさ。
『噴火せずに待ってろ富士山!夏にてっぺん踏んでおにぎり食ってやるからな…もぐもぐもぐ』
それから明星ヶ岳へ続く楽しい道へ。
チョコレートフォンデュ道と雪道の繰り返し。
そして雪の重みで倒れた笹のトラップ。
面!胴!小手!脚払い…すきあらば攻撃してくるし…
これって何ゲー?
楽しくて笑っちゃった(*´∀`)♪
明星ヶ岳に着いたときにはボロボロっす。
明星ヶ岳で休憩されていたパーティーの方と挨拶。
その方達は明星ヶ岳登山口から来たらしく笹で散々だったと言う。
明星ヶ岳から私たちと同じ宮城野へ行くらしいのだけれど
「そちらの道では富士山見えました?」
な話しになり見えたと言うと見える所まで行ってみようと進まれたけれど
そっちも…
あの方達は大丈夫かなーと思いつつ宮城野へ下り始めるとまた笹との戦いが
…To Be Continued
途中で左膝が痛くなってもうここでパンダとなって暮らそうかと思い始めてしまいました。
下山した後、温泉入って汗を流し、小田原で呑んだんだけど入った店の客がみんな山服で笑えた。
後ろの席のおっさん達の話しが笑えた。
酔ったおっさんの山話ほど面白い笑い話はないですね♪
登って楽しい下りて楽しいって山ってお得すぎ♪
箱根の外輪山全部歩いてみたいなぁ〜ん(*´∀`)ノ
mizcreidさん、Mococoさん、こんばんは〜
う〜ん。どちらの感想かよく判らない。。。
土曜日寝坊して結果オーライのような
小田原からロマンスカーで宴会しながら帰ったら良かったのに〜
Mococoさん、こんばんは(^-^)
mizcreidさん、はじめまして。
隊長レコにメッセージをいただいたので、Mococoさんたちのレコにもお邪魔させていただきました。
楽しそうな雰囲気が伝わって来て癒されました〜
パグ君の顔での怪しげなポーズ、嫌いじゃないかも
私は先週末は丹沢でまったりスノーシューして来ました
また楽しいレコお待ちしていま〜す
今、旦那が自分の感想書いてる途中みたい。
帰りに飲んだお酒が不味かったらしくそれから元気ないんですよ。
あたしが選んだのは美味しかったんだけど…
ロマンスカー乗ったんだけれどすっごく静で宴会する雰囲気じゃなかったのです。
パンダになれた時は笹以外の美味しいもの大量に歩荷よろしくお願いしますね〜(*・ω・)ノ
美男美女なら堂々と顔しちゃうところですが、2人して残念なものでうちのパグさん達のお顔借りています。
お天気が良くて丹沢も気持ちよかったでしょうね。
近くに素敵なお山があって羨ましいです。
今から日記読みに行ってきまするぅ〜〜
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