（香川）紅葉も終盤、小豆島 寒霞渓と星ヶ城山ハイク；[四国百名山]

2020年11月30日(月) [日帰り]

• GPS: 03:24
• 距離: 6.9km
• 登り: 664m
• 下り: 312m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:30
• 休憩: 1:00
• 合計: 3:30

距離 6.9km 登り 664m 下り 328m

12:30 スタート地点（寒霞渓麓駅）
12:40 13:00 紅雲亭
13:50 14:10 寒霞渓上部（四方望）
14:30 寒霞溪山頂駅
14:40 三笠山
15:10 15:20 星ヶ城山
15:30 15:40 星が城山（西峰）
15:50 三笠山
16:00 ゴール地点（寒霞渓山頂駅）

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・高松ー小豆島の土庄（とのしょう）港までは、フェリー利用、往復約1.2万円、約1時間間隔の運行。
　（以下、小豆島フェリーのHP）
　　https://www.shikokuferry.com/

・土庄から寒霞渓入り口までは車で移動。寒霞渓ロープウエー乗り場に無料駐車場あり、ただし停められる台数は10台前後と少ない。

・寒霞渓ロープウエーは、1時間に2本の運転間隔、片道で1050円。乗車時間は5分。（以下、寒霞渓ロープウエーのHP）
　　　https://www.kankakei.co.jp/ropeway/

コース状況／危険箇所等

・寒霞渓の下部から上部までは、多少舗装された遊歩道状。
・稜線部　寒霞渓上部から星が城山までは整備された山道（車道が隣接して延びている）。いずれも標識はよく整備されている。

