バリゴヤの頭、稲村ヶ岳
- GPS
- 09:20
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 1,229m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
モジキ谷登山口から強力の頭まではとにかく急です。バリゴヤの頭へも一旦下ってからの最後の登り返しがきつかった。テープは結構あるものの踏み跡は薄いですのでルートをうまくとらないと果てしなく疲れることになると思います。実際疲れました。 バリゴヤの頭から稲村ヶ岳までは、幾つかの小ピークの急斜面を上り下りしながら一部痩せた尾根を辿りますので気が抜けず消耗しました。シャクナゲのブッシュにもてこずりました。とにかく両手両足フル稼働で頑張らないといけないバリルートです。 稲村ヶ岳から母公堂は、大日トラバースのように気を付けないといけない箇所も有りますが、総じてなだらかで登り下りともに歩き易いルートだと思います |
その他周辺情報 | 洞川温泉、天の川温泉など |
写真
装備
MYアイテム |
ちゃむ
重量:-kg
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感想
3週間前に鉄山を一緒に登ったO氏から向かいのバリゴヤの頭にも登りませんかとのお誘いに二つ返事で承諾したが、見るからに険しそうだし、稲村へ縦走するとなるともっと心配になってakirasさんにもルートの様子を教えていただいて臨んだ今回の山行でした。
バリゴヤの頭には大川口から登るルートもあるそうですが、上部に急峻な岩場が有って通常のクライマーには難しいということでもう一つの登山口であるモジキ谷から登攀することにしてピストンするのも詰まらないという意見も有って稲村ヶ岳へ縦走することで決定した。ただ、前述の通りルートの危険性と、11月に入って日暮も早いので時間的に大丈夫かなという心配がある中でのスタートであった。洞川で車中泊して一台を母公堂にデポ。もう一台でモジキ谷の出合へ。行者還トンネルへ行くときは何気に通り過ぎていたここが今回の登山口でした。
スタート直後から予想通りの急登に喘ぎながらも折からの紅葉や時折樹林の間から眺める大日岳や奥駆稜線の景色を楽しみに登り、2時間余りで強力尾根の頭、3時間で何とかバリゴヤの頭へ登り着くことができた。山頂からも決して展望が良いとは言えないけれど、それでも2週間前に登った鐡山の尾根や弥山も眺めることができて良かった。
稲村ヶ岳への縦走は小さなピークを幾つか越えなければならずルートの険しさと相まってなかなかにしんどいことに。途中、目立つ石楠花を見ながら”咲く季節は綺麗なんだろうね”なんてのんきなことを話していたら、稲村ヶ岳の手前では何ともひどいブッシュをかき分けながら進むという手痛い反撃に会い、稲村ヶ岳の展望台のテラスを漸くにも見付けた時にはホントにホッとした。
生憎、稲村ヶ岳の手前辺りからガスが湧いて奥駆の稜線なども隠れてしまったりしたのが残念だったが、なかなかの難コースを歩ききれたという満足感の有る今回の山行だった。
【2020年の山行29回目】
今回の歩行距離:13.0km 2020年の累積距離:438.5km
今回の累積標高:1,907m 2020年の累積標高:36,115m
コメント
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バリゴヤの頭はモジキ谷からピストンしたことがあるのですがその先に行ってみたいとかねてから考えていました。その先はもっとしんどいようですね。よき山友に出会えて良かったですね!
naoandmiさん、こんばんは
コメントありがとうございます。バリゴヤの頭は割とあちこちから眺められて目立つ存在でしたので私もいつか登ってみたいと思っていましたが、一人でいくには勇気がなくて敬遠していたのですが、今回誘われて行ってみる気になりました。それでもやっぱ心配だったのでakirasさんに相談したところモジキ谷からのピストンは展望ないし、閉塞感満載なんでおもんないよ、お薦めは母公堂まで縦走ですねと言われてそのルートで頑張って歩いてみました。
確かにきついし、どう歩くか悩みながらルートを探っていくのであんまり楽しいとは思いませんでしたが、十分に満足感の得られるものになった気がします。
尚、バリゴヤから稲村がそれまでよりもっとしんどいということは無いと思いますのでもう一度あのバリゴヤまでのきつい登りをしても良いということなら是非通り抜けてください。
naoandさん達も竜口尾根縦走で楽しまれたようでホント良かったですね。私も来春にはチャレンジしたいと思います。
chamchanさん、こんにちは。
大峰らしさ満載の冒険山行でしたね!達成感が伝わってきます!そして、やはり鉄山に並ぶ素晴らしい急登です、写真を見ているとめっちゃ行きたくなってきましたよ〜!来季こそシャクナゲの時期を狙ってみようかな!?お疲れ様でしたー😆
akirasさん、こんばんは
いや~っ、akirasさんの色んな情報とアドバイスのお蔭で無事縦走できました。
それにしても急でしたね。おまけに登るルートを探してあっちへこっちへうろうろと。。何とか暗くなる前に母公堂に着けました。ほんま、満足感は一杯です。
それにしてもあの尾根は石楠花多いですね。自分もあの急登をもう一回登る元気が有れば、次は石楠花の時期、そして下山はお薦めのクロモジ尾と行きたいところですが、多分もう駄目でしょう。
有難うございました。
鉄山に続き、バリゴヤの頭ですか?めちゃめちゃ、攻めてますね。等高線の間隔を見ているだけで大変なルートだと判ります。岩と木の根ミックスで詰まったらアウトのバリルート。否応なしに、緊迫感も伝わります。
変テコな名前だし、展望もないひっそりとしたお山ですが、なんだか惹かれるものがありますね。観音峯展望台からよく見えるからでしょうか?
もう、すっかり藪山エキスパートですね。akirasさんの大峰藪こぎ大好き病が感染ったのかも。(^^)
お疲れさまでした〜。
kickeyさん、こんばんは
「祝」なんて言われると照れくさくなってしまいます。前回の鐡山もそうですが、今回のバリゴヤも以前から気になっていたと言えばそうなんですけど、決して自分から行こうとは考えてなかったんですが、たまたまツアーでご一緒した今回の同行者(O氏)さんの強いお誘いを受けて、心配だけどいっちょ行ってみますか?って実現したことなんです。
人間何でもきっかけなんですよね。バリゴヤは、確かkickeyさんも以前に稲村からピストンをされたというのを覚えてましたから、ホント気になっていたんですね。今回実現できて良かったです。akirasさんの事前のアドバイスだけでなく、皆さんの暗黙の応援を受けていたのかもしれませんね。
今度はバリゴヤ友の会でも作りましょうか、ってもう二度目を登るのは御免って誓ったのに。。。。
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