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Yamareco

記録ID: 276407
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ハイキング
霧島・開聞岳

鹿児島へGO!(1)高千穂峰・砂の惑星に荒ぶる春の嵐

2013年03月09日(土) [日帰り]
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GPS
03:00
距離
5.1km
登り
619m
下り
619m

コースタイム

高千穂河原 11:10
森林限界 11:38
御鉢 12:14 ※稜線指導標
鞍部 12:25-28 ※脊門丘・初代霧島神宮跡
高千穂峰山頂 12:58-13:28(昼食)
鞍部 13:36
御鉢 13:47
森林限界 14:00
高千穂河原 14:15
天候 ガンガンに晴れてるのに春霞
桜島の火山灰+黄砂+PM2.5?
付近の風速20m前後(ビジターセンター掲示板)
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口の高千穂河原に大駐車場完備(200台、普通車410円/日)。
コース状況/
危険箇所等
登山口から登山道はずっと火山礫に覆われており、歩きにくい道です。
特に樹林帯を抜けてからは、火山砕屑物の急な斜面に足をとられ滑ります。
スパッツの着用をお勧めします。靴も白くなりますのでご注意ください。
また砂埃を吸わないために口を覆うマスク等もあれば良いでしょう。

登山届は高千穂河原ビジターセンターで提出します。
トイレは駐車場付近に複数あります。

【昼食購入】霧島ストリートベーカリー
霧島ロイヤルホテル近く、祝日以外の火〜木休業
http://www.kirinavi.com/content/ksb/

【温泉】霧島湯之谷山荘
15-16時清掃、清掃前は500円、清掃後は700円
http://www.mountaintrad.co.jp/~yunotani/
今回の鹿児島火山ツアーは、最初の目的地が霧島の東端・高千穂峰ということで、宮崎空港から入りました。初搭乗のソラシド。
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今回の鹿児島火山ツアーは、最初の目的地が霧島の東端・高千穂峰ということで、宮崎空港から入りました。初搭乗のソラシド。
有名な(有名だった?)宮崎県庁前でパシャリ。
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有名な(有名だった?)宮崎県庁前でパシャリ。
鹿児島県に入ってすぐ、登山口の高千穂河原には立派なビジターセンターや大駐車場が完備されています。
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鹿児島県に入ってすぐ、登山口の高千穂河原には立派なビジターセンターや大駐車場が完備されています。
真新しい避難壕に一瞬緊張。ここは活火山地帯。
真新しい避難壕に一瞬緊張。ここは活火山地帯。
それでは九州の山も楽しく登りましょう、山のぼり☆大好き〜♪
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それでは九州の山も楽しく登りましょう、山のぼり☆大好き〜♪
最初は木々の疎らな樹林帯を行きます。既に足元が砂礫で覆われて歩きにくい(新燃岳噴火の影響とか)。
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最初は木々の疎らな樹林帯を行きます。既に足元が砂礫で覆われて歩きにくい(新燃岳噴火の影響とか)。
風景がおかしいです。SF映画かマダガスカルあたりみたい(もちろん行ったことないのでよく知らない)。
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風景がおかしいです。SF映画かマダガスカルあたりみたい(もちろん行ったことないのでよく知らない)。
角度によっては双耳峰のようにも見えますが、高千穂峰の左肩に御鉢という新しい火山が乗っています。
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角度によっては双耳峰のようにも見えますが、高千穂峰の左肩に御鉢という新しい火山が乗っています。
森林限界まで来ました。ここからは御鉢に向かって砂礫の斜面を直登します。
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森林限界まで来ました。ここからは御鉢に向かって砂礫の斜面を直登します。
様々な火山の中でも第1級の登りにくさです。
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様々な火山の中でも第1級の登りにくさです。
おかしな風景が広がる中、滑る砂とひたすら戦います。
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おかしな風景が広がる中、滑る砂とひたすら戦います。
岩がある方がこれを頼りに登りやすいです。いよいよ御鉢の稜線へ。
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岩がある方がこれを頼りに登りやすいです。いよいよ御鉢の稜線へ。
おぉ〜っつ。
荒々しい御鉢の火口です。
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荒々しい御鉢の火口です。
最後の噴火は1913年、新燃岳と交互に噴火をする霧島で最も活発な火山の一つ。
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最後の噴火は1913年、新燃岳と交互に噴火をする霧島で最も活発な火山の一つ。
シマシマしてます。馬の背と呼ばれるこの縁を更に登って行きます。
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シマシマしてます。馬の背と呼ばれるこの縁を更に登って行きます。
その先に見える高千穂峰までガンバレ!
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その先に見える高千穂峰までガンバレ!
高山の稜線歩きにも匹敵する、ダイナミックなルートです。
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高山の稜線歩きにも匹敵する、ダイナミックなルートです。
