長岡天神からポンポン山
- GPS
- 08:15
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 983m
- 下り
- 982m
コースタイム
天候 | 霞はありましたが、ぐずつくとの予報に反して晴れました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
子供の頃から高槻に住んでいて、ポンポン山の名は昔から知っていました。
高槻の最高峰(678m)だということ。
山名の由来は、山頂で足踏みをするとポンポンと響く伝説からだということ。
ただ高槻の街中から見えるこの山はかなり遠方にひときわ高くそびえていて、とんでもない山奥の峰だと思い込んでいたものです。
中学2年の時、級友と3人でこの山に登ろうと高槻駅から一日歩いてたどり着かず、疲れ切って採石場のダンプに乗せてもらって駅まで帰ってきた想い出があるくらいです。
市内はほとんど動き回っていたのにこの山ばかりは置き忘れたように登る機会がないまま高槻を離れてしまいました。
いい季節になってふと思いついたのはこの山で一日歩いてみようと、なんだか子供の時の夢を一つかなえるような取っておき(?)のハイキングです♪
歩く距離は少々長いけれど、日の出も早くなってきたのでスタートを早くできればなんとか行動も納まりそうです。
というわけで、あさ4時半に自宅を出てバイパスを抜けて駐車予定地までは約40分。
寝坊もせずに予定通り現地に到着。
ところが・・・スタートは7時過ぎです・・・
なぜって・・・事故でもなんでもないのですが、積んできたシューズに靴ひもが通ってなかっただけのことでした。
靴ひもを取りに自宅までの一往復で、若干のガソリンと時間、通行料を無駄にしましたが、この程度のことで動揺しないだけの修行は積んでいます(汗)
気分も新たに再度スタートです。
地図で見ると、長岡京市からポンポン山は随分近く見えます。
天満宮から真っすぐ西に向かって山に入っていきますが、地形図では明瞭だった山への取り付き地点が実際に来てみるとなくなっています?
いや、そんなことはないはずですが、新たな高速道路の工事でずっと道がふさがっているような・・・
南にずれた府道から沢沿いに遡る山道の表示があり、そこから入ろうと回り込みますが、下りてみた沢はゴミ捨て場のようです。
沢沿いに続くはずの道は見当たらず、もう何年も人が歩いたことがないようです。
ほんの1km弱の距離ですが、本来の予定の林道に出会うまでこの沢沿いをヤブコギして進むことに。
沢を歩けるところは歩き、深みや大岩を避けて斜面を上り下りするうち、あっという間に2時間ほど経過していました。
それでもしっかりした道に出合った後は何とかペースを取り戻して進むことができました。
林道が終わってまた山道を登っていくと、さすがに里山でこれでもかというほど分岐が現れます。
ほとんどは林業や電力関連の作業道でしょうが、地形図に表示のある分岐がどれなのか迷うところです。
運良く出逢ったのは地元で畑を持っていたという男性。
この山も隅々までご存知で、一緒に歩きながら分岐ごとに道を教えてくれます。
一般のハイカーがまだ行くことの少ない展望ポイントに連れて行ってもらったり、たくさんのことを教えてもらいました。
釈迦岳の山頂まではそのイレギュラーなルートで進むとそのまま道なりでポンポン山山頂ですが、結局手に持っていた地形図に歩いたルートを赤線で示せと言われると首をかしげる状況です。
その男性とは途中で別れてまたソロハイクでしたが、山頂に着くころには今回ピストンで歩くことを決めていました。
計画では下山は高槻の方に向かい、バスと電車で車を取りに行く予定でした。
いつもの無理やり周回コースだったんです。
どこを通って登ったのかもわからないまま下山しても満足できっこないので、ピストンしながら地形図にきっちり赤線を残すことにしました。
ポンポン山の山頂は円形の広場になっていて展望もききます。
以前に近江富士からこの山が見えることを知って驚いたものでしたが、ここからも見えることも表示されていました。
(この日は霞があって遠景は残念でした。)
私が歩いたルートで出逢ったハイカーは数名。 それもソロかペアの方ばかりでしたが、山頂に居る方たちは数名単位のグループが目立ちます。
高槻(神峰山寺、本山寺)から登る人がやはり多いようで、聞くと京都方面からの道のほうが登山道らしくてワイルドだそうです。
カップラーメンの昼食後に一休みすると下山を開始します。
登りと違って地形図上で現在位置を常に把握しながら進みます。
連れて行ってもらった展望ポイントも確定し、その度に赤線が伸びていきます。
気分よく進んでいるところに油断が生じ、尾根を間違えて30分ばかり行き過ぎて気がつく始末。
