位山⇔川上岳 〜モンデウスからの往復〜 [岐阜県 高山市]


- GPS
- 09:04
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 1,460m
- 下り
- 1,453m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:02
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。 |
その他周辺情報 | 臥龍の湯が国道沿いにある。 |
写真
感想
シルバーウィークから約1ヶ月、天候不順や疲労困憊などで中々登れずにいたので久々の登山になる。
この時期になると紅葉も段々と標高を下げている時期だが、見頃は亜高山帯付近と目星を付けて選んだ山が位山と川上岳の縦走だ。
距離は相当のものだが時間は大丈夫だろう。
夜中の降りしきる雨の中、道の駅『モンデウス飛騨位山』で車中泊した。
5時半に起きてみるとまだ雨上がりの雲が抜けずにいた。
そう、雲海目的でもあるので条件は良い。
早速出発し、ゲレンデの脇にある登山道を登っていく。
まだ薄暗く曇っている中黙々と登っていき、リフト最上部を過ぎて登山道に入る。
登山道に入ると基本的に樹林帯なのでガスとかは気にせずに登れるものだ。
やがて周りが明るくなり、紅葉も日差しを受けるようになって燃えるような紅色へと変化し、遂に待ち望んでいた紅葉狩り開始になる。
登山道は相変わらずの樹林帯だが、分岐に近づくにつれて名が付けられている岩がポツポツ出始めてきた。
申し訳ないが、岩にそれほどの興味は無いのでスルーして進む。
分岐を過ぎると庭園のような広場に着く。
ここが山頂ではないのだが、おそらく位山だけのハイカーなら間違いなくここで大休止するだろう。
展望は初冠雪の白山がメインで、雨上がり特有の低い雲海だが、紅葉とも相まって素晴らしい絵になるものだ。
小休止してから樹林帯に囲まれた残念な山頂で記念撮影をする。
そしていよいよ『川上岳7キロ』の表示から縦走開始となる。
最初は真っ赤に染まる紅葉に酔いしれながら気持ち良く歩くが、平坦な道は長くは続かずにアップダウンが始まる。
第1のピークは大したことなく、雲海越しの両白山地を抱く白山がより一層広く見えるし、北アルプスまでもが位山の脇から除き見る。
続いて第2のピークでは燃え上がるような紅葉の中に堂々とした御嶽山の姿も出てきた。
トントン拍子でアップダウンをこなしているが、次の三角点ピークが1番キツくしんどかった。
しかもその後も小刻みにアップダウンしたあとに川上岳直下なのでかなり堪えるが、直下の際に乗鞍岳も出てくるようになるので頑張れる。
分岐を過ぎると人の声が沢山聞こえてくるようになり、開けた草原の川上岳山頂に着いた。
流石は位山三山の主峰だけあって展望は360℃だ。
北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、西を向けば広大な両白山地を抱く白山だ。
更に斜面を見れば赤い羊が盛り沢山なのだ。
飛騨のど真ん中ならではの展望に酔いしれながらの大休止でハイテンションだった。
そんな幸せな気分を打ち消す事と言ったら、ここまで来た距離を知る事とそれをまた戻る事だ。
この川上岳山頂までの距離は13キロ、つまりそれをまた歩かなければならないのだ。
今まで淡々とこなしてきたアップダウンは展望を楽しむ余裕を無くすくらいしんどいものと化してた。
特に三角点は足にかなり堪えた。
ただ、その後にしんどいアップダウンは無いので紅葉狩りをしながら楽しむも、やはり位山直下だけはキツく感じた。
位山の庭園から再び白山を見たら、雪は消えていた。
そして分岐からモンデウスまで5キロという表示にもうなだれてしまう。
ただ、下るだけなので気は楽だ。
長い長い樹林帯をようやく抜けてリフト最上部に戻ると北アルプスがドーンと目いっぱいに広がっていた。
往路の時はガスガスで展望など分からなかったから驚いた。
あとは駐車場まで下りきっておしまいだ。
この縦走が長丁場になる事は分かっていたので中々踏み入れずにいたけど、時期的に1番良かったんじゃないだろうかと思う。
1ヶ月ぶりの登山で不安はあったものの、これを歩ききったわけだからそこまでの体力低下は無い事も分かってホッとした。
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