国宝仁王門を潜り君尾山へ、晩秋の大栃と桂を訪ねる
- GPS
- 03:21
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 386m
- 下り
- 376m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・光明寺の裏山の直登は落葉ですべる ・大栃ノ木のみが目的なら散策道と林道の方が登り返しがなくてよい |
その他周辺情報 | 綾部温泉 |
写真
感想
午前中は青空が期待できそうということで出かけることに。近年は恒例となっている綾部市の光明寺、仁王門の紅葉はどんな塩梅だろうか。昨年までは仁王門の紅葉が目的だったので、周辺の大栃ノ木と桂の木も見てみたい。
参道駐車場に着くと青空が覗いてくる。2台の車が駐車してある。支度中に車が停まりカップルの登山者の様子。仁王門への百段以上ある階段を上がって行くと家族連れとすれ違う。こんにちはと挨拶される気持ちのよいご家族だった。両脇に仁王像が睨みを利かせている仁王門を通る。
この先、光明寺本堂までモミジの参道となるのだが紅葉は終わっていた。昨年の11/24は最盛期だったのに今年は遅かった。一本の名残紅葉で我慢するしかない。気を取り直して古刹光明寺にお参りして右手から裏に抜ける。裏山では若いグループの方達が奉仕作業をされていた。
散策路を外れ、落葉が堆積した裏山をズルズル滑りながら直登すると樅の大樹がお出迎えしてくれた。この山はモミの木が多い。欅の老木はすっかり葉を落とし仁王立ちのエイリアンみたいだ。ここからは整備された林道で君尾山へ。君尾山はピークが二つある。地理院の地形図では三角点がない543m峰を君尾山と表記してある。昨年は分からず三角点峰を踏んでいないので林道を北にずんずん進む。左手の小高い植林の丘を上がると三角点のある君尾山△581.8。立派な表示板が建てられていた。
林道を戻って君尾山本峰543にも立ち寄る。更にそのまま痩せ尾根伝いに進むと散策路に出合う。ここで駐車場でお会いしたカップルとすれ違う。大栃ノ木は西の尾根を50m下った所の谷あいにひっそりと佇んでいる。手前に株立ちした桂の木はすっかり葉を落として冬支度。その先の谷に大きな栃の老木がある。幹回り10m以上はあろうか、上部は朽ちて既にない。中は空洞化していて人が二人は入れそうだ。推定樹齢二千年とか、苔むした荘厳な栃の大樹は見に来る価値が充分にあった。
帰路は尾根を登り返すのが面倒になって下の林道に下りることにした。樅の大樹を通り過ぎ、落葉フカフカの自然林の源頭部でランチ休憩、最近ハマっている鍋焼肉うどんで汗冷えの身体が温まった。仁王門まで戻って観光のご夫婦を追い越して駐車場に帰着。空はすっかり曇に覆われていたので丁度いい山行だった。
コメント
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naojiroさん、こんばんは。
仁王さんに仁王立ちのエイリアン。カツラなんて必要無いぐらい子株小枝がボーボーな桂の大樹。そして周囲10メートルのトチですか!凄いですね。青いザックがミニチュアに見えます。
どの樹も貫禄ですね。naojiroさんのようです。
山に聳える樹々には見惚れ、癒され、勇気づけられますね。
しかしブナフェチは語呂が良いのですが、トチフェチは舌を噛みそうになりますね😁
ウリさんコメントありがとうございます。
貫禄ってメタボの私のことでしょうか 💦
この大トチは全国で三番目の巨樹だそうです。朽ちかけていても春になれば新芽を出します。私のように💖
未だ、樹木(樹皮)の同定がままならない私です。ブナ、ミズナラぐらいで、以下は怪しいケヤキ、トチ、シデ、クヌギ、サワグルミ…。
もうすぐ山には雪が付きます。寡雪でなく大雪でもなく、適度に雪山を楽しめるぐらいに降ってほしいものです。ではまた😁
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