左手の眼下には宮崎県・小林えびの方面のカルデラ盆地が広がります。
左手の眼下には宮崎県・小林えびの方面のカルデラ盆地が広がります。
途中、崩壊地もあるので注意。
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途中、崩壊地もあるので注意。
直進禁止の標識が現れます。御鉢の火口沿いはここまで。
直進禁止の標識が現れます。御鉢の火口沿いはここまで。
高千穂峰との鞍部に向けていったん下降します。
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高千穂峰との鞍部に向けていったん下降します。
鞍部は脊門丘(せとお)と呼ばれ、霧島神宮が一番最初に置かれた場所です。
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鞍部は脊門丘(せとお)と呼ばれ、霧島神宮が一番最初に置かれた場所です。
ここから最後の登り。御鉢をバックに、高千穂峰の斜面を行きます。やっぱり砂礫。
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ここから最後の登り。御鉢をバックに、高千穂峰の斜面を行きます。やっぱり砂礫。
今日も登山開始が遅かったから、もうシャリバテ〜★
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今日も登山開始が遅かったから、もうシャリバテ〜★
でもあとちょいガンバレ!
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でもあとちょいガンバレ!
山頂着いた。
天の逆鉾をいただく、高千穂峰の頂上です。
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天の逆鉾をいただく、高千穂峰の頂上です。
じゃあ記念撮影をしようか・・・めっちゃ風が強い!
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じゃあ記念撮影をしようか・・・めっちゃ風が強い!
帽子を押さえてチーズ。
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帽子を押さえてチーズ。
イエーイ!PM2.5を吸っておかしくなったのか、すっかりハイに。
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イエーイ!PM2.5を吸っておかしくなったのか、すっかりハイに。
遠くの山は霞んでいてよくわからず。こんなに晴れてるのにやはり謎の物質のせい?
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遠くの山は霞んでいてよくわからず。こんなに晴れてるのにやはり謎の物質のせい?
それでも方位盤で山座同定しようとしたら・・・
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それでも方位盤で山座同定しようとしたら・・・
風が強すぎてとてもじゃないけど無理!
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風が強すぎてとてもじゃないけど無理!
新燃岳方面。噴煙は韓国岳に登ったときに見ることにしよう。
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新燃岳方面。噴煙は韓国岳に登ったときに見ることにしよう。
高千穂峰の反対側の肩にも古い火山が乗っているんだとか。
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高千穂峰の反対側の肩にも古い火山が乗っているんだとか。
数年前まで営業小屋だった山頂小屋の陰で風をしのいで昼食。皆さん考えることは同じ。
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数年前まで営業小屋だった山頂小屋の陰で風をしのいで昼食。皆さん考えることは同じ。
お腹も満たしたところで、雄大な霧島の山並みを楽しみながら、砂走りで下山しましょう。
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お腹も満たしたところで、雄大な霧島の山並みを楽しみながら、砂走りで下山しましょう。
砂の惑星でも頑張る芝ちゃん。
砂の惑星でも頑張る芝ちゃん。
馬の背を走り抜けます。
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馬の背を走り抜けます。
御鉢の火口とのお別れを前に・・・「火山のぼり★大好き〜」♪
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御鉢の火口とのお別れを前に・・・「火山のぼり★大好き〜」♪
ザクザク下降。
ザクザク。
霧島神宮古宮址を通過。
霧島神宮古宮址を通過。
新燃岳方面への縦走路は閉鎖されているので、韓国岳は大浪池とあわせて登りなおします。
新燃岳方面への縦走路は閉鎖されているので、韓国岳は大浪池とあわせて登りなおします。
おつかれさま、今日も無事に下山しました。靴も服もスナスナだよ・・・オンセンオンセン♪(終)
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おつかれさま、今日も無事に下山しました。靴も服もスナスナだよ・・・オンセンオンセン♪(終)
それにしても霧島の地熱の高さはすごい。あちこちでもうもうと噴気が。
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それにしても霧島の地熱の高さはすごい。あちこちでもうもうと噴気が。
立ち寄った温泉は湯之谷山荘。これまで行った温泉の中でも一番いいお湯のひとつかも。
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立ち寄った温泉は湯之谷山荘。これまで行った温泉の中でも一番いいお湯のひとつかも。
(おまけ)高千穂河原手前の美味しいパン屋さん、霧島ストリートベーカリーで今回の昼食を調達。
(おまけ)高千穂河原手前の美味しいパン屋さん、霧島ストリートベーカリーで今回の昼食を調達。
パンと関係のない木彫りの熊が怖い。
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パンと関係のない木彫りの熊が怖い。
・・・(汗)
怖いんだってば!!
怖いんだってば!!

