ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2772275
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

京都北山・廃村八丁 小春日和

2020年11月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:11
距離
11.2km
登り
660m
下り
652m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:35
休憩
0:34
合計
7:09
7:22
68
8:30
8:40
82
10:02
10:10
21
10:31
10:37
156
13:13
13:23
68
14:31
佐々里峠
天候 快晴のちうす曇り
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
トレッキングのスタート/ゴールとなる佐々里峠まで、自宅(兵庫県三田市)からクルマで高速を使わずに2時間20分でした。
コース状況/
危険箇所等
全般的にしっかりしたルーファイ能力が必要です。登山上級者であってもルート経験者と同行されることを勧めます。なお、今回のルートでは, 一般的な秋山トレッキング装備に加えて、長靴を推奨します。水深30〜40cmほどの渡渉が10回ぐらいあり、登山靴では絶対に水没します。かといって沢靴では履き替えが面倒です。

●佐々里峠 ⇔ ダンノ分岐
 往路も復路もこの区間を通ります。ダンノ分岐近くは急坂になっていて、イワウチワの大群落があります。咲くのは春先です。
-
●ダンノ分岐 ⇒ ニセ品谷峠
 例年どおりダンノ分岐から反時計回りに周回しました。まず品谷山に伸びる稜線を西進(西南西)しました。お天気は清々しくて風もなく、周囲に雲海が拡がりました。ときどき登山路を塞いでいる倒木がありますが、よく観察したら巻き道や抜け道が出来ています。スモモ谷から廃村八丁に入られる方は、品谷峠とニセ品谷峠とを勘違いされないようにしてください。品谷峠のさきにあるニセ品谷峠から下降するのが一般的なスモモ谷ルートです。
-
●ニセ品谷峠 ⇒ トラゴシ峠 ⇒ 廃村八丁
 ニセ品谷峠を直進して登り、等高線を読みながらP827の手前の小ピークで左折して南進します。踏み跡が微かな場所が多いので、途中、枝尾根に入らないように注意して進みます。P776を通過して少し下っていったらトラゴシ峠に着きます。トラゴシ峠からはすぐ前の(南側の)谷に降りてはいけません。東方向へ、気持ち的にはルートを戻るようにトラバースしてひと尾根越えてから北東方向に下ります。ルートは不安定で急坂ですが、もし滑った場合でも、転がってしまうと昇天ものですので、腹ばいにべたっとコケましょう。八丁川は長靴に履き替えるまでもなく渡渉でき、廃村八丁に入村しました。
-
●廃村八丁 ⇒ ダンノ分岐
 かつて人の営みがあったことが、あちこちで感じられます。小学校の分校跡や、哀しい詩が書かれた壁もあります。いまの廃村八丁のランドマークは三角小屋のある場所で、以前の八丁小屋の場所からすこし東側になっています。刑部谷ではかつての台風の爪痕がいまだに残っていますが、よく見たら必ず巻き道や抜け道がありますので、無理に突破しないこと。四郎五郎谷への分岐から先の刑部谷はさらに渡渉が多くなります。今回は紅葉が終わっていましたので、奈良谷は詰めずに、無名峠を越えてダンノ峠に登り、さらに登ってダンノ分岐に戻りました。
その他周辺情報 ・鞍馬温泉(11時〜19時)
 いつも通り露天風呂のみ利用(1,000円)
 ラドン入りの硫化水素泉でよく温まります。
 http://www.kurama-onsen.co.jp/plan01/index.html

