ヤマレコユーザーの秘かな愉しみ「新宿から、自宅から繋がった…」赤ぼっこ
- GPS
- 03:31
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 358m
- 下り
- 406m
コースタイム
10:53 ハイキング・コース(長淵山ハイキング・コース)入り口
11:26 愛宕山分岐
11:33 要害山
11:57 天狗岩
休憩
12:05 出発
12:11 元の道に戻る
12:17 赤ぼっこ
12:30 馬引沢峠
12:42 二ツ塚峠
13:04 公園
休憩
13:11 出発
13:22 天祖神社
14:02 青梅消防署前バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り;14:44 都営バス青梅消防署前バス停小平駅前行き→ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・長淵山ハイキング・コースということで道標もあり、道も整備されています。 ・宮の平駅からの方が取り付きは近いですが今回は、目的のため日向和田駅から行きました。 ・赤ぼっこ目前が少しぬかるんでいますが、まったく問題ありません。 ・二ツ塚峠(地図は旧二ツ塚峠と記載)の先が石がゴロゴロしている道がありますが、長くは続きません。 ・トイレは駅。日向和田駅トイレ、大きくて清潔です。 ・日向和田駅から青梅街道を上る途中、酒屋さんありました。 ・天祖神社を下りると『町』です。 ・高級タオルで有名な『ホッツトマン』青梅本社前のパン工房『シュトラーゼ』でバケットとチーズカレーパンを購入。 調理パンがたくさん並んでいました。 小さいですがイートイン・スペースもありました。 お腹がすいてのでいたのでバスの中ですぐ食べてしまいました。 柔らかくて美味しかったです。 ・青梅消防署バス停近くにコンビニあります。 バス停すぐ後ろがケーキの『シャトレーゼ』があります。 ワインも販売していたようです、残念! ※『山と高原地図』記載の東青梅駅南方向、多摩川を越して記載されている 『梅花紡績工場』がタオルのホットマンです。(2/1追記) |
写真
感想
水曜日、晴れ。
昨日はもっと晴天だった。
別の計画があったのですが、いろいろな理由で水曜日しか行けなくなり選んだ所は
青梅 赤ぼっこ。
ウフフ…。
くっきりとした空でないにもかかわらず、車窓からは富士山がよく見えます。
ガラガラの電車を乗り継ぎ、日向和田駅で降りたのはわたし達のみ。
日向和田駅前にはコンビニ・食料品店がナイ!
と 思っていましたが、宮の平方面へ戻るかたちで少し(5〜6分)行くと老舗酒屋さん発見!
「ここでワイン買って、日向でのんびりしたいなぁー」
などと呟く同行者のお尻を叩いて車道を進む。
トレラン女性2名とすれ違い、道なりに進み間違えようもなくハイキングコース入り口に着きます。
軽自動車なら通行出来そうな道は民家があります。
ひとの気配はしないのですが、
ワン!ワワワンワン!!
また 吠えられる。
見上げると犬舎があり、3頭くらいの柴犬の喧騒。
過ぎると、あとは時折街中から車の音だけが届く静かな山みちです。
展望のない樹林の繁った緩い道を進むと平たい要害山に着きます。
道標通りに進みます。
歩きやすい道が続き、『天狗岩』へ寄り道をする分岐に出て、どこまで下がっていくのかわからない木段をくだります。
岩をよじ上ると、『山と高原地図』の記載を借りれば
多摩川と青梅市街の眺望が素晴らしい
その通りの風景。
岩場の先がテラスのように平たく突き出ていて、わかりやすい大岳山から順に確認していける。
多摩川に架かる橋のアーチの赤いのがものすごく小さく見える。
「天狗岩って名称であちこちあるね」
んー、そうだねぇ。
天狗が高い所が好きだからかなぁ?
木段を上がり、少し行くとまた寄り道で(ここは木段はない)赤ぼっこ。
なんなんでしょ、本日は眺望良好な場所ばっか!
赤ぼっこの方は東南方面も開けていて、ベンチもあります。
でも、難なく到着してしまうから、その分有り難味が薄れるかもしれない。
何か食べるにしても風が強くていられないので、見るだけ見て暗い樹林帯に戻る。
途中、送電線の塔の下で大きなポットから飲み物を注ぎながら休憩をしている男性にお会いする。
何かフェンスが出て来て、隙間から見ると立派な道路と建物が見えます。
二ツ塚処分場の敷地です。
ハイキング・コースの指標は親切丁寧に何箇所も現れます。
分岐がある所でわたし達はとにかく『天祖神社』方面ひと筋なのですが、ただ、やはり何回もお目見えする『釜の淵公園』?
