浅草岳 (下り早坂尾根)
- GPS
- 05:30
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,158m
コースタイム
天候 | 快晴 樹林帯は無風〜微風、尾根筋は弱風、早坂尾根から先は無風〜微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・関越道小出ICから駐車スペースまでは、朝のうちは凍結箇所多数。帰り(正午過ぎ)は融けていた。 ・駐車スペース到着時(6:40頃)の気温約-1℃。帰り(13:00頃)の気温約7℃。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口から山頂まで全て雪道。積雪は豊富。雪質は低いところは水気が多くスキー板は滑りが悪い。標高の高いところは一度凍った後融けていて、滑った感触は悪くなかった。 ・登山口から山頂までシールを付けて登ったが、一箇所だけ急傾斜地でどうにも進めない箇所があり、ここだけスキーを外して歩いた。スキーの扱いが上手な人であれば問題なく通過できるかもしれない。クトーはあってもなくても問題なさそうだが、自分は尾根に上がってから山頂まで使用した。 ・樹林帯が終わってからは基本的には忠実に尾根をたどる。尾根に上がると眺望は良いが、風が強い。 ・雪庇が発達している箇所が多く、崩落しているところも多い。登降の際はあまり端を歩かない。 ・早坂尾根は傾斜が緩くて広い台地状の尾根で、滑るのは快適だが、尾根の最下部は傾斜がほとんどないので、スキーの場合漕がないと前に進まない。山行中、早坂尾根方面では全くボーダーを見掛けなかったが、理由はこの傾斜の緩さにあるのかもしれない。 ・尾根を下りきったあとに林道まで出る。降りる箇所が最初はよく分からなかったが、基本的には尾根の末端まで行けば良いと思う。 ・駐車スペースまで戻る林道は傾斜がないので、歩行モードに切り替えてずっと漕がなくてはならない。この時期既に沢は割れているので滑落注意。また、林道の斜面の上には崩落しそうな雪庇も散見したので、休憩などをする時は場所を選んで。 |
写真
感想
浅草岳はこれが初めての訪問。朝7時前に駐車スペースに到着した時はわずか数台程度しかなかったクルマが、その後10分程であっと言う間に10台程度まで増えた。浅草山荘前でスキーを履いて出発。積雪はクルマを停めた場所の雪壁を見ても分かるとおり非常に多い。始めは林道を忠実に詰めるが、針葉樹林が尽きる頃から地形に沿って歩き始められるようになり、その後は尾根を忠実に登るようになる。天気良く、周囲の山々が一望できる。尾根に上がるまではほぼ無風で照り返しもあってアウターを脱いでも汗が吹き出るほど暑かったが、稜線に出ると徐々に風が出始め、山頂手前あたりではかなり寒く感じるようになった。尾根歩きの途中まではアウターを脱ぎ、帽子もツバのある帽子で日焼けを防いでいたが、途中からは防寒・防風対策を万全にするため、再度アウター着、キャップとフードを被った。途中、シールに雪が付いてしまい「下駄」状になって歩き辛かった。シールワックスを塗り忘れ、持参も忘れていた。この時期は必須アイテムとして扱わなくては。
尾根に出ても中々浅草岳の山頂は見えないが、この日は天気が抜群に良かったため、あちこち周囲の写真を撮りながらのんびりあるく。お隣の守門岳もよく見えた。山頂手前あたりまで来た時に、右手に見えるムジナ沢を滑降するスキーヤーが見えた。この沢も快適そうだった。
山頂に到着し周囲の写真を撮り、少し下がったところで風を避けながら滑る準備と休憩をする。早坂尾根は実際に来て見てみると思った以上に広大で、尾根と言うよりも傾斜の付いた台地といった風情だった。滑り始めは少しカリカリの雪だったが、時間は既にお昼近かったので気温が上がり融けていて、すぐに滑りやすい雪質に変わった。傾斜が緩いのでスピードは出ない。ゆっくりターンして標高を徐々に落としていく。尾根の末端近くまで来ると、傾斜がほぼなくなってしまった。ブーツをウォークモードに切り替え、ヒールを解放して漕ぎながら歩くと林道に至る急斜面が見えた。ここで再度滑る準備をし下る。このあたりにはスキーや歩いた跡が全く見えなかったので、慎重に方向を確認しながらの滑りとなった。雪は水を含んで重いので、板は全然走らない。油断をすると前につんのめりそうになる。
斜面が終わると林道に出るのだが、道路らしい場所はほとんど見えない。だが沢に沿って歩ける場所があるので滑落してドボンしないように進む。ここも傾斜はないので歩行モードに変えざるを得ない。ボーダーが早坂尾根方面には全く姿が見えない理由が良く分かった。雪は水を含んで柔らかかったため、片側が切れ落ちて沢まで一直線の斜面があってもそれほど緊張せずに歩くことができたが、斜面の上の方には崩落しそうな雪庇もあるため、林道は急ぎがちで歩いた。樹林帯は風もないので暑く、アウターは再びザックの中に仕舞うことになった。いい加減歩くのにも漕ぐのにも疲れてきた頃にようやく駐車スペースに到着、この日の行動終了となった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する