笈ヶ岳 中宮ダムから

2020年11月01日(日) [日帰り]

• GPS: 09:33
• 距離: 23.2km
• 登り: 2,294m
• 下り: 2,292m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:40
• 休憩: 0:54
• 合計: 9:34

距離 23.2km 登り 2,294m 下り 2,297m

5:47 林道分岐前
10:45 11:39 笈ヶ岳
15:21 林道分岐前

天候

高曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中宮温泉より林道経由。国土地理院地図に林道はあるので参考に！
グーグルでは中宮ダムへの道というスポットはありますが林道は載ってないので案内してくれません。
笥笠中宮神社を目指し、まっすぐ突入。橋を渡り、最初を左、次を右。

林道はところどころ荒れており、橋を渡って最初の左から数か所凸凹が酷いところあり。
普通の乗用車だと厳しいかも。自分は二個目の分岐の空き地に駐車。
最初の左曲がってすぐ下を擦り右の林道の荒れ具合を見て心が折れました。
停めた場所から林道終点は3kmくらいでした。

コース状況／危険箇所等

■登山道
登山口から1200mくらいまでは踏み跡がそれなりにあり。
そこからはピンテが豊富踏み跡もそれなりにあります。
不安になったらピンテを探しましょう。
急登は整備された登山道でないのでスリップ注意。特に下りは落ち葉でズルズル。
藪こぎ区間もピンテで進む方向が示され、それに向かえばOK
色んな人が同じルートに藪漕ぎすればいつか藪は少しは薄くなる？？
草はすべて逆側（下り側）に倒れており、登りはかなりしんどく、下りは楽です。
軍手は持って行って良かった。最初腕まくりしてましたが傷だらけになりました。

■水場
清水平から上では取れないと思います。

■携帯電話
清水平から殺生岩の区間はそこそこ。
山頂はなぜか電波弱くほぼつながらず。

その他周辺情報

中宮温泉、一里野温泉　お好きなところで！

写真

11/1 6:34

明るくなってきて黄色い山が

11/1 6:45

中宮ダム

11/1 6:45

水はとてもきれいです

11/1 7:16

登山道上に多数の茸。しめじに見えるけど誰も採ってないから違うのかな。

11/1 8:08

ティッシュかと思ったら霜柱でした

11/1 9:37

岩のトラバース

11/1 9:37

白山がうつくしい

11/1 9:50

海と赤黄色い山が美しい

11/1 10:27

白山を見ながらがんばる

11/1 10:27

やぶ漕ぎ中。近くて遠い山頂

11/1 10:55

やっとついたぁああああ

11/1 10:56

雪が増えた北ア

11/1 10:56

こちらの色づきもすばらしい

11/1 11:00

大笠山。笈を登る前に登りたかったんだけどな

11/1 11:01

コーラが沁みる。うますぎる

11/1 11:18

山頂碑は痛んでいるが石碑はばっちりです。担いでくるのも大変だったろう

11/1 11:38

下りの藪はらくちん

11/1 12:55

紅い

11/1 12:59

小屋がある。行きは気づかなかった

11/1 13:03

黄色い

11/1 13:23

きれいです

11/1 13:29

きれいです

11/1 13:34

昔は橋が架かっていたんだろう。増水時は奥の木を利用

11/1 13:57

大朝日岳を思い出した。

11/1 14:00

どこもきれい

11/1 14:05

足が進まない

11/1 14:19

ダム手前より

11/1 14:30

ダムの脇。少しだけ水平歩道を思わせる

11/1 14:32

ダム手前

11/1 14:36

どこまでも美しい

11/1 15:06

日が出てきてまた映えてきた

11/1 15:21

林道二個目の分岐

撮影機器：

iPhone 11 Pro Apple

感想

henatyoko

たまに見る無雪期の笈ヶ岳登山レコ。
残雪期に登る気だったけれど先日のレコの紅葉が綺麗で週末やってみる気になった。
（名前を出すのも恐れ多いレジェンドの記録ですが。ありがとうございます）。
自分の力量で届くだろうか、普段登山の下調べはあまりしないが今回は入念に。

本当は土曜に登ろうと思ったが朝早く起きれる自信がなく、日曜登山にした。
ということで土曜道の駅にて車中泊。登山届けは電子申請しといた。
林道は事前に下調べしていたので迷うことはなかったが、林道の荒れ具合は予想以上。
先行者がたまたまいて突入していったが無理と判断、手前で停め準備しているともう一台。
その方も諦めて反対側に停め先に出発して行かれた。皆さんレコを見てきたのかな。
誰もいないかもと思ったが先行者が居ると安心だ。
もうちょい準備してからヘッデンで歩き出す（どうやら自分が本日最後尾でした）。

意外にも上部も舗装路があったがやはり荒れた場所もあり厳しそうだ。
明るくなってきて秋色の斜面がとても美しい。来てよかった！ダム道へ突入。
谷以外はアップダウン少なく中宮ダムに到着。
ダムを過ぎるとアップダウンが始まる。ここで先行者3名パス。
テント（小屋？）泊の帰りっぽい2人の方ともすれ違う。
水晶谷は水量少なく無事石飛び突破。清水平はさくさく進み分岐に到着。
ここから急登が続く。ガンガン登り殺生岩にたどり着くと白山が美しい。
日本海も見える。トラバースするとまた強烈な急登。これが終わるといよいよ藪だ。
事前情報では雪で寝ているところもあるとのことだったが、雪はほぼなかった。
藪は元気に起きている。藪漕ぎスタート。コツがつかめるまでもがきまくり。
リボンの目安があり、そこを辿るとそこそこ藪は薄かったが・・しんどい。
靴ひもは何度もほどけ、ズボンのポケットのチャックやザックのチャックも少し開いてた。
ザックサイドにつけた折り畳み椅子とストックがなんどもひっかかる。
落ちなくてよかった。山頂手前で1名すれ違い、今回山で会ったのは以上6名でした。
最後の登りでリボンを外してしまい、強烈な藪に。もがきながら突破したら山頂。
どっと疲れた、コーラとどら焼きでしばし疲れを癒す。
北アと白山が綺麗、東側の斜面の紅葉もすごく良い。写真撮りまくり。
帰りの藪こぎが億劫だがそろそろ行くか〜。

帰りの藪漕ぎは思ったよりはるかに楽で、サクサク進めた。
白山も曇ってきており稜線も風が出始めたが標高を下げると平和である。
帰りは曇り空だったが紅葉は清水平の紅葉、水晶谷などの斜面がとても素晴らしい。
いつぞやの大朝日岳も綺麗だったが、それに匹敵する。一眼もってきて良かった。
何度も立ち止まってはシャッターを切った。車に戻ると歩行距離は20kmを越えてた。
疲れた、藪漕ぎで腕も筋肉痛確実だ。一里野温泉でまったり1時間半。癒され帰宅した。

自分には縁遠いような記録へのトライだったが無事完遂でき、安堵感でいっぱい。
藪漕ぎはもう勘弁だが笈ヶ岳はまた残雪期にも登ってみようかなぁ・・？
ボードだと楽しめなさそうだけど・・滑ってみようかと思ったり。いや無理かな。