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Yamareco

記録ID: 2799270
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

滝子山〜お坊山〜笹子雁ヶ腹摺山(桜森林公園からの周回)

2020年12月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
07:18
距離
19.0km
登り
1,721m
下り
1,722m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:36
休憩
0:40
合計
7:16
距離 19.0km 登り 1,721m 下り 1,722m
6:20
4
6:24
6:29
14
7:26
43
8:21
8:32
3
8:35
8:36
5
8:41
41
9:22
7
9:33
9:34
8
9:42
34
10:16
10:34
9
10:43
16
10:59
11:00
46
11:46
11:47
14
12:01
38
12:39
12:40
7
12:47
20
13:07
5
13:12
10
13:27
9
13:36
0
13:36
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桜森林公園の駐車スペース(4〜5台ほど)
 
コース状況/
危険箇所等
●桜森林公園〜滝子山(寂しょう尾根/滝子山南稜)
高低差1000m。登り一辺倒の尾根です。
駐車場から車道を進むとすぐに寂しょう尾根への分岐があります(看板あり)。
800m付近で送電鉄塔を通過、850m付近で大鹿林道をまたぎます。
1300m付近から痩せた岩場の急登が続きます。

●滝子山〜お坊山
1520m付近の大谷ヶ丸との分岐からは気持ちの良い幅広の防火帯を進みます。
1400m〜1270m付近までは、すみ沢に沿って緩やかに下っていき、
その後、曲り沢峠までコンドウ丸の山腹に付けられたトラバース道を辿ります。
曲り沢峠〜大鹿峠のオッ立(1301)、大鹿山(1236.1)ピークには
巻き道ががついています。
大鹿峠からお坊山までは高低差310mほどの登り返し。

●お坊山〜笹子雁ヶ腹摺山
笹子雁ヶ腹摺山(1357.7)まで小刻みにアップダウンを繰り返して
6個のピークを超えていきます。
米沢山(1357)からのクサリがついた急斜面の下りは少し注意が必要です。

●笹子雁ヶ腹摺山〜新中橋バス停(国道20号)
高低差650mほどの下り。
1188付近で一瞬緩みますが、基本的には急傾斜の下りとなります。
上部は落ち葉で足元滑りやすいです。

●新中橋バス停(国道20号)〜桜森林公園
およそ4.5kmの車道歩き。
本数は少ないですが時間が合えば、
新中橋バス停〜原公民館間バスを利用でき、徒歩時間は5〜10分程度にできます。
 