その他周辺情報

土庄の市街地はごちゃごちゃして、運転していても多少解りにくい。運転要注意。
コンビニは土庄にある。寒霞渓までの道の途中にも一ヵ所あった。

写真

11/30 10:40

ギリギリで高松港　10：40発のフェリーに間に合った。
フェリーから見る高松の街

11/30 11:02

フェリーから望む小豆島。意外と近そうだが、1時間はかかる

11/30 11:02

フェリーから望む瀬戸内海。海の旅は気持ちいい

11/30 12:33

さて、小豆島の寒霞渓に到着。登りは遊歩道で、下りはロープウエー利用のらくちんハイキングの予定

11/30 12:37

寒霞渓下部は、まだ紅葉もしていて、岩壁との組み合わせが良い感じ

11/30 12:37

（同じく）紅葉と岩壁

11/30 12:47

（またまた地質観察）泥状のマトリックスの中に石ころがたくさん詰まっている。火砕流堆積物かと思ったが、凝灰角礫岩らしい。

11/30 12:52

涸沢の転石をいろいろと観察。安山岩質の岩。（つぶつぶの斑晶がわりと明確）

11/30 13:06

紅葉と奇岩峰との組み合わせは、寒霞渓の定番ショット

11/30 13:06

露出を変えて、秋空と紅葉との組み合わせ

11/30 13:10

木々の間から、岩峰群が見下ろしている

11/30 13:21

道の状況はこんな感じで、登山道というより遊歩道

11/30 13:29

途中の遊歩道脇の岩壁。いかにも凝灰角礫岩っぽい、岩がバラバラ混じった地質

11/30 13:30

でっかい岩峰。よく見ると、凝灰角礫岩が層状に積み重なっている

11/30 13:48

たしか「エボシ岩」という岩峰。いかにも危うい

11/30 13:48

稜線部（四方望）について、瀬戸内海を見下ろす

11/30 13:57

四方望地点から、寒霞渓上部のたよりない形の岩峰群を望む

11/30 14:10

同じく）四方望から見る寒霞渓の岩壁群。すべて凝灰角礫岩の脆そうな岩肌でできている

11/30 14:10

寒霞渓ロープウエーを望む

11/30 14:17

稜線部から望む、寒霞渓の岩壁群

11/30 14:17

稜線部から望む、寒霞渓の岩峰

11/30 14:22

稜線部から望む、寒霞渓と瀬戸内海

11/30 14:23

稜線部の山道を歩く。稜線部は凝灰角礫岩ではなく、シート状溶岩層で出来ていた

11/30 14:24

稜線部の遊歩道。歩きやすく感じが良い

11/30 14:25

ロープウエーを使ってか、あるいは車道を使ってか、稜線上の遊歩道は観光客がパラパラといた

11/30 14:49

シート状の溶岩の岩。一枚で6cmくらいの厚みがある。

11/30 14:57

稜線の遊歩道、紅葉している木々はおそらく植樹で、本来の樹相はこういう常緑広葉樹（照葉樹林）のようだった

11/30 15:08

かなり速足で歩いたが、ようやくPM3時過ぎに星が城山の山頂（東峰）に到着。休憩は西峰にすることにした。

11/30 15:17

東峰の神社。（西峰にも神社あり、星が城山が小豆島の人々にとって、信仰の山であることが良く解る）

11/30 15:19

星が城山の案内図。西峰、東峰とも、元々は山城だったらしく、空堀などがあった。

11/30 15:24

西峰にて休憩。ちょうど夕日が瀬戸内海の海原を照らして、きれいな光景を見れた

11/30 15:33

西峰から、遠く、高松市付近の五剣山を望む

11/30 15:33

（同じく西峰から）、屋島付近を望む

11/30 15:33

金色に輝く、夕暮れ迫る瀬戸内の海

11/30 16:07

さて、なんとか16時に寒霞渓ロープウエー山上駅に到着。予定通り下りはロープウエーを使おう

11/30 16:11

ロープウエーの車窓からの眺め。巨大な岩壁が見える

11/30 16:11

眼下には紅葉した木々が、パッチワーク模様を作っている

11/30 16:11

（同じく）パッチワークの寒霞渓

11/30 16:12

上から見るとなかなかいい感じだ。

11/30 16:12

紅葉の森と岩峰群

11/30 16:12

紅葉の森と岩壁群、寒霞渓らしい風景だ

11/30 16:12

（同じ部分を縦構図で）

11/30 16:14

ロープウエーを降り、紅葉と岩壁を振り返る

11/30 17:00

（おまけ）土庄町にある西光寺にて。尾崎放哉の句碑

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

感想

ベルクハイル

※　小豆島の寒霞渓は、四国では紅葉の名所として知られているので、以前から、紅葉見物に一度行ってみたかった場所。ついでに、ずいぶん昔に車道経由で登った「星が城山」に再訪するのも、今回のハイキングの目的。

・愛媛県の自宅から高速道を使い、約1.5時間で高松港へ、ギリギリ5分の乗り換えでフェリーに乗船し、次にフェリー約1時間で小豆島の土庄港、さらに寒霞渓までは車で約30分かかり、寒霞渓の入り口についたのは、既に12時半
ちょっとアクセスの所要時間がこんなにかかるとは思ってなかったので、急いで寒霞渓の遊歩道を登り始める。

・寒霞渓の紅葉は登り口付近がちょうどきれいで、登っていくにつれて足元の落ち葉ばかりが増え、既に木々は葉を落としていた。あと10日ほど早かったら見ごろだったかな？　小豆島は瀬戸内海に浮かぶ島なので、暖かい場所だから紅葉の盛りも11月末旬かと思っていたのは、ちょっと予定が外れた。

・さて、急いで登るべきなんだけど、早速、登り口付近の涸れ沢で、最近のマイブームである、石ころ、地質見学をする。
小豆島の山地部は火山性の地質でできていることは前から知っているが、地質をじっくりみるのは始めて。
遊歩道沿いの地質も、そそり立つ岩峰、岩壁も、よく見ると石ころがマトリックス（凝灰岩＝火山灰）に混じった「凝灰角礫岩」で出来ていた。
脆そうな岩峰、岩壁は、妙義山や戸隠山にちょっと似ている。

・約1時間で稜線部に出た。「四方望」展望台で、登ってきた寒霞渓や瀬戸内海を眺める。稜線部は車道が通じていて観光客が多い。
整備された山道を、最高峰の星が城山へ向かう。南側は寒霞渓の岩峰群や瀬戸内海の景色も見え、気持ちよいハイキングだ。しかし時間はもう午後遅いので、ちょっと急ぎ足で歩く。

・星が城山（西峰と東峰の2つのピークあり）までは、思いのほか時間がかかり、PM3時過ぎにようやく到着。東峰のほうがちょっと標高は高いが、西峰のほうが展望が良いので、東峰はちょっと立ち寄っただけですぐ西峰に戻り、西峰にある突き出た岩場の上でちょっとコーヒーなど飲んでのんびりした。今日は多少もやっているが、高松付近の屋島、五剣山辺りも見えた。この付近は、溶岩層で出来ているようだった。
それにしても瀬戸内海に800mを超える山があるって、ちょっと不思議な感じがする。

・帰りはロープウエー駅まで急ぎ、16：12の便に何とか乗れた。晩秋なのでもう日差しは陰っているが、ロープウエー内から見る寒霞渓の紅葉や岩峰群は、結構面白い景色だった。

・最後、土庄にある、大正期の自由律俳人「尾崎放哉」の墓にも寄ろうと思っていたが、時間切れで見れず。お寺の句碑のみちょっとだけ見学。最近は尾崎放哉記念館ができているらしいので、また小豆島にこようかな。

コメント

うえはる

すれ違いでしたね(*^^*)
bergheilさん、お久しぶり
レコタイム見ると紅雲亭付近ですれ違いですね
紅葉撮ってちょっと道を外れたときかな
もし会えてたらびっくりですね
お互い紅葉の小豆島を楽しめましたね
今度は愛媛のお山でまたご一緒したいですね

ベルクハイル

Re: すれ違いでしたね(*^^*)
Ueharuさん、こんばんはー

あれあれ、小豆島でニアミスだったとは、奇遇ですね。お会いできず残念でした。

良く考えると、小豆島って、岡山の目の前ですね。愛媛(新居浜)からは意外と時間がかかりましたが、

今はコロナのこともあり、私は地味な低山の単独ハイキングばかりです。コロナが納まって、また一緒に山に行けると良いですよねー