帰宅して調べたら、かんぽの宿青梅が隣接する、大きく蛇行する多摩川の岸辺に造られた公園のことでした。
この前後で1名男性とすれ違い、ベンチの設えた道を進み、天祖神社に到着です。
静かな山から下りてやはり静かな神社を抜けると、もうそこは往来のある町。
自転車の小学生達がわたし達をワーッと追い越して行く。
さぁ、わたし達もゴールはもうすぐ。
河辺駅の東急ストアの建物がさっきは遠かったけれど、だんだん近付いて来ます。
新奥多摩街道の60段の階段を上り、青梅線沿いを河辺駅方面へ進み、踏み切りを渡り、目的達成。
自宅から、繋がりました。
雲取山。
ことの発端は今年1月3日のa tomさんのレコ『高月城址 根小屋城址 戸倉城址』に
>高月城趾と根小屋城趾をつなぐと、家のドアから多摩川流域の自分の全トレースが繋がるという意味合いがあります。これで、玄関先から、高尾山、大岳山、雲取山、大菩薩嶺、笠取山、……と全部繋がりました。
という『家のドア』『玄関先』の記述にびっくりして、そういえば同行者が奥武蔵の正丸 ツツジ山へ行った時だったかに
「これで奥武蔵は繋がったでしょ」
とか言ってた事も思い出し、地図を広げたら、あれあれ?
もしかしたら…
『新宿〜青梅かち歩き』で青梅、正確に言えば河辺まで歩いているワタシ。
(実は自宅は青梅街道沿いでかち歩きのコース、大会の時はいったん新宿まで行きスタートして自宅前を歩く、というくすぐったい思いをしました)
同行者は以前、自宅〜青梅まで単独開催をしており、震災の時は新宿から自宅まで歩いて帰って来ている。
…ということは!
河辺〜日向和田を繋げば、いいんでないかい?!
(同行者は青梅でいいのですが、この際一蓮托生)
同行者もまさか自宅から、新宿から雲取山まで繋がるとは考えてもいなかったみたいで、いざ決行!の前夜、発熱したアタマのせいか、
「深山橋から鴨沢までは歩かなくていーの?」
などと言い出す。
いーの、いーの!
石尾根から繋がっているんだから!
それを言ったら川乗橋〜東日原歩かなきゃいけなくなっちゃうでしょ!
…厳密に言うと綻びだらけで、御前山〜鋸山(正確には大ダワ)が抜けていたり(同行者は1日で奥多摩三山縦走完了している…、マネしようとしたけれど敗退)、尻切れトンボ状態の場所もあるのですが、紆余曲折でなんとか到達しています。
奥多摩から奥武蔵へ抜けたこともあったので、三ツドッケ、酉谷山から熊倉山、
川苔山、日向沢ノ峰、鳥首峠、大持・小持から武甲山、
棒ノ折山から武川岳または伊豆ヶ岳どちらのコース採りしても大野峠・白石峠から大霧山、官ノ倉山へも繋がっています。
自宅から富士山繋がった方ですとか、雲取山のその先のまだ先まで繋がった方ですとか、日本海まで繋ぐ!という心意気の方に比べるとまだまだですが、同行者から叱咤叱咤されて半泣きになりながら登ったり下ったりを繰り返して、少し自信も付いて来て、
御岳山、大岳山、鷹ノ巣山、雲取山まで
『繋がった』
嬉しい、です。
河辺駅近くでさきほどの自転車の小学生たちがワーッと今度は引き返して来る。
あの子達はあの子達なりになんかの目的があって(子供にしては結構な距離)タッチして帰るのでしょう。
…そういえば、秩父御岳山が繋がらないで『独立峰』になっちゃってるねー、
機会があれば白久駅〜三峰口駅歩きに行きましょうか、と言ったら地図も見ずに
「三峰口駅から熊倉山へ登山道あるでしょ、そこ行けばいいじゃん」
……。
さ、さすが我が同行者、目をキラッキラさせてスルッと言ってのける。
のけぞるmiketama、じゃ、じゃあ両神山は?!こここそ独立峰だね!
と 言い返したら、、、
「芋掘りドッケン、が、ある」
だってさ!!
…本日23944歩。
芋でも砂金でも掘りますよ!
肩痛・腕痛が消えたら、温泉でもなんでも掘りますワン!!
コメント
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ほー!面白いですね
miketamaさんの全ルートのMAP改めて拝見すると、奥多摩・青梅・奥武蔵方面が網目のようにカバーされているんですね
今回は左右から掘っていったトンネルの開通式みたいなもんですかね
ラストの も頷けます
赤線が一本だけスーっと伸びているよりは、網目状につながっていると何だか力強く感じますねえ
それと、そうそう、河辺などは昔の私のシマでして・・・梅ヶ谷峠や秋川街道など若い頃に車で走り回っていたのですが、稜線を歩いたことはありませんでした。意外と展望いいんですね
いずれにせよ、おめでとうございます
これを機に、肩痛・腕痛克服されて、更なる勢力拡大をご期待申し上げます。
自宅から富士山に何とか繋がったyamahiroでした
こんばんは〜
きれいに線が繋がったmiketamaさんのマップ、
もはや芸術の域に達しています
1人分のマップには見えません。
いずれ全国制覇される日が来るのでしょうか…
新宿青梅のかち歩き大会を完歩とは恐れ入りました。
1日7万歩って、健脚過ぎです
線の数だけ飲んだビールの思い出がありそうですね?!
トンネルの開通式
テープカットの気分 は似ていましたネ
それにしても今回はわたしがyamahiroさんのテリトリーにマーキングしてしまったとは…
地元にはパン代と缶ビール代しか落としてきませんで、シツレイしました
眺望はびっくりする位好いですね!
山なみだけでなく多摩川の流れ、幾つかの橋、青梅の街が見おろせてアプローチ次第でもっと楽に展望を楽しめそうです。
わたしが会った子ども達はyamahiroさんの幼少の頃の姿なのでしょうね、
エ?
クルマ違い?
脛に傷持つ身、でなくて 手負いのネコ状態ですが、勢力地図は、ほつれを補修しつつ美しく仕上げていきたいと思っております。
自宅から富士山、熟読玩味 しましたねー 、
玩味、というか口をあんぐり開けて 読みましたが。
長文レコ読んで下さって ありがとうございました。
miketamaさん、
今度は超低山歩きですか、幅が広いですね〜。
yamahiroさんも書いてましたが、開通式みたいな?
確かに赤線が繋がって大きくなると見ていて楽しいですよね、次はこことここをつないで、みたいな。最近私もそういう楽しみを知りました。まだまだ浅いもので・・・。
それに文章力があるからレコは読んでて楽しいですね。展開が面白いです。最後のビールは開通式のシャンパンみたいなもの(?)ですね
…気がついたら、繋がるんじゃないのかしら?
あらら、繋がったわ!
といったところが本当で。
よおく見ると高水三山も独立峰だったりして
これから、少しづつ繋げてあげていきたいな、と思っています。
かち歩き〜
ラストは足でなく意思で歩いていて、ヘロヘロでした〜
いつの頃からか、仕事帰りや日常で飲む よりも、お山のあとの が、おかで飲むよりも数倍美味しいことを知ってしまいました。
こういうのを『知る悲しみ』というのでしょうか。
『日常』が『惰性』で、『お山』或いは『お山& 』のために『日常』があるヤマレコユーザーさんの末席を汚させていただきつつあるmiketamaのレコに目をお通しいただきありがとうございました!
…たたけばホコリの出そうな赤線繋がりなのですが 、
数馬〜三頭山(鞘口峠)を繋げてあげたい、とか長沢背稜の酉谷山〜芋ノ木ドッケは必ず繋げたい、などなど思うようになりました。
今回も 、シャンパン位美味しかったデス
シャンパンでしたら、ゴックンゴックンいけなかったから缶 で妥当かと。。。(なんせバス停でシュポっ しましたし )
ビールをひと息飲んで、初めてその日行動中に水分を摂らなかった事に気付きました
褒めてくださってありがとうございます!
でもなにも出ませんよ〜、
あ、またどこかでお会いしたらその時はかくしだまの芋焼酎と珍味・ホタルイカの干物をお渡ししましょうネ
miketamaさん・・・今晩は
あれれ???アイゼンやワカンは???
それに・・・????次回のお楽しみかな????
それにしても楽しいすっね、読んでおもわず爆笑
線繋ぎって、意外な面白さがありそうですね
密かなトンネルを作ってみようかな?・・なんて
まァ〜〜計画性の無い自分には無理だと思いますが
このコ−スは今の時期にに歩いてみようと思っていたので・・・どうもでェ〜〜す
芋掘りも楽しいなぁ〜〜〜!