まだ暗い中、桜森林公園よりスタート
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まだ暗い中、桜森林公園よりスタート
車道から寂しょう尾根に入ります
車道から寂しょう尾根に入ります
目指す滝子山が見えました
目指す滝子山が見えました
送電鉄塔を通過(photo komemame)
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送電鉄塔を通過(photo komemame)
大鹿林道をまたぎます
大鹿林道をまたぎます
明るくなってきました
明るくなってきました
いちずな急斜面が続きます
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いちずな急斜面が続きます
いちずと言えば聞こえはいいですが単調って話も…
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いちずと言えば聞こえはいいですが単調って話も…
染まってきました。大鹿山か米沢山かな
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染まってきました。大鹿山か米沢山かな
登山道も赤く染まります
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登山道も赤く染まります
(photo komemame)
この季節は太陽の光がありがたや〜
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この季節は太陽の光がありがたや〜
昇ってきました
明瞭な尾根筋を辿ります
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明瞭な尾根筋を辿ります
上に行くにつれて尾根が絞られてきました
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上に行くにつれて尾根が絞られてきました
1300m付近から痩せた岩場の急登が続きます
1
1300m付近から痩せた岩場の急登が続きます
丹沢方面は墨絵みたい
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丹沢方面は墨絵みたい
グイグイ標高を上げられます
グイグイ標高を上げられます
振り返ると富士山。手前は三つ峠山の電波塔群と山荘が見えます
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振り返ると富士山。手前は三つ峠山の電波塔群と山荘が見えます
浜立山との分岐でいったん傾斜が緩み…
浜立山との分岐でいったん傾斜が緩み…
滝子山の3つのピークの1つ目に向かいます
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滝子山の3つのピークの1つ目に向かいます
山頂はピカーン
ちょうど2時間で滝子山山頂に到着
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ちょうど2時間で滝子山山頂に到着
いちおね
もう一つの頂上標でもパチリ。チョー逆光
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もう一つの頂上標でもパチリ。チョー逆光
山頂より。富士山。急に白くなりました。手前は三つ峠山
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山頂より。富士山。急に白くなりました。手前は三つ峠山
山頂より。大菩薩連嶺方面。左から大蔵高丸〜白谷ノ丸〜黒岳〜雁ヶ腹摺山
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山頂より。大菩薩連嶺方面。左から大蔵高丸〜白谷ノ丸〜黒岳〜雁ヶ腹摺山
山頂より。三頭山と大岳山
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山頂より。三頭山と大岳山
山頂より。左から金峰〜朝日〜国師〜甲武信〜雁坂嶺。手前右は大谷ヶ丸
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山頂より。左から金峰〜朝日〜国師〜甲武信〜雁坂嶺。手前右は大谷ヶ丸
正面に黒岳と御坂山。釈迦ヶ岳。手前左は本社ヶ丸。右奥は笊〜布引〜大無間など白峰南嶺〜深南部
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正面に黒岳と御坂山。釈迦ヶ岳。手前左は本社ヶ丸。右奥は笊〜布引〜大無間など白峰南嶺〜深南部
山頂より。御正体山と道志の山々
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山頂より。御正体山と道志の山々
さて、大鹿峠方面に向かいます
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さて、大鹿峠方面に向かいます
鎮西ヶ池山頂・白縫神社の分岐
鎮西ヶ池山頂・白縫神社の分岐
ここから先は防火帯となっているのでしょうか、ひろ〜い道が続きます
ここから先は防火帯となっているのでしょうか、ひろ〜い道が続きます
快適です
快適・快適
(photo komemame)
1400m〜1270m付近まではすみ沢に沿って緩やかに下っていき
1400m〜1270m付近まではすみ沢に沿って緩やかに下っていき
すみ沢は名前の通り澄んでます
すみ沢は名前の通り澄んでます
すみ沢の流れ
すみ沢を離れると曲り沢峠まで…
すみ沢を離れると曲り沢峠まで…
コンドウ丸の山腹に付けられたトラバース道を辿ります
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コンドウ丸の山腹に付けられたトラバース道を辿ります
曲り沢峠に到着
曲り沢峠から大鹿峠までもこんな感じの道が続きます
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曲り沢峠から大鹿峠までもこんな感じの道が続きます
枯れ枝の向こうに大鹿山
枯れ枝の向こうに大鹿山
冬枯れじゃのう
大鹿山は以前登ったので巻道で大鹿峠に
大鹿山は以前登ったので巻道で大鹿峠に
大鹿峠からお坊山まで大きく登り返します
大鹿峠からお坊山まで大きく登り返します
高低差はおよそ310m
高低差はおよそ310m
陽が低い
山頂直下の展望地より、先ほどまでいた滝子山
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山頂直下の展望地より、先ほどまでいた滝子山
大菩薩嶺〜小金沢山連嶺
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大菩薩嶺〜小金沢山連嶺
南アルプスと甲府盆地。甲斐駒だけかろうじて見えていますがあとは雲の中
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南アルプスと甲府盆地。甲斐駒だけかろうじて見えていますがあとは雲の中
お坊山に到着。本人はお坊さんをイメージしているらしい
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お坊山に到着。本人はお坊さんをイメージしているらしい
山頂より。金峰〜朝日〜国師。八ヶ岳は雲の中
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山頂より。金峰〜朝日〜国師。八ヶ岳は雲の中
山頂より、富士山
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山頂より、富士山
ここからは小刻みなアップダウンを繰り返します
ここからは小刻みなアップダウンを繰り返します
大菩薩嶺
米沢山に到着
写真だけ撮って先に進みます
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写真だけ撮って先に進みます
米沢山からの下りは急斜面となっています
米沢山からの下りは急斜面となっています
1240ピークで眺望が開けます。富士山。上にはレンズ雲ができ始めています
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1240ピークで眺望が開けます。富士山。上にはレンズ雲ができ始めています
展望地より。道志方面
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展望地より。道志方面
展望地より。先ほどまでいた米沢山
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展望地より。先ほどまでいた米沢山
展望地より。これから向かう笹子雁ヶ腹摺山
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展望地より。これから向かう笹子雁ヶ腹摺山
(photo komemame)
正面に笹子雁ヶ腹摺山
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正面に笹子雁ヶ腹摺山
お坊山から笹子雁ヶ腹摺山6つほどのピークを越えていきます
お坊山から笹子雁ヶ腹摺山6つほどのピークを越えていきます
笹子雁ヶ腹摺山までは…
笹子雁ヶ腹摺山までは…
今回最後の大き目の登りです
今回最後の大き目の登りです
台形型した山頂の一角に出ました
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台形型した山頂の一角に出ました
視界が開け…
笹子雁ヶ腹摺山に到着。この先のベンチにたくさん人がいてビックリ
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笹子雁ヶ腹摺山に到着。この先のベンチにたくさん人がいてビックリ
山頂より。富士山は雲に巻かれました
山頂より。富士山は雲に巻かれました
下山開始です
上の方は落ち葉で滑りやすい
上の方は落ち葉で滑りやすい
1177付近で一瞬傾斜は緩みますが…
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1177付近で一瞬傾斜は緩みますが…
基本的には急傾斜の下りが続きます
基本的には急傾斜の下りが続きます
下の方は尾根を境に常緑針葉樹と落葉樹がパッキリ分かれてました
下の方は尾根を境に常緑針葉樹と落葉樹がパッキリ分かれてました
新中橋バス停に下山完了
新中橋バス停に下山完了
ここからは先ほどまでいた山を眺めながら甲州街道歩き
ここからは先ほどまでいた山を眺めながら甲州街道歩き
一番奥が笹子雁ヶ腹摺山
一番奥が笹子雁ヶ腹摺山
およそ4.5kmほど歩きます
およそ4.5kmほど歩きます
甲州街道から離れ中央線の高架の下をくぐります
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甲州街道から離れ中央線の高架の下をくぐります
珍しい楕円形のミラーで、、、いちおね
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珍しい楕円形のミラーで、、、いちおね
正面にドーンと滝子山
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正面にドーンと滝子山
中央道を上から眺めるのが新鮮
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中央道を上から眺めるのが新鮮
桜森林公園まで戻ってきました。お疲れ様でした!
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桜森林公園まで戻ってきました。お疲れ様でした!

