乗鞍岳(剣ヶ峰ピークハント&BCスキー)


- GPS
- 06:29
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,484m
コースタイム
天候 | 晴れのち高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は休暇村(無料)を利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【休暇村〜ゲレンデ最上部】 ゲレンデ端を歩行。 歩きやすく特に問題なし。 【ゲレンデ最上部〜位ヶ原】 ツアーコースを歩行。 途中看板等もあるためホワイトアウトしない限りわかりやすいコース。 【位ヶ原〜肩の小屋】 広い雪原なので視界が悪い時は方角を見失わないように気をつける必要あり。 雪は風でしまっているためつぼ足でも歩けそう。 【肩の小屋〜剣ヶ峰】 岩や植生、シュカブラなど障害物が多いのでスキー歩行は困難。 ピッケル+アイゼンを推奨。 【スキー滑走】 上部は全般的にシュカブラが凍っていて滑りにくい。 コース下部は一部パウダーもあるが一度解けた表面の雪が凍ってモナカ雪になっている場所が多い。 ■ドコモ電波状況 全般的に電波はよく入る。 ■温泉 乗鞍といえば「湯けむり館」 大人1回700円。 |
写真
感想
3月3日(日)の天気予報は西高東低が少し緩んで南の方が天気が良さそう。
そして前から登りたいと思っていた雪山3000m峰。
いよいよBCスキーの本格デビューということで白羽の矢を立てたのは「乗鞍岳」だ。
前日の夜に石川を出て高山で車中泊。
翌朝4時に起床し2時間ほどかけて乗鞍高原スキー場を目指す。
高山の天気は・・・予想に反して雪。
予報通り本当に晴れるのか疑心暗鬼になりながら運転する。
乗鞍高原に近づく頃には次第に辺りも明るくなり、雪も段々止んできていた。
そして車のフロントガラス越しに乗鞍岳のシルエットが見えてくる。
この乗鞍高原スキー場には以前からスキー目的では頻繁に来ていたし、学生時代にはペンションでアルバイトもしていたのでとても馴染みの深い場所だ。
休暇村に車を停めて準備をする。
気温はその時点でマイナス14度・・・山頂は風も強そうだしもっと寒そう。
周りにもBCスキーと思われる車が何台か停まっていた。
準備を終えるとリフト運行前に誰もいないゲレンデを登りだす。
滑りなれた無人のゲレンデをスキーで登るというのもまた新鮮だ。
コブのイメージがある「かもしかゲレンデ」もこの日はきれいに整地されていて登りやすかった。
かもしかリフト終点からいよいよツアーコースを歩く本格的なBCスキーの始まりとなる。
ゲレンデに人はいなかったがツアーコースに入ると何人かのBCスキーヤーの方々が歩いていた。
位ヶ原から森林限界を超えると予想通り風が出てくる。
歩けないような強い風ではなく、むしろコンディションとしては良い方だった気がする。
ここまで来ると視界も良くなり、左に中央アルプス、右に槍穂高連峰、後ろを見ると南アルプスまで見渡すことができた。
稜線に近づくといよいよ風も強くなってきた。
その辺から剣ヶ峰までは岩場と植生でスキー歩行が困難だったため、スキーを背負ってアイゼン歩行に切り替える。
背負ったスキーがマストのように風を受けるのでとても歩き辛い。
それでも少しずつ標高が上がるにつれて視界が広がってくると、自ずとテンションも上がってくる。
剣ヶ峰山頂に到着すると、期待通りの360度の展望が待っていた。
目の前に大迫力の御嶽山、遠くに雲から頭を出している白山、そして槍穂高連峰、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス・・・
本来ならこれだけでも大満足だが、今回は後半のお楽しみであるスキー滑走が待っている。
剣ヶ峰は岩場が多く直下の急斜面も雪崩が怖いので朝日岳までアイゼンで下ってドロップポイントとした。
そしていよいよシールをはがしてドロップイン。
荒波のようなシュカブラが強風でそのままの形で凍っているので滑りにくいが、その中でも滑りやすい場所を探りながら滑走する。
やっぱりスキーは速いし楽しい。
長かった登りも滑り降りるとあっという間だ。
瞬く間にゲレンデにたどり着くと、そこからは普通にスキーヤーに交じって滑る。
ゲレンデのあまりの滑りやすさに愕然。
いかにゲレンデの環境が恵まれているのかを思い知った。
全般的には滑りにくい印象だったが、所々のパウダーは楽しめたし、360度の絶景を眺めることもできたので100点満点の山行だったと思う。
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