天狗岳
- GPS
- 06:11
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 869m
- 下り
- 865m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:09
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
渋御殿湯 駐車\1,000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒百合ヒュッテまでの登山道は、積雪にしっかりトレースあり、凍結箇所なし。 樹林帯を抜けた先の登山道はところどころウィンドクラストしていたが、概ね 軟らかい雪で、トレースあり。特に危険個所なし。 登山ポスト 渋御殿湯先の登山道入り口の橋の手前にあり。 温泉 縄文の湯 \400 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
前日の高峰高原のスノーシューハイクで足慣らしをして、上信越道から、長野道
を経由して、中央道諏訪湖SAで車中泊。早朝5:00、渋温泉に向かう。9日、10日
と、黒百合ヒュッテが予約で満員だったので、駐車できるか心配だったが、渋御
殿湯に近づくと路駐の車が増えてきて、増々不安に。
渋御殿湯手前の橋の所に案内の人がいて、受付で料金を払ってから、奥の駐車場
に入れてくれと言うので、とりあえず一安心。宿のフロントで日帰り\1,000也を
払って駐車票をもらい、川岸の奥の駐車場の小屋横のスペースに誘導される。
9割くらいの入りだったが、前日日帰りの客が帰って空いていたのだろう。
ウェアの選択に迷うが、オーバーパンツは中綿入りで、アウターシェルは中綿な
しとする。今回は、オーバーソックスも着用して試してみることにした。アイゼ
ン、ピッケルを装備すると、それなりの重量で、最近はULに慣れている身には
堪える。途中まではチェーンスパイクで行くことにする。
渋御殿湯の周りは登山者で溢れていた。さすがに人気の雪山だ。しかし、今日は
かなり冷え込んでいて、おまけに予報では強風。かなり難儀するのではないかと
イマイチ意気が上がらない。登山口のポストに登山届を提出して、ダブルストッ
クで雪の登山道を登り出す。
凍結していない雪道で、踏み固められているので、ノーアイゼンでも問題なさそ
うだったが、チェーンスパイクの威力でスリップもなく、ガシガシ歩ける。12
本爪アイゼンを履くほどでもない、こういう状況では結構使える。
しかし、体が重い。おまけに軽い吐き気。昨夜飲みすぎた訳でもないのに。他の
登山者のペースに巻き込まれて、最初から飛ばしすぎたか?少しペースダウンし
て、ゼリーとドリンクで小休止。樹林帯の中なので、風は無いが、空気が冷たい。
体感では-10℃くらいか?指がかじかむ。
しばらく登ると、平坦となり、ここからはスノーハイク気分で、快調に歩ける。
少し行って、登り切ったところが、黒百合ヒュッテ。小屋前は大混雑。テン場も
満杯のようだ。トイレ休憩の後、小屋の陰で12本爪アイゼンに履き替え、スト
ックをザックにしまって出発。すれ違う下山者はかなり寒そうな様子。ゴーグル
にフード。当方もフードをかぶり気合を入れる。
中山峠を過ぎて、樹林帯を抜けると日差しとともに風。時々、強風にあおられる。
バラクラバを鼻まで引き上げる。天狗岳の双耳峰が見えてきた。思ったより近い。
依然として体は重いが、何とか行けそうな気がしてきた。足元は雪交じりの岩稜
ルート。一歩一歩慎重に踏みしめて登る。
岩場を登ってようやく山頂。風は相変わらず強いが、360度の眺望。八ヶ岳に
は雲がかかっている。山頂も満員。西天狗岳が眼前に聳える。体調を考えて、パ
スしようかと思ったが、とりあえず鞍部まで降りて風を避けることにして、斜面
を下る。雪が着いているので、降りやすく、あっという間に鞍部に到達。
山頂の強風が嘘のように風が無い。日差しも暖かく、しばし休息。西天狗岳の真
っ白な斜面は滑ると気持ち良さそうだが、ここまでスキーで上がってくるのはし
んどそう。いつかそのうち・・・
体調も回復してきたので、西天狗岳の雪面を登る。ステップをたどって行けるの
で案外楽に山頂到着。こちらも強風。しかし、雲が取れて、八ヶ岳が姿を現した。
さらなる絶景を堪能する。十分目の保養をして下山。鞍部まで戻り、東天狗岳の
斜面をトラバース。こちらもトレースがあるが、結構雪が深い。
元の道を戻り、黒百合ヒュッテでランチ休憩。相変わらずの混雑。アイゼンをチ
ェーンスパイクに履き替え、再びダブルストックで出発。下りはさらに快調で、
適度に滑るので、夏道よりも早いくらい。いくつもパーティーを抜いて、あっと
いう間に登山口に戻る。渋御殿湯前は相変わらずの混雑。雪は解けていた。
帰りの温泉は少し走って、縄文の湯へ。ここも混んでいたが、露天風呂でゆっく
りと温まって、開通した笹子トンネルを通って、それほどの渋滞にも合わず、帰
宅。充実の連休山行となった。
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