感想

今年は早いタイミングで雪が積もったけど、
12月に入ったら「雪がない!」と、結局ここ数年と同じ状態に。
しかも今週末は雪がありそうなところは悪天予報で、
直前までは山はおやすみにしようかと。
しかし、思い直して夜中に起きて急遽ルート設定。

雪山はあきらめて、晴れ予報の太平洋側で考えたところ、
尻切れトンボになっていた南大菩薩連嶺を思い出し、
滝子山〜笹子雁ヶ腹摺山までつなぐ周回コースで甲州街道まで赤線を延ばすことに。

いちずに高低差1000mを登る寂しょう尾根(滝子山南稜)や
大鹿峠から笹子雁ヶ腹摺山までの急なアップダウンの繰り返しで、
思ってたよりもしっかり歩いた印象となりましたが、
要所要所で展望の良いところがあり、富士山も終始見えていて、
ピリッとした空気の中、気持ちよく歩けたな。
これで奥秩父と御坂山地を繋ぐ足掛かりもできました。

やっぱり山って、出かけるまで億劫でも、
行って後悔することはないんだな(行かないで後悔することはしばしば)。
 
 

今週はいつもよりも酒量が多かったせいか、なんとなくダルさを感じる週末。
天気的に雪山にも行けそうにないし、いっそのことダラダラ過ごそうかな、、
とも思ったけど。
danyamaの「軽め」なルートだっていう甘い文句に乗せられて
超超重くなった体を強引に引きずって山へ。
来たはいいが、直前まで歩くのがほんとイヤでした。
雪がないのになんで寒いの、体はカクカクしてて痛いし、ぼんやり眠いし……。

でも、歩き出したら意外にもスイスイ歩けて、空気が気持ちがよくて
ぼんやりしていた脳もスッキリしてきました。
自然の力すごい、体を動かすってすごいってあらためて思いました。

滝子山から曲り沢峠の道は、とても穏やか。
びっくりするくらい透き通った青い川が流れていて、
その川を両脇から枯れ葉の茶色がフチ取るように埋め尽くしていて
感動的にキレイです。本当にこういう景色って心が洗われちゃいます。

とはいえ「軽め」って思ってたので、このあたりでそろそろ帰りたい気持ちに。
けどこの時点でまだ予定していたコースの半分だそう。
danyama曰く「“軽い”じゃなくて、“軽め”だよ」。
何だかどこかの政治家みたいな物言いですな、笑。

何はともあれ、気を取り直して再び歩きます。
お坊山への登り300mと、笹子雁ヶ腹摺山の登り100mがひたすらキツかった。
でも歩ききったあとは、あんなに重かった体が軽くなりました。

とてもいい1日を過ごしました。

おしまい。



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