感想

今月はどこに行こうか・・・
ヤマレコの皆さんの記録を見てguraが行きたいと言い出したスノーシューか、
寒い時期に行こうと取ってある伊豆・天城山か、という話をしていたはずのところ、
1週間前に急に、休暇を取って火山の本場・鹿児島に行こうということに。
安いフライト、安いホテル、安いレンタカーを組み合わせ、決行に漕ぎ着けました。

まず向かった高千穂峰、霧島の一角にあって独立峰の風格を持つこの山、
見上げれば美しいのですが、いざ登ると足元は火山性の砂礫でゴロゴロです。
新燃岳の風下側にあたるため、噴火後、更に登りにくくなったようで。

しかも折りしもの春の嵐が、禿げた大地に否応なしに吹きつけるという・・・
登山者から帽子やバッグなどを、遠い彼方へと奪い去る瞬間を何度となく見ました。
思いがけず、荒々しい山のぼりに。

翌日は天気が崩れる予報でしたが、この日は終日青空が広がりまずまずの天候。
不気味にうねり盛り上がる、霧島ならではの山並みを堪能しながらの登山となりました。
ホント、一つ一つの山の形がおかしくてそれが集まっているのが更におかしいんですよ。
きっと遠い宇宙のどこかの表面もこんな感じなのだろうと思わされます。
(いえ、ここも実際に宇宙の一部です)。

夜は鹿児島市内に宿泊し、最終日の3日目にまた霧島に戻るスケジュールです。
大浪池・韓国岳の方もますます楽しみになる、鹿児島1つ目の登山でした。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【鹿児島へGO!シリーズ】
(1) 高千穂峰・砂の惑星に荒ぶる春の嵐(3/9)※本レコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-276407.html
(2) 開聞岳・それはきっと素晴らしい眺望(3/10)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-276443.html
(3) 韓国岳&大浪池・なぜ登る?「そこに穴があるから」(3/11)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-276465.html
 

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コメント

こんばんは!
はじめまして、gura & guruさん、

同じような日程で同じ山に登ってました
私は9日に先に開聞岳、10日高千穂と入れ違いのあと最後11日大浪池・韓国岳はニアミスみたいです

高千穂は私が登った日はガスガスで何も見えずひたすら1歩進んで半歩下がる〜状態でしたから 、オォ〜、こんな絶景だったのか、残念。。。と思いつつ、しかし、お二人の写真でじっくり癒されておりました。

高千穂はホント強風でしたね。晴れてても凄そうですが、翌日は馬の背で撤退の人も多く、初体験な強風で、こんな重い(?)私ですら飛ばされそうになってました

しかし南九州の山は海・温泉とセットでよいですね。砂むしは体験できなかったので、次、新燃岳縦走とあわせリベンジしたいと思っています
2013/3/16 0:17
ShuMaeさん!
開聞岳のレコも拝見させていただきました。
すごくカッコいい開聞岳!

私たちが行った日はShuMaeさんが高千穂に
行かれてた日で曇天だったので、
あまりパッとしてなかった

最南端の電車旅もいいですね〜
私も特に単独ではクルマより電車の方が好きです
2013/3/16 1:07
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 霧島・開聞岳 [日帰り]
高千穂河原〜高千穂峰山頂往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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