鳥居地峠から杓子山・石割山・大平山周回
- GPS
- 06:58
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,307m
- 下り
- 1,322m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:51
天候 | 晴れ後曇り 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道明瞭で危険箇所は特にない。急傾斜地にはロープが張られているが、なくてもなんとかなる程度と思う。 |
写真
感想
富士吉田のスマートインターを降りて一路鳥居地峠を目指す。時間は6時過ぎでまだ暗いが、徐々に明るくなってきた。道中車内から星が見えていたので天気は良さそうだったが、トンネルを過ぎて忍野村に入ったあたりからは突然の濃いガス。今日はそれほど良い天気予報ではなかったが、濃いガスはさすがに予想外。面食らいつつも6:27に鳥居地峠に到着。気温は氷点下1度だった。先客が1台、車中で準備をしていた。ガスが濃くて車中で我々も作戦会議。ガスが晴れるのを待つとか、周回を反時計回りにして最初に忍野村の街中を歩くなどを考えたが、待っているうちにガスが取れ晴れるような雰囲気になってきたので、それらの案は却下し、当初の予定どおりにまず高座山から杓子山を目指すことに。食事は途中のPAで済ませてきたので、シューズを履いたら6:45に出発。既に夜は明けていて、ヘッドライトは不要だった。始めは林道歩き。ウォームアップにちょうど良い。じきにすすきの野原が見えてきて、振り返ると富士山が大きく見える。ちょうど日の出の時間帯らしく、富士山は赤くはなっていなかったが、周囲のすすきが赤く染まって見えた。振り返って写真を撮りつつ進むので、中々歩が進まない。高座山の登りはかなり急登で、しかも滑り易いので徐々に後ろを見る余裕もなくなる。スリップに注意しつつ登り、7:25に高座山に到着。富士山は相変わらずすっきり見える。写真を数枚撮って先に進む。この先も傾斜が急で、しかも滑り易い足下が続く。慎重に進むしかない。時計回りの周回ルートであればこの区間は登りになるが、反対回りだと下るので、そうなるとずるずる滑りそうで厄介だと思う。登りで良かった。杓子山の山頂に近付くと、富士山方面は雲が付き始めていた。朝一の景色が素晴らしかっただけにちょっと残念。杓子山の山頂には8:15に到着。先行していたZさんが頂上の鐘を鳴らす。自分は鐘などあることを知らなかったので、ちょっと驚く。心臓に悪い。杓子山からも富士山の長めは抜群のはずだが、既に雲が多くて完全な姿は見えなかった。富士山の反対側には、先週訪れた岩殿山が見えた。ここまで1.5時間、水分補給のみで登ってきたので、山頂にあるベンチに座って小休止とする。ベンチには霜が降りていたが、お尻に敷くマットを持ってきていたので、問題なかった。しかし座って飲み食いしていると寒い。風はないのだが日差しもなく、シャツ2枚とソフトシェルジャケットのみでは、小休止間に体が冷えてしまいそうだった。あまり長居はせずに出発。縦走路に入る。
縦走路はほぼ樹林帯歩きとなり、杓子山までの登りのように展望は得られなくなった。それでも広葉樹の葉が既に落ちきった12月なので、樹間からの展望は得られた。富士山はだいぶ雲がかかってしまい、所々の写真撮影スポットでも写真を撮るほどの状況ではなかった。天気は曇りだが時折晴れて、行動中は日照があれば暖かい。風も全くないので、12月だというのに途中でシャツのみになって歩けるほどだった。ただ止まると寒い思いをするのはやはり12月だった。縦走路にアップダウンはあるものの、大きな登り下りはなくて快適な歩き。立ノ塚峠から忍野村へ下りる道を見送り、そのまま縦走路を歩く。加瀬山を通過し左手に道路が見えるようになってくる。しかし二十曲峠はなかなかたどり着かない。時折遠い雷鳴のようにドーン、ドーンと聞こえる音があり、始めは何か分からなかったが、想像するに自衛隊の演習場からの音ではないか。この後しばらくはこの音を聞きながらの歩行となった。
二十曲峠には10:05に到着。天候は晴れてきて、富士山がきれいに見える。杓子山からは400メートルくらい下ってしまったが、峠にはあずまややトイレがあり、休憩に適していた。我々もベンチに座って休憩を取る。景色は良いが我々以外に誰もおらず貸し切り。何だか得した気分。バイオトイレを借りて用を済ませた後に出発。ここからは石割山まで250メートルほどの登り。送電線の直下を歩くためか、ルートの整備状況も良い。休憩中は例によって寒い思いをしたが、登りになるとやはり暑く感じる。御正体山との分岐を見送ると、わずかな距離で石割山の山頂に10:52到着。割と呆気なく着いてしまった。ここからも富士山がばっちり見えるはずだったが、生憎雲に隠れてしまい何も見えなかった。かなり残念。山中湖はよく見えた。今日は天気的には早朝以外はあまり良くはないようだった。雲が取れる様子がなかったので、ここには長居せずに平尾山を目指す。道標をよく確かめてから進む。しかし平尾山も、その先の大平山も同じような感じ。富士山は雲に隠れて見えない状態。折角何時間もかけて歩いて来たのだが、天気には勝てない。それよりも大平山付近からは登山道が階段状になっていて、ちょっと歩きにくい。大平山到着は11:46で、ここまで既に5時間行動していて、同行のZさんは足に疲労が出てきているようだった。自分はまだまだ余裕だったが、ペースが落ち気味になってしまう。安全第一なので、自分のペースで進んでもらう。天気がもう少し良くて、富士山も見えていたら、気持ち的に上向いて歩くペースも上がっていたかもしれない。
大平山から先は花の都公園を目指しつつ歩く。天気はもう曇ってしまい、止まると寒いので、あまり休憩はせずに歩く。別荘地を抜けると車道歩きの始まり。地図をろくに確認しないで進んだため、少し大回りをしてしまう。既に20km近く歩いていて、Zさんは足が辛そうだった。でもこの先もう少しなのでがんばってもらう。ハリモミの純林を歩き小学校中学校を過ぎるとようやく峠への登りとなる。Zさんはもうへろへろに近いので、自分がザックをもって歩くことに。日帰りの軽いザックだからできることだ。でも一日の行動の最後で、峠に向けて登るのは、傾斜がそれほど急ではないとしてもやはりちょっときつい。13:35になんとか無事に鳥居地峠の駐車場に到着。Zさんも少し遅れて到着。なんだかんだ良いながらもゴールするあたりはさすが。朝は2台だけだったクルマは4台に増えていた。
今回の周回コースは、後半雲が増えて富士山を見られなかったことが残念だった。富士山を眺める場所としては良さそうなので、秋から冬の時期にそのうち再訪したい。ただ、後半の車道歩きは要検討と思う。ちょっと長い。
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