・MKバイキング上賀茂にて夕食(17時〜21時)
 バイキング形式ですが、種々感染対策が施されてました(560円)
 http://www.mkciel.net/kamigamo/viking.php
佐々里峠の早朝。
2020年11月29日 07:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 7:16
佐々里峠の早朝。
朝陽が差し込んできれい。
2020年11月29日 07:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
11/29 7:36
朝陽が差し込んできれい。
周囲には雲海が拡がりました。
2020年11月29日 07:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
11/29 7:45
周囲には雲海が拡がりました。
ダンノ分岐にてルート確認。
2020年11月29日 07:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 7:59
ダンノ分岐にてルート確認。
おっと、PHプレートが切り落とされて、緑の針金のみ残っています。なんちゅうことを!
2020年11月29日 13:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
11/29 13:51
おっと、PHプレートが切り落とされて、緑の針金のみ残っています。なんちゅうことを!
品谷山の稜線のPHプレートは無事でした。
2020年11月29日 08:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
11/29 8:09
品谷山の稜線のPHプレートは無事でした。
雲海を見下ろす品谷山。初冬の雰囲気。
2020年11月29日 08:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 8:30
雲海を見下ろす品谷山。初冬の雰囲気。
京都府北部の天気予報は、鉛色曇天&雨だったのに、青空です。前日でこんな予報しか出せなかったんですかね?
2020年11月29日 08:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
11/29 8:30
京都府北部の天気予報は、鉛色曇天&雨だったのに、青空です。前日でこんな予報しか出せなかったんですかね?
稜線は倒木がルートを塞いでいますが、よく観察したら必ず抜け道があります。
2020年11月29日 08:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 8:51
稜線は倒木がルートを塞いでいますが、よく観察したら必ず抜け道があります。
ねじれブナの大木のある品谷峠。雰囲気あり杉!
2020年11月29日 08:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
11/29 8:53
ねじれブナの大木のある品谷峠。雰囲気あり杉!
ひと山越えた鞍部がニセ品谷峠。ここから廃村八丁に下るのが一般的です。今回我々は稜線を直進します。
2020年11月29日 09:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 9:03
ひと山越えた鞍部がニセ品谷峠。ここから廃村八丁に下るのが一般的です。今回我々は稜線を直進します。
稜線P827の手前を南折して、ルーファイしながら南進していったらP776があります。
2020年11月29日 09:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
11/29 9:53
稜線P827の手前を南折して、ルーファイしながら南進していったらP776があります。
ほどなくトラゴシ峠。すぐ左側に降りてはダメですよ。
2020年11月29日 10:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
11/29 10:02
ほどなくトラゴシ峠。すぐ左側に降りてはダメですよ。
ルートを戻るような方向にトラバースして東進し、ひと尾根越えて北東方向に降ります。ただし、踏み跡程度で急坂です。
2020年11月29日 10:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 10:23
ルートを戻るような方向にトラバースして東進し、ひと尾根越えて北東方向に降ります。ただし、踏み跡程度で急坂です。
八丁川を越えたら廃村八丁。登山靴では渡渉は厳しい場合もあります。
2020年11月29日 10:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
11/29 10:30
八丁川を越えたら廃村八丁。登山靴では渡渉は厳しい場合もあります。
哀しい詩が描かれている倉庫の壁。
2020年11月29日 10:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 10:36
哀しい詩が描かれている倉庫の壁。
村の鎮守だった八丁八幡宮も、数年前の台風で祠が倒壊してしまいました。合掌。
2020年11月29日 10:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
11/29 10:43
村の鎮守だった八丁八幡宮も、数年前の台風で祠が倒壊してしまいました。合掌。
相変わらずやな京大!きたない。掃除しに来い!
2020年11月29日 10:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
11/29 10:49
相変わらずやな京大!きたない。掃除しに来い!
いまは花のないお地蔵様。春先にはイワウチワの花でいっぱいになります。
2020年11月29日 10:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
11/29 10:50
いまは花のないお地蔵様。春先にはイワウチワの花でいっぱいになります。
三角小屋前にて。村長さんは居ませんでした。
2020年11月29日 11:20撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
11/29 11:20
三角小屋前にて。村長さんは居ませんでした。
いつもの場所で、お昼にします。
2020年11月29日 10:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
11/29 10:59
いつもの場所で、お昼にします。
刑部谷・四郎五郎谷分岐。案内板が隠れて見えづらくなっています。
2020年11月29日 11:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 11:42
刑部谷・四郎五郎谷分岐。案内板が隠れて見えづらくなっています。
そのまま刑部谷を進みます。
2020年11月29日 11:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 11:45
そのまま刑部谷を進みます。
苔が枯木の根にとりついて、怪獣の足のよう。
2020年11月29日 11:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
11/29 11:48
苔が枯木の根にとりついて、怪獣の足のよう。
深山幽谷な雰囲気の刑部谷。
2020年11月29日 11:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
11/29 11:49
深山幽谷な雰囲気の刑部谷。
洞穴のある沢を渡渉します。
2020年11月29日 11:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 11:54
洞穴のある沢を渡渉します。
X字が縦に二つ見える滝。俗称ダブル・エックスの滝。
2020年11月29日 12:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
11/29 12:06
X字が縦に二つ見える滝。俗称ダブル・エックスの滝。
ダブルX滝は左側(右岸)を高巻きします。フィックスロープが張ってありますが、足元が不安定なので要注意です。
2020年11月29日 12:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 12:07
ダブルX滝は左側(右岸)を高巻きします。フィックスロープが張ってありますが、足元が不安定なので要注意です。
刑部滝の下段。この時期は花飾りもありません。
2020年11月29日 12:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
11/29 12:13
刑部滝の下段。この時期は花飾りもありません。
新しいマーク。ここから無名峠を越えます。
2020年11月29日 12:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 12:32
新しいマーク。ここから無名峠を越えます。
消防団のマークもあります。
2020年11月29日 12:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 12:33
消防団のマークもあります。
無名峠を越えたら、四郎五郎谷からのルートと合流します。
2020年11月29日 12:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 12:43
無名峠を越えたら、四郎五郎谷からのルートと合流します。
ダンノ峠。菅原から廃村八丁に入るときに越えます。我々はここからダンノ分岐に向かって北へ登ります。
2020年11月29日 13:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 13:14
ダンノ峠。菅原から廃村八丁に入るときに越えます。我々はここからダンノ分岐に向かって北へ登ります。
バラの花びらのようなキノコ。ハナビラタケかな?であったら食用。
2020年11月29日 13:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
11/29 13:40
バラの花びらのようなキノコ。ハナビラタケかな?であったら食用。
大樹のもとで。
お疲れさまでした。
2020年11月29日 14:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
11/29 14:29
お疲れさまでした。
くらま温泉。よく温まります。
2020年11月29日 15:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
11/29 15:33
くらま温泉。よく温まります。

感想

 大阪府岳連・パーソナル委員会メンバー有志で京都北山・廃村八丁を周回してきました。個人的にはいつものルートでしたが、スタッフ研修の意味合いを兼ねます。主としてルートファインディングのお勉強をしました。

 京都北部の天気予報は前日でも悪かったですが、雲海が拡がり、日本海が望めて、小春日和になりました。山は行ってみないと判らないものです。帰りはもちろん鞍馬温泉(露天のみ)で温まって帰りました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1603人

コメント

ご参加させて頂きありがとうございました✨
落ち葉で踏み跡が分かり難いでしたが、落葉した森は視界がよく、雲海の景色も楽しめました☁️

次は花の時期に訪れたいです🌸
コロナが終息してますように!
2020/12/8 21:16
Re: ご参加させて頂きありがとうございました✨
murさん、
今回は、晴れ男S氏のおかげで良い山行となりました。
京都北山の雰囲気をいやがおうにも味わえたかと思います。
とりわけ、写真25はいいですね。
また、来年行きましょう。
クマ
2020/12/8 23:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら