晩秋の大台ケ原から大杉谷へ
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- GPS
- 49:10
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 544m
- 下り
- 1,826m
コースタイム
11/3;9:40大台ケ原発−10:10-50日出が岳山頂−12:10-13:30堂小屋−14:10堂滝−16:20桃の木山の家(泊)
11/4;(時刻の記録なく、通過時刻不明)桃の木山の家発−ニコニコ滝、千尋滝、−林道出合−(午後)船着き場着
天候 | 11/2 霧、ときどき小雪 11/3 晴れ 11/4 曇り時々晴れ |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
[帰り]大杉谷船着き場ー(小型ボート)−(バス)−松坂ー(近鉄電車)−大阪ー(夜行フェリー)−四国(新居浜) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(この当時は)大杉谷のハイキングルートはよく整備されており、歩きやすかった。 |
写真
装備
備考 | 大阪(高槻)メンバー;hirose,ishii,senoo(f),tanaka(f),obata(f),matsuda,arai,iguti,shimizu |
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感想
【山行No 86】
※ 自分の会社には、大阪近辺にも事業所があり、そこの山好きな人たちと合同で、
大台ケ原、大杉谷へと合同登山することになった。
愛媛からは、4名、大阪地区から9名、合計13名での登山。
11月1日(金)
・愛媛の東予港を、夜行フェリーで出発する。
11月2日(土)
・大阪南港から天王寺へと移動し、大阪組と待ち合わせ。
初対面の人も多く、自己紹介をしあうが、名前を覚えきれないまま、電車へと乗った。
・近鉄電車を大和上市駅で下車し、ちょっと贅沢ではあるが、
バス乗り場に並ぶ行列を横目で見ながら、タクシーで大台ケ原へと向かう。
山道はカーブも多いため、だんだんと車に酔ってきて気分も悪くなり、我慢のしどころだ。
10:50-12:50 大台ケ原(車道終点)
・車酔いの苦しさから解放され、外に出てみると、外は早くも冬枯れの風景が広がっていた。
・すでにお昼時なので、まずは大台山荘に入り、ストーブに当たりながら昼食をとる。
山荘の中は温かくて快適だったが、車酔いのせいで、食欲はあまりなかった。
・さて、昼食もとったし、後は特にすることもないので、軽装で大台ケ原の散策に出た。
時折り小雪もちらつくような寒々しい空模様で、霧に覆われて視界もあまり良くないなかを、だらだらと歩く。
有名な「大蛇?」も、展望はなく、アラレの洗礼を受けるだけだった。
14:40 大台ケ原(山の家)
・今日はてっきり、さきほどの温かい大台山荘のほうに泊まるのとばかり思っていたが、
大阪組が予約していたのは、もう一つの宿、「大台が原 山の家」だ。
まるで旧式の小学校の木造校舎のような建物で、まずは外観だけでびっくり。
中に入ると、壁はベニヤ板張りで、床はゴザが敷いてあるばかりで、
暖房らしきものもなく、これでは身も心も寒々しい。
・夕食は、この「山の家」では出ず、隣の大台山荘に食べに行った。
夕食の内容がまずまずだったのだけは救いだ。
・夕食後はすることもないので、寒い部屋にみんな集まって、トランプなどをして過ごした。
寒い中にも、若いメンバーが多いので、まずまずの盛り上がり。
・寝る前に外に出てみると、夜空は降るような星空になっていた。
大阪組の中には、星が好きな人もいて、星座の話などして盛り上がった。
速くも冬の天の川も見えていて、この夜空はなかなかの見ものだった。
11月3日(日)
6:30起床
・大阪組は、日出が岳でご来光を仰ぐ、と言って夜明け前に出て行ったが、
愛媛組は怠慢で、日の出後にのんびりと起きた。
今日の行程は、大杉谷の途中までということもあり、のんびりしすぎて出発が少し遅くなった。
9:40 大台ケ原発
10:10-50 日出が岳山頂
・今日は昨日とは天気は大違いで、秋晴れの良い天気だ。
展望も絶好調とまではいかないが、360度の展望で、西にはまだ登ったことのない大峰山脈、
南東には意外と近くに太平洋の眺めを見ることができた。
・さて、ここからいよいよ、今回のハイライト、大杉谷へと下ってゆく。
下りは結構急な山道だが、足の調子もよく、どんどんと下ってゆく。
12:10-13:30 堂倉小屋前
・まだ大杉谷の川の流れにはたどり着いてないが、出発が遅かったせいで、早くもお昼を過ぎた。
昼食を兼ねて長い休憩タイムとなった。
14:10 大杉谷出合(堂倉滝)
・午後も遅くなったが、ようやく肝心の大杉谷へと入ることができた。
ここからは、遊歩道のようなよく整備された道で、期待の滝も次々と現れ、
標高の低い谷ではあるが、良い景色を眺めることができた。
光滝などを経由して、進む。滝は秋にしては水量も豊富で見ごたえあり。
16:20 桃の木山の家(泊)
・夕方遅くなったが、今日の宿に到着。
しかし、連休の混雑期なので、今日の山小屋はいっぱいらしい。
小屋の前もラッシュアワーの駅のように人があふれており、宿泊の手続きを取るのも大変だった。
予約をしてたら少しはましだったろうが、夕食も最後の方に回されて、
だいぶ長い時間、小屋の前で待たされたし、肝心の泊まる部屋もなかなか決まらなかった。
・だいぶ待たされてようやく出された夕食は、1600円のカツカレーのみ。ちょっと暴利では?と思うが、しょうがないナ。
・夕食後も部屋が決まらず、しょうがないので屋外で、星空を肴にした酒盛りとなった。
今日も夜空には星がきらきら瞬いていて、それはそれでいい一時ではあった。
・ようやく8時過ぎに部屋が割り当てられたが、布団は2人に1枚だし、
その布団がかび臭いため、ちょっと息苦しい夜を過ごした。
11月4日(月)
・昨晩は、暑苦しくて寝苦しい夜だった。あまり寝た感じがせず朝を迎えた。
・さて、今日は大杉谷の後半、標高は低くなってゆくが、
ニコニコ滝、千尋滝など、次々と滝が現れ、退屈はしない。
・途中から登山道は終わり、林道歩きとなった。
・林道の終点はダム湖の湖畔で、船着き場となっており、ようやく今回の山歩きは終了。
船が来るまで時間があったので、紅茶を沸かしてみんなでのんびりとした。
・あとは、バスで松坂駅まで出て、近鉄電車で大阪へと戻る。
大阪市内で、今回の山行が無事終わったことを祝して、軽く宴会を行い、
愛媛組のみ、夜行フェリーで四国への帰路についた。
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