丹沢山・天王寺尾根〜主脈〜表尾根〜長尾尾根で道迷い
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- GPS
- 10:28
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,550m
- 下り
- 1,547m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はほぼ全面積雪あり。 長尾尾根は通る人が少なく新しいトレースなし。 比較的新しい一人のトレースとテープマーク、リボンマークを辿ったところ、 途中から枝尾根に迷い込み、かなり急な尾根を下る事に。 ルートを外した事に気が付きましたがおおよその現在地が分っていたこと、 尾根を登って戻ると山の中で日没になりそうだったので、 そのまま尾根を辿って林道に出て大回りして駐車場に戻りました。 *詳細な記事や写真はブログにて順次公開↓↓↓ http://shonan406.blog134.fc2.com/blog-entry-508.html |
写真
感想
長尾尾根は通る人が少ないためトレースが不明瞭な場所も多く、特に尾根の東側は積雪量が多く脛くらいのプチラッセル。西側は風で雪が飛ばされるのか全くない所もあって歩きやすい。ほんの2〜3m離れるだけで積雪量は大きく違いました。そんな訳で本来の登山道ではない西側の雪が少ない所を歩いたのですが、これも道間違いの一因となりました。
間違えた地点は尾根の幅が広がり西に支尾根が分岐している場所で、東寄りに尾根を辿るのが正しいルートでしたが、西側を歩いてきたために自然とこの支尾根に入り込んでしまったのです。(無雪期に普通に登山道を辿れば間違えようがない所です)
尾根が広がり一瞬どっちに行くか逡巡しましたが、一人の足跡がこの尾根に続いていたこと、加えてこの尾根にはテープマークが明確にあったことから、何の疑問も持たずこの尾根に入ってしまいました。
ここで地図を見て現在地を把握していたら間違えることはなかったでしょう。しかし以前長尾尾根で下山した際の記憶から、尾根の末端で二俣に分れるポイントまでは間違えるような場所はないと思い込んでいたため、胸のポケットに地図が入っていたにも関わらず見なかったのです。
間違いに気付いたのは尾根を標高で250mほど下ってから。急な尾根をドンドン下って傾斜が緩んだ所で、その先はちょっと下りれそうにないくらいの急斜面になっていて、ここで初めて「これはオカシイ、こんな所はなかったはず・・・」と。一人の足跡もここから消えていました。おそらく間違えた事に気付き引き返したのでしょう。ここで引き返す選択肢も考えたのですが、この時点で時刻は15:30頃。上り返したら間違えたポイントで16:30近くになってしまい、その先下る途中で暗くなってしまう可能性も。地図で現在地を確認すると大体の場所は判明。このまま尾根を標高で150m下れば本谷林道に出れる。テープマークはこの先にも確認できるし、このまま下ろう。
2〜3cm雪が乗った50度くらいの急斜面を木の幹伝いに下りて行くと、斜度が緩み左手の沢(五町歩沢)と本谷川の出合に出ました。砂防ダムとその先には林道も見えました。「良かった〜これで助かった〜」砂防ダムの所は水量が多く徒渉は危険と判断し、沢を飛び石伝いに対岸に渡り、砂防ダムのやや上流で本谷川を2mほど徒渉しました。足首くらいの深さでしたがスパッツをしていたので、水の浸入はありませんでした。砂防ダムの石段を上って林道に出た時はホッとしました。時刻は16:00過ぎ。駐車場に着く頃には暗くなる可能性はあっても、とりあえず後は林道を辿れば時間がかかっても帰れる。
遭難してもおかしくなかったこの日の山行の反省をしつつ、朝通ったほんたに吊橋を右手に見て、塩水橋から札掛までひたすら歩きました。こうして遭難って起こるんだなぁ・・・と実感した山行でした。(TONO)
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