釈迦ヶ岳(高原山山塊:栃木百名山:お天気良すぎ、かつてない疲労感!)
- GPS
- 10:00
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,302m
- 下り
- 1,291m
コースタイム
07:40 林道守子線分岐
07:55 守子口登山口
08:40 守子神社
09:10 西平ヶ岳登山口への分岐
10:30 前山
12:30 釈迦ヶ岳山頂着
(昼食休憩)
13:00 釈迦ヶ岳山頂発
13:55 前山
14:45 守子神社
15:15 守子口登山口
15:30 林道尚人沢線分岐
16:40 育樹祭会場駐車場
天候 | 晴れ過ぎるほどの晴天! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはありません。 県民の森管理事務所から育樹祭会場までの道路、日陰は凍結! 登山道:前山手前のやせ尾根と急斜面では雪崩れの危険性ありと思う。 雪面を踏みしめると、「バッツ」と音がして、小さなクラックが出来た。 やせ尾根は風の通り道のようです。雪庇が出来ていました。ふみ抜きに注意です。 |
写真
感想
● 天気予報は、晴れ。高気圧に覆われる山々!
絶対に行くっきゃない・・・、山へ!
● 日光方面、那須方面どこでもよかったが、でも我が心のふるさと高原山山塊を選んだ!そう、この時期釈迦ヶ岳に登ったことがなかったので、是非登ってみたいと思っていた。2月10日のShaminekoさんのレコを参考に!
● 県民の森育樹祭会場から今日の山旅を始めました。
尚仁沢林道から守子林道を経て、守子登山口へ!ここまで約1時間20分、やや長めの林道歩きである。
登山口から尾根伝いに登っていく!
守子神社からやや雪が深くなったので、ここで雪山アイテム、スノーシューを履く!
快適に登っていくが、程なく体調に異変が!右足の付け根に鈍痛が走り始めた。
あれれ・・、と思うと、スノーショーがやけに重く感じる。
早朝マイナス5度だった気温も、0度に!
雪が重くなっていた。
● 前山の手前に差し掛かる!
夏山登山道は確か東側斜面をトラバースしているはず、でも今日はその登山道も不明瞭、尾根伝いに登っていく。
やせ尾根になり、雪庇が出来ていた。
雪尻は歩かないのが鉄則であるが、行く手にどうしても樹木の障害物があり雪尻の上を歩くと、やっぱり踏み抜いた。
右足が前に出てグリップしてくれたので、落ちずに済んだ。あぶないあぶない。
雪庇から離れて歩くが、ときおり「ぼっつ、ぼっつ」と音がする。
初めはなんの音か気づかなかった。
雪面を踏みしめていくと、何度も音がする。なんだろう!
と思っていると、自分の左側にその音と同時に小さなクラックが出来た。
雪が動いていたのだ!
恐怖が湧いてきた。引き返そうとも思った。
自分が雪崩れに巻き込まれていく姿を思い浮かべた。
しかし、歩みは前に進んでいた。
やせ尾根から急斜面に取り付いたときも、同じ音が何度もした。
〜怖いな〜と思いつつも、気にしがみ付きながら登っていった。
こうして、たぶん、雪崩れにまきこまれていくんだろな〜!
戻る勇気も必要なのだな?
● 足の付け根の痛みもピークに達していた。痛い。
でも前に進む。釈迦ヶ岳山頂手前まで来て、右足が動かない!。
左足を前に出して踏ん張り、右足を引き上げる。
そんな動作を繰り返して、山頂に向け直登した。
山頂に着いたときの気分は一塩だった。
思わず、山頂の阿弥陀如来に手を合わせた。
そして、山の神々に手を振った。
晴天無風状態、山頂で昼食にありついた。
● 山頂では360度のパノラマを楽しんで、来た道を戻った。
● 上りに6時間を費やしたが、下山は3時間40分。
この差はあまりにも激しすぎた。
晴れて、風もなく、最高のお天気だったが、それが災いした。
雪が重く、汗まみれ!、クラックが発生して恐怖におののきながらの登山となった、右足の付け根も痛くて足が上がらない状態での山旅!
自分が遭難することを覚悟しながら歩きました。
今までにない、辛くて大変な山登りだった。
● でも、今ここに、こうしてレコを作成している自分がいます。
神様に、仏様に感謝しました。
そして、気だるい体を、さらに、美味い酒が私の体を包んでくれている。
● 何でしょうね?、山と酒が切り離すことが出来ないmatukura64でした。
コメント
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matukura64さん、ロングコースお疲れ様でした 思わず引き込まれるような素晴らしい写真満載ですね
昨日は下界からも釈迦ヶ岳がクッキリ見えてましたし風も穏やかで、思わずズル休みしちゃおうかと思いました。雪がタップリあるうちにもう一度お釈迦様に会って来ようかな、、
これから雪崩のシーズンですので、お互い気をつけましょう。
Shaminekoさん、こんにちは。
そうですか、下界から見ていてくれましたか?
お天気良かったので、私の姿がみえたかな〜!そんなわけないか(^^;)
小さな亀裂が入ったときは本当にビビリましたよ。どうしようかなって
これからの時期、本当に雪が緩んだり、寒暖の差で表層雪崩が起きたりと、危ない季節なんですよね。多分!
ほんと、安全登山で行きましょうね
こんばんは、matukura64さん。
無事に下山されて何よりです。
その後、足の痛みの状態は良くなりましたか?
登り詰めた山頂からの眺めは素晴らしいです。
やはり会津駒ヶ岳〜三岩岳は真っ白で一番目を引かれますね。
wakasatoさん、コメントありがとございます!
足の痛み、今も何となく変ですが、あと数日もすると直ると思います。無事下山できてよかったです。ほんとうに!
お天気で緩んだ積雪、雪庇といい、ミニクラックといい、山頂手前の急登といい、ビビリまくりの山行でした 初めての経験ばかりでしたから 。
雪山の怖さ、その一つを身をもって感じてきました。良い勉強になりました。(もうこの時期雪山はやめようと思ったしだいです。 てかっ )
でも頂上からのパノラマ、やっぱ冬の景色は神々しいですね。シビレましたよ!
苦労して登った甲斐があって感激もひとしおでした 神様に仏様に感謝感謝でした
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