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Yamareco

記録ID: 272445
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山滑走
北陸

高落場山(たいらスキー場から南尾根ルート)

2013年02月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:08
距離
7.2km
登り
692m
下り
692m
天候 雪 しばしば吹雪
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
たいらスキー場第1リフト下駐車場利用
たいらスキー場から出発するとき、一瞬視界が利いた。正面真ん中の、左下から右上に上がる尾根にこれから取付く。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/25 7:19
たいらスキー場から出発するとき、一瞬視界が利いた。正面真ん中の、左下から右上に上がる尾根にこれから取付く。
梨谷川の林道の橋を渡って直ぐの斜面に取付く。橋上も両側雪庇でど真ん中を通らないと危ない。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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梨谷川の林道の橋を渡って直ぐの斜面に取付く。橋上も両側雪庇でど真ん中を通らないと危ない。
斜面を登り始めて直ぐ、梨谷川の谷を眺める。奥には国道の梨谷大橋が見える。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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斜面を登り始めて直ぐ、梨谷川の谷を眺める。奥には国道の梨谷大橋が見える。
753mのピークを中心とした、まるでカールのような地形の下に出てきた。右か左に避けて登らないといけないが、今日は左を行った。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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753mのピークを中心とした、まるでカールのような地形の下に出てきた。右か左に避けて登らないといけないが、今日は左を行った。
753mピークに向かう緩い尾根筋。右側は要注意の雪庇地帯。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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753mピークに向かう緩い尾根筋。右側は要注意の雪庇地帯。
標高750mあたり、吹雪が続く中の一瞬の視界。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/25 7:19
標高750mあたり、吹雪が続く中の一瞬の視界。
殆どホワイトアウトの高落場山頂。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/25 7:19
殆どホワイトアウトの高落場山頂。
滑り降りる途中で雪庇に乗って崩してしまい、ぎりぎりセーフ。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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滑り降りる途中で雪庇に乗って崩してしまい、ぎりぎりセーフ。
やっとスキー場直下の道まで戻ってきた。
2013年02月25日 07:19撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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やっとスキー場直下の道まで戻ってきた。

感想

 冬型気圧配置で終日雪と言う日に、それならこの程度の山と高落葉山を考えた。冬の一般コースは五箇山トンネル西口からだが、地図を眺めていたら南側のたいらスキー場から行けそうじゃないかと。ただ天気の悪さは尋常ではなく、帰ってから知ったがこの冬最大級の寒波だったと。

 朝の営業開始直前で続々スキーヤーが到着するのに混じってたいらスキー場の駐車場に到着。平野では雪がちらつく程度だったが、ここまで上がってくると吹雪で、ちょっと出かけるのをためらったが、弱まったなと思い出発。
 先ず梨谷川を渡る林道の橋に下りるのに、どこが林道だかわからず早く下りすぎてしまい、登り返して漸く橋に到達、渡って直ぐに斜面に取り付いた。753mのピークを中心に広がる、まるでカールのような地形の底に一旦出て、向かって左側から尾根に達した。753mピーク、900mピークをいずれも巻き気味に越えて登り続ける。この間風は強弱を繰り返し、一貫して雪は降り続いている。1050mのピークの前後では横風が厳しくなり、ノーズガードを付けて顔を完全に覆う本格装備で対処した。この低い標高ではついぞやったことはなかった。ラッセルは脛までが多く、時々膝まで潜る。
 左から吹き続ける風に顔をそむけながら、遂に斜面が緩くなって北からは毎年来て馴染みのある頂上に達した。ほとんどホワイトアウト、当然誰もいない。北からのトレースは見つかった。きっと1時間以内のもの。
 橋を渡ってからここまで標高差500m余りを4時間、この天候と積雪状態から5時間位まで見込んでいたからまずまずであったが、問題は下りの帰り道だった。頂上滞在30分後、下り始めから自分のトレースは半分消えかかっていて、ほどなく辿ることが不可能になった。当然視界は利かない。こうなるとGPS頼りで、来た道を辿っているか何度も何度も確認しながら慎重に下りる。というつもりでもつい外してしまうと元にもどるのに手間がかかる。
 一番の苦労は5箇所ほどの小ピークの登り返しで、皆緩いもので登りで意識して帰りが楽なように巻きのトレースを付けて来たが、それが全く意味をなさない。トレース上で真っ直ぐ歩けるようなごく緩い登りでも崩れる横歩きに喘ぐ。かと言ってシールを付け直す長さではない。という調子を繰り返して林道の橋まで戻るのに2時間半かかった。1時間かそこらの筈だったのに。
 ともかく日が暮れる前に、またスキー場のリフト営業終了時間は過ぎていたが完全に止まる前には車に戻ってきて、スキー場の人に捜索される羽目にはならなかった。まぁ良い経験をさせて貰った一日だった。

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