碓氷川水系 碓氷川本流
- GPS
- 05:39
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 538m
- 下り
- 557m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的にヌメりが凄かった。 |
その他周辺情報 | 温泉 もみじの湯(520円) 昼食 峠の釜飯 横川店(なめこの味噌汁付きで1,310円) |
写真
感想
今年の沢納めに碓氷川へ。
朝8時頃にも関わらず、同じ車種の集会?があり意外にも車がひっきりなしに走っていた。
登山道をちょっとだけ歩き堰堤を越えるように入渓。
寒い…
とりあえず体を温めようと歩くが、ぬめる!
昨日の墓場尻沢よりもぬめりが強い。
普通の丸石に乗ることも注意が必要で神経を使うパターンだ…
沢自体はナメが多く水量も豊富で美しい。
途中で日が差すと木漏れ日がいい感じでなかなか気分良く歩ける。
大きな出会いで読図をしながら進む。
835m出合いまでの左岸の支流のうち2本が、地形図上だと集水域が狭いのに実際はそこそこ水量あり、現在地が確定できず難しかった。
水量の要因はなんなのだろう…
時折り大きめの滝が出てくるが大きめの巻きは不要で超えられる。
一箇所、1000mあたりの滝ではトラロープの怖さを見た。
右から登る際に、右手はトラロープ、左手は岩を押し、大きめのステップで左向きに岩に乗る感じ。
もともとトラロープは信じていないのであまり荷重はかけないよう登ったが、登ってから支点を見て驚いた。
枯れた細い木(木だったもの、と言ってしまえるレベル)にかかっているだけ!
これに体重かけたら絶対まずいし、ましてや落下した時はなんの助けにもならなそう…
やはりトラロープはバランスとる補助に使うくらいならいいが頼ってはだめだなと再認識した。
240cmスリングを垂らしたが、自分のスリングの持ち方が適当すぎたので今後注意。
そのあとは水量が減ってきて平坦な川を、沢登りとのしばしの別れを惜しむように歩いた笑
登山道との出合いは分かりにくそうと予想して皆で注意していたが、登山道付近は木が少なく白い看板も左岸にあってそこまで見つけにくくはない。
下山は途中まで昨日と同じで快適!
めがね橋/坂本宿の分岐後は少し登山道が狭くなったり草が強かったりしたが、斜度は緩いしあっという間に下山!
めがね橋に登ってみると紅葉がよく見れてとても爽快!
入った温泉も景色よく、峠の釜飯も食べられて非常に良い沢納めとなりました!
墓場尻川からそのまま移動しての碓氷川本流。ビバーク後はすぐ帰宅で良いかな〜くらいに思っていたら、みんなの沢熱量がすごかったので急遽2日目も短めの1級沢を追加。
早朝だけあって、観光名所のめがね橋近くも十分駐車スペースがあり、最寄りのスペースに駐車。登山道への道の途中に川があり、そこから迷わず入渓できるのはポイント高い。
昨日の墓場尻川もそうだったけど、こちらもヌメヌメがすごい!本来は歩きやすそうな沢なのに、歩くだけで気を遣うので、おのずと沢の中より河原歩きを選びがちに。というか、あまりに快晴過ぎて放射冷却でそもそも寒く、風も時折吹くのでかなり寒い!出発前は「今日は濡れても風呂に入って着替えられる!」なんて言ってたけど、水を浴びるのは極力避けました。。
山岳会の記録上、誰も入ったことがない渓だったので、どんなもんかな〜と思っていたけど、登れる小滝も結構あって、なかなか楽しい。初心者だとお助け必要かな?と思う個所はあったけど、今回のメンバはまったくロープを出すタイミングはなかった。ただ、一か所だけ右俣に入ってから「残置トラロープに頼らないと無理」な箇所(多分5m滝)があり、これが何とも悪い。たまたまutagに先行してもらった個所で、お助けスリングを出してもらった。トラロープの支点を見ると、なんとも朽ちそうな木の根っこ!すぐそばに生きてる立派な木があるのに・・・こんなのに頼りたくないなぁ。。
右俣に入ってからもヌメりは相変わらず酷かったけど、今シーズン最後の沢を楽しむべくなるべく水の中を歩く。そして、登山道と交差するところでフィニッシュ!そこからは登山道をそのまま下ってめがね橋へ。戻る頃には観光客であふれていて、ヘルメットにハーネス(しかもマスクレス。。)の私たちは相当浮いていたかも(汗)
この山行で今シーズンの沢納め。コロナ渦で約2か月のブランクはあったものの、総計14回の遡行ができた。今年は「もう募集がかかるのを待つだけ、誘われるのを待つだけの状況は脱したい」という気持ちが強く、スケジュールに空きがある限り沢募集に手を挙げ、いろいろな人にCLトレをお願いして、自分の力で沢に入れる状況に近付こうとしたシーズンだった。でも、沢に入るたびに新しいシチュエーション、経験したことのないケースにぶつかることが多く、まだまだ周囲に助けられている状況。まだ勉強・経験しなければならないことは多いし、来シーズンはもっと成長できるように頑張ろうっと。
快くSLを引き受けてくださったharuさん、本当にありがとうございました。私が判断に迷いそうなところ、手順を間違えそうなところをさりげなくフォローしていただいて助かりましたし、勉強になりました。まさかのギョーザ、大ヒットでした!kudanさん、往復の運転からテントの受け取り、情報収集までいろいろと対応してくださって、とても助かりました。初めての沢泊りで大体流れや雰囲気が分かったと思うので、ぜひ来シーズンはいろいろ行きましょう!utagさん、相変わらずの料理の腕、さすがでした!この時期にテント内で寝ようとしないあたり、去年のgenterなみの強者感を感じます(朝起こすとき、生きてるか心配になった)。沢を歩く時のルート取りや懸垂の手際の良さも、さすがでした!
今回お付き合いいただいた三人はもとより、今シーズンお世話になった皆様、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします!!
【備忘録】
・今回着たもの。ラピッドラッシュ+フラッドラッシュ+レインウェア。途中で暑くなってレインをペラペラパーカに変えたけど、歩いて体が温まるまでは寒かったし、休憩後も寒さを感じた。
・この日もヒルは見かけず。
・山行後に人が集まる場所を通ることが想定される場合は、マスクを用意するべきだった。
日曜日は天気良さそうだったので、普通に帰るには物足りないかもと思い、二日目もどこかに行きませんかと提案。
こちらも眼鏡橋より入渓でなかなか趣き深い。
墓場尻川に引き続きフェルトの方が滑りが少なかった。
登れる小滝が多く、墓場尻川よりこちらの方が面白かったかも。
地味に二カ所でがち落ち。一つは確保された状態でチャレンジ的な感じだったので問題なかったが、もう一つは握りこんで離陸しようと思った瞬間に剥がれて転びかけた。これは大きく反省。岩が持てるかの判断を怠っていた。
渓そうは思ってた以上にスケールの大きい美しいなめが多く、岩の紋様も綺麗でした。
ですが、河原地帯になると急に深くなるところもあり、季節がら寒いので気が抜けなかった。
tartletさん、色々とお誘い頂きありがとうございました。おかげで今年は七本の沢に行くことができました。来年もまたよろしくお願いいたします。
流した映画みたいなもの
・レヴェナント: 蘇えりし者
・オンリーザブレイブ
・LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
・LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門
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