白山(至福の初滑り)
- GPS
- 09:45
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,843m
- 下り
- 1,944m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市ノ瀬〜別当出合の車の通行は不可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
別当覗き辺りから積雪が増える。 南竜分岐辺りでスキーハイク開始。 |
写真
感想
月曜日のライブカメラで別当出合が白く染まったのを見て積雪を確認した。火曜日はそれほど気温が上らず、曇り。そして水曜日の今日、ちょうど仕事が休みだったので父ーチャリオ君パーティに混ぜてもらうことにした。2:00出発の予定だったが、1:30には既に皆集合していたのでフライングスタート。チャリオ君は挨拶した後、先に出ますと早々に一人で出発していった。自分はチャリオ君とは初山行、チャリオ君まだスキーを注文中のようで今日はひとりツボ足で冬山というものを勉強しにきたようだ。なんて真面目な青年。今日はよろしくお願いします。
林道にも積雪があるかもしれないと思ってMTBにしたが、ドライの路面だった。時間は六万橋〜別当で53分かかった。久しぶりの板を担いでの重荷、激坂で汗ビショになってしまった。1本橋も板は取り外されて、暗闇綱渡り。この感覚も久しぶりである。さあどこから板が履けるか、登山道上に雪はあってもまだまだ少ない。石畳、中飯場をすぎてしばらくで先頭をチャリオ君に交代。すると荷と足回りが軽いチャリオ君にはゆとりペースだったようで交代した途端スピードをあげた。自分も負けじと食らいついたが瞬く間に先に消えていった。別当覗き付近で積雪が多くなるが、大きな岩や階段が出ていてまだ板は履けなかった。とはいってもラッセルは楽ではない。甚之助小屋の中で大休止して、いつでも板が履けるようにシールをセッテイングしておいた。チャリオ君は新しい世界に興味津々なのか「シールってどうやって板に貼りつくんですか?」「シールの間に挟まっている網はなんですか?」と学びの姿勢なので丁寧に教える。
南竜分岐手前でやっとスキーハイク開始。十二曲がりまでのトラバースで日が上がり明るくなる。十二曲がりも岩が所々出ているが細かくジグって登りあげた。弥陀ヶ原は太陽で赤く染まっていた。風は強めだが、日が出ているのでなんてことはなかった。ゴーグル、ダウンの装備は一切せずに先を歩く。五葉坂には入らず谷筋から室堂を経由しないでいく。チャリオ君はツボラッセルが大変そう。スキーを恨めしそうに見ている。体力抜群のチャリオ君だからこなせるけど、これ以上積雪があったら厳しい。この辺りからシールの不調で手こずってしまった。本来のスキー用のシールの糊がベタベタだったので、別の板のシールを持ってきていた。山頂直下でもシールがズリ剥がれて残り50mでシールは諦めてツボにしました。シーズン前の装備チェックを怠ったので痛い目に遭ってしまった。11月のお参りで初滑りの安全を祈願。ここでチャリオ君は夏道経由で帰り、我々はスキーで下るのでお別れ、またご一緒しましょう。チャリオ君スキーに負けまいと駆け足で降っていった。
谷筋を選んで、岩を避けながら滑る。父と写真を取り合いながら交互に降っていく。何度か藪に足を取られ転んでしまったが、途中から感覚を取り戻して滑降を楽しんだ。黒ボコ岩からは石畳を回避するように谷に入る、ここは石が少ないから滑り初めの定番ルートだと教えてもらった。途中で十二曲がりの尾根に復帰して下でスキーは終了。板を傷つけるのは忍びない。
南竜分岐を10時に通過。14時から家庭の用事がある。最初から予定ありきの山行だった訳ではないが、間に合う可能性があるのであれば家族の機嫌が良くなる。父に失礼して先に降りさせてもらう。中飯場から下の雪はすっかり溶けてしまった。林道もチャリでかっ飛ばし、車でチャリオ君に挨拶して帰路についた。
今週末にかけて晴れの予報が続くので次の滑りは間隔が空いて先になりそうです。
今日無事白山で初滑りを楽しんできた。水曜友の会のYSHR、兄ちゃん、チャリオ君の三人で深夜2時市ノ瀬ゲート発と約束、チャリオはまだ注文したスキーが届いてないのでツボ足で頑張ってもらおう。
深夜2時前準備ができた順にチャリオ、YSHR、兄ちゃんがスタート、今日は体力作りだと思って重い板、一眼レフ、その他厳冬期に使う諸々の道具をザックに詰めた、担いですぐに後悔した、ズーンと腰に来た。ダンシングも出来ず黙々と拷問に耐える。それでも頑張って45分で別当出合に着いた。休憩舎の中に入りまったりした。兄ちゃんも着いて休憩後薄く雪の乗る一本橋を渡る。ツルツルに気を付けた。
対岸に渡ると雪がチラホラ、中飯場から雪は繋がり覗きから雪は増えていった。自分と兄ちゃんは板を担ぎ兼用靴なので身軽なチャリオが先頭でラッセルを頑張る。途中小熊の足跡もあり少しびっくり、2時間かけて甚之助に着いて中で大休止、小屋を出るともう問題なくスキーで歩けた。やはりスキー歩行は楽でペースは上がる、兄ちゃんはインチキシールできたので頻回にトラブって待つことが多かった。
チャリオはツボだがガンガンラッセルして先を行った。この若者ホンマに強いと思った。兄ちゃん弥陀ヶ原でもシールトラブルで随分待たされた。道具はちゃんと点検しておこう。弥陀ヶ原を過ぎて左に進路を取り沢筋を逆くの字からピクることにした。猛烈な地獄風が吹き付ける。地獄を知らないチャリオはテムレスで泣いていた。顔も吹きさらしで心配になり無理しなくてもいいよと言うが大丈夫ですと言う。根性も座っている。
強烈な地獄風を受けながらガンガン高度を上げ山頂直下で岩岩になり板をデポした。三人で無事登頂しお参りを済ませた。帰りは僕たちは直下からスキー、チャリオは通常ルートで室堂経由で帰還。雪はまだ多くはなく岩も出ているがうまく吹き溜まりを繋いでいけば問題なく滑れる。これですよこれ、スキーは最高です。兄ちゃんと前後して写真を撮りながら滑っていく。弥陀ヶ原を抜け観光新道下斜面を滑走して黒ボコ下トラバースまで無事滑り込んだ。まだまだ滑りたいところだがチューン仕立ての板なのでここで終了、後は板を担いで別当出合まで、ラストチャリリンで無事市ノ瀬帰還、最高にマンダムな一日でした。
今日はYSHR先生と兄ちゃんさんの山スキーの見学をさせていただいた。
先週の降雪後と比べて今日は雪がそれ程多くないように感じたが、それでも弥陀ヶ原から先は何度も踏み抜き苦労した。もっと積もればツボ足は困難になりスキーは益々有効なんだろう。
滑降の様子も是非見たかったが勿論、ついていくことは出来ず一瞬でサヨナラだろうから、山頂でありがとうございましたと一般登山道で下山した。山スキーがどういうものか、少し分かったので良し。
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