このときはさすがに凹み、地形図とにらめっこしながら歩いてなおルートを間違えるのは結局読めていないんだろうと情けない気分で歩いていました。
山頂にいた大勢のハイカーの多くは地形図とは無縁のハイキングをしているんだろうけど迷いもせずに楽しんで帰っています。
道がわかることだけが目的なら観光案内所あたりのハイキングマップで充分だろうが、自分は何を目的に地形図持ってじたばたしているのか・・・
道を教えてくれた男性が言っていた、「どこからでも山頂に行けますよ」の言葉に肯けなかった自分はもう少しだけ今より進歩したいと思っているはずで、地形図を使いこなす練習を繰り返します。
情報を読み取ることも活用することも全て使う側の能力と責任ですよね。
・・・アナログ人間のやることは時間がかかって・・・(苦笑)
自分の肌で山を理解できるようになりたいと、進歩は遅くても辛抱して繰り返しているつもりですが、今回のように時々疑問が湧いてきます。
感じることと理解することは違うものだとわかってきました。
希望が丘文化公園の鏡山もなかなか手ごわい。
尾根も谷も目の前の地形と地図がなかなかイメージ通りにあいませんでした。
御池岳のテーブルランド〜白瀬峠はスケールがでかいので、はずしたら大痛手を食らいますが、分かりやすいといえば、分かりやすかった。
本年は、でかすぎて、想像を超えてましたが・・・
スケール間を補正するのがどうも苦手です
まさかのスタートでの落ち!
もう〜やらかしすぎですよ
地図読みね〜わかりやすい地形があるといいんですが。
これから夏は葉が茂って地形見難くなりますね。
地図は国土地理院のですか?
磁北線がない?
ロガー頼りの山歩きから少しずつ進歩したいですね。
って言いながら昨日はえらい地図間違いしてたけどね。
それにしても、monsieurさんのレコは600くらいの山でも行きたくなるレコですね!
お見事です^^
低山の方が読図の練習になりますよね
我が家の裏山も中々読図にはイイ場所があります
ポンポン山…
ネーミングから、おとが登りたがっており、京都西山の地図も購入しているのに未だ未登であります
京都から高槻に向かう通勤時にみるポンポン山…中々素敵です
こんばんわ
地図・・ですかぁ
昔、一歩○cmで西方向何歩行った。とまって読図なんてこと・・やりました。
分岐まで○m・・だから○○歩・・数えながら前進・・
なんて方法だったです。
でわでわ
でかい山の整然と並んだ等高線は見ていて気持ちがいいのですが、里山(低山)のごちゃごちゃに入り組んだ等高線から現在地を探すのは・・・
本当は読図の目的は前もってルート上のリスクを予測したり、行動計画を立てるのにシュミレーションすることだろうと思いますが、今回のように「今どこにいる?」と地図とにらめっこするのは使い方がまずいんですよね
何年分のキャリアをすぐに積めるわけでもなし、気長に修行を続けますよ
senrakuyaさん
こんな突っ込みやすいネタもなかなかないでしょ
地形図は国土地理院の25,000/1ですが、磁北線は自分で引いています。
ポンポン山、子供の時からいつも見えていた山ですが、歩いたのは初めてでした。
長岡京からだと近くに思えましたが、歩行距離は結局20kmを越えています。
半日ハイキングにはちょいと厳しい
あ、朝ちゃんとスタートしてりゃ・・・
高槻から見えているポンポン山は南からですが、摂津峡の向こうに丸い輪郭が顔を出しているのがお決まりの山の景色でした。
アプローチは四方から可能ですし、そこそこボリュームも出せます。
シスターズと一度お散歩にいかがですか
そんな訓練をきちんとされているんですね
ノウハウを知らないから自分のイメージだけで訓練のつもりになってますが、まだまだ入り口でウロウロしています
年単位で付き合わないといけないようですね
感想の最後のところ、ずし〜んときました
踏み跡に標識にGPS、いろーんな便利なものがあって
人が元来持っているはずの自然を感じる能力が鈍感になってしまってるkamehibaです。。
でもそんな風に自然と向き合うことを教えてもらえるのも山歩きのお陰かなぁって。
地図読みしながら歩くのってすんごく時間がかかるから短いルートにしてみるとか??
次のレコも楽しみにしております
元来が、「知識がなくても感性を磨けば・・・」と思いたい性質で、勉強嫌いを都合よくカモフラージュしていますが読図ばかりは別物です。
地図を読むことに意地を張ってはみるのですが、うまくいったりいかなかったりで進歩がなかなか見えません
その訓練に特化した短距離のハイキング、それも面白そうですね
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