相模湖周辺山巡りが“沢下り”と“湖上遊覧”に!危なく遭難?!【石老山→大明神展望台→相模湖をボートで渡る】


- GPS
- 06:08
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
JR相模湖駅(バス)〜石老山入口バス停 相模湖南岸(ボート)〜相模湖北岸 JR相模湖駅(中央本線)〜JR高尾駅〜自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大明神展望台から県道517号線のルートは、途中わかりにくいところもありますが、尾根伝いに降りれば大丈夫です。 篠原から鉢岡山への道に迷いました。(詳細は感想に記入) |
その他周辺情報 | 2023/4/23 一部写真削除 |
写真
感想
ブルーガイド ぶらり山散歩「高尾・陣馬・中央線・日帰り山歩きから」の「同日に2コース歩き」の第二弾です。
第一弾は、「能岳-八重山」と「鷹取山」のコースを同日に歩く。
参照
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-267012.html
今回は、「石老山」と「日蓮金剛山・宝山・鉢岡山」の両者を歩く計画を立てました。
石老山・大明神展望台を通り篠原までのコースは、雪が残っている箇所がありましたが、天気もよくとても気持ちの良いコースでした。
(後半が長くなるので、この間の感想は省略します。)
篠原の部落を歩いていると、「山のはちみつ」というお店がありました。
はちみつを製造直売しているお店ですが、たい焼きとコーヒーのセットが300円でありました。【写真27】
コーヒーは、砂糖の代わりにはちみつを入れる変わったお店です。【写真28】
普段は滅多に途中ではお店には寄りませんが、たい焼きが美味しそうだったので、寄りました。たい焼き、はちみつ共に美味しかったです。
「山のはちみつ」を出て、次の目標は鉢岡山です。
車道から25,000分の1の地図に記載されている鉢岡山への登山道へ入りました。【写真30】
最初はルートがはっきりしていたのですが、だんだんと藪状態になってしまいました。【写真31,32】
途中たまにルートらしき所に出るので大丈夫だろうと思い、そのまま進みました。
途中で「これは変だ」と感じ、地図を見ようと思ったら、ポケットに入れておいた地図がありません。途中で落としたようです。
スマートフォンで現在地を確認しようと思ったら、樹木の影響か「現在表示できません」となってしまいました。
もうこうなったら下るしかないと考え、尾根伝いに下りました。
しばらくすると、沢に出ました。【写真33,34】(自宅にて篠原川と判明)
ここからは沢歩きです。石を飛び右岸左岸に、時には沢の中を歩き、石を乗り越えました。
足を滑らせ、腰まで浸かってしまったことも。
このまま行って水が堰き止められていたらとどうなるのかいうことは考えないようにして、ひたすら歩きました。
しかし、非情にも水が堰き止められ、行く手がさえぎられてしまいました。
ここまでかと思いましたが、右側の急斜面を見てみるとロープがかかっていました。
まさしく「命綱」です。このロープを頼りに約5メートルの斜面を登りました。登り切った直後にロープが結んであった木が折れ、危機一髪でした。
登ったところに道があり、ここを進むと広場(河原)にでました。
スマートフォンで現在地を確認すると、「陣馬相模湖自然公園」の西の端であることが分かりました。広場の前には、キャンプ小屋も見えますので、これでやっと帰れると安堵しました。【写真35】
川の向こう岸は藤野町青田(家も見える)であることが分かりました。
しかし、川幅がかなりあり、無理に渡ったとしても、見えている家(道)まで上がれるのかわかりません。
よって、キャンプ小屋があれば道はある、相模湖を左に見えるように進めば国道に必ず出ると信じ、キャンプ小屋に進むことにしました。。
キャンプ小屋はすべて廃屋でしたが、その横に道がありましたので、ここを進みました。【写真36】
ところが、また藪状態です。
(ルート記録をみると、この辺りを行ったり来たりしているのがわかるかと思います。どうすればよいか悩んでいます。GPSデータそのままです)
何とか掻き分け進むことにしました。
今度は、斜面の道が崩れていました。
それでも行くしかない。進まないと帰れないと前進しましたが、ついに道が消えました。
こうなったら相模湖の岸に下りるしかないと考え、仰向けで斜面を滑り下りました。斜面は、ぬかるんでいたため滑り台を降りる感じで簡単に相模湖の南岸に下りることができました。但し、ズボンとリュックは泥だらけです。【写真37,38】
これで、どこにあるかもわからない道での帰路は、絶望的になりました。
スマートフォン(au)を見てみると、圏内です。
まず、110番で津久井警察署の電話番号を教えてもらいました。
(後から思えば、ネットも繋がっているので、110番でなくても良かったのですが。)
110番の対応してくれた方は、とても心配してくれ、救助隊の出場も考えてくれた様でしたが、取りあえず津久井警察に相談すると言って切りました。
次に津久井警察署に電話をして、相模湖のボート屋さんの電話番号を調べてもらい、A社、B社の2件の電話番号を教えてもらいました。
A社は留守でした。B社は電話が通じ、事情を説明しましたが、場所が分からないということで断られました。
ついにこれで最後の手段110番での救助要請かという考えがちらつきましたが、もう少し湖岸を進むことが出来れば、釣り舟の人に助けてもらうことができると考えました。
しかし、釣り人の方に声が届くところまで進むことはやはり出来ませんでした。
すると、目の前に係留されているボートに、電話を掛けた位置からは見えなかった釣り舟屋さんの屋号が入っているのが見えました。【写真39】
藁をもすがる思いで、この釣り舟屋さんに電話(番号はネット検索)をして、事情を説明しました。すると、迎えに来てくれるということです。
しばらく待っていると、釣り舟屋さんボートで来てくれました。途中お客さんを乗せ、無事に相模湖駅側の陸地に着くことが出来ました。【写真41】
釣り舟屋さんから聞いた話によると、キャンプ場から国道への道は崩れているとのことでした。
お礼を支払しようとしましたが、受け取ってもらえませんでした。
釣り舟屋さん、本当に有難うございました。
帰宅しGPSログを見てみると、鉢岡山頂まであとわずかでした。
(鉢岡山には、登頂していません)
どこが間違いのポイントだったのかわかりません。
沢を歩いていた時は、必死で歩いていたため、そんなに怖いと感じませんでしたが、後で考えると怖くなりました。
もし、沢に全身落ちたら・・。
もし、携帯が繋がらなかったら・・。
もし、急斜面を登った時、あと1秒前に木が折れたら・・。
もし、ケガしたら・・。
もし、日没したら・・。
今回のことを薬にし、次からは気をつけます。
(馬鹿につける薬は無いと言いますが・・)
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