肩や腕の痛みが早く治ると良いですね
ルンルンランラン楽しい山歩き!
お疲れさまでした・・・ ぷフぁ〜〜〜
miketamaさんのマイマップ、ちょっと表現はあれですが、毛細血管のようですね
血が隅々にまで行き渡る感じで、生命力を感じます
(ほんと、色々歩かれているんですね)
>自宅から、繋がりました。
>雲取山。
おめでとうございます 正直びっくりしました!!
控え目な表現ながらmiketamaさんの喜びが、こちらにもよく伝わってきます!!
(感慨深いものがあるのでしょうか?)
それにしても『天狗岩』
何処にでもあるんだなあ!! と読み進めていると。。。
同感です
次は何処を繋げられるのでしょうか?
楽しみにしています
今回のコースは子供からお年寄りまで楽しめる、釜ヶ淵公園へ下りたらルンルン度アーップ、のコースだと思います。
29日、30日で雪山へGO!の予定を立てていたのですが二転三転して奇しくもルンルンコース、実はインポータント ターニングポイントコースで 祝 トンネル開通…、違うっちゅーの!
わかん 駐車場の雪かきの時使っただけなので、いざ実践したら、ランランウキウキスノーシューじゃないけれど、コケるのではと危惧しております。
だけど、…山登りなのに肩痛や腕痛がこんなにもネックになるとはおもいませんでした(><;)。。。
線繋ぎ、面白がって下さってありがとうございました
毛細血管!
あ、まさに、それ。
ですネ!
西武池袋線や拝島線に乗って車窓にぱああと山の連なりが見えて来ると、きれいで嬉しくて、これから登れるんだと思うと全身に血が巡る感覚になることがあります。
登っているのはじぶん自身なのだから、自分が「あぁ、登ったんだ、やったんだ」と思えばいいことでアピールすることはないとは思うのですが、実は、こんなに歩いていたんだ、とびっくりしているのも自分自身です。
それはやはり忘備録の機能のヤマレコのおかげだと思っています。
知っている山域をそれこそ天狗のように駆け抜けていくshadow1100さんのような方の存在を知りえたのもヤマレコですし。
手元のガイドブックよりよほど最新情報満載のヤマレコ、
いろいろな意味で活用したい、されたいと思います。
拙レコ、楽しみにしてくださるなんてありがとうございます!
肩痛とか完治した暁にはshadow1100さんが喜んでくださるような、いけいけどんどんウハウハレコをお届けしたいです!!
こんばんわ、miketamaさん。
赤ぼっこってなんだ?と思って見てみるとこんな名前の山があるんですね
いま巷でよく使われる「ほっこり」しそうな名前で良さげですね。そうは言っても私みたいな偏屈ものからしたら字面とニュアンスで「赤ぼっこ山頂でハンモック休憩」とかしてみたくなります。
そして赤にちなんでマイマップの赤ラインがつながったとか。
そう言われて自分の赤ラインを見たらとりとめのないしっちゃかめっちゃかなライン取りになってました。
もしかしてマイマップってその人の性格、出ちゃいませんかね?となると赤面しちゃうワタシです。
それにしても同行者様の「赤ライン補足ルート案」、相当な切れ味ですね!ワタシ、爪の「あか」煎じて飲ませていただきたい所存です。
以前、bo-tyu-zaiさんのレコでご両親はクルマで待たせた?
ような記憶があるのですが、
赤ぼっこでしたら、もしかしたらちょっとお歩きになれる体力がありましたらご一緒に大丈夫かな、と思います
モチロンその時はbo-tyu-zaiさんが先にロケハンしてからですが。
あ、ハンモックはムリムリです〜。
たいらでベンチ以外なぁんにもないんです。
見渡すお山、眼下に広がる多摩川に沿った青梅の街、風、空があるだけです。
同行者は、このホコホコルートを繋げれば『赤ライン』が繋がるなんぞ、わたしが言うまで気がつかなかったマヌケですが、ヘナチョコのわたしをいろいろ策略しては駆り立ててくれて、単独では到底行けない山域にいざなってくれた静かな闘志家です。
…って、あっち行きたいあそこ行きたいとは言っててもあっち痛いあそこ痛い、あっちの仕事あそこの用事でやるせない人生を、、、(ん?それはわたしか?)トホホと送っています。
ダメですよ、bo-tyu-zaiさん!
謹慎中でしょ?
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