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Yamareco

記録ID: 2807131
全員に公開
雪山ハイキング
京都・北摂

皆子山☆新雪を踏んで霧氷の尾根へ

2020年12月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:13
距離
7.0km
登り
480m
下り
478m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:09
休憩
0:05
合計
4:14
距離 7.0km 登り 480m 下り 481m
10:01
128
スタート地点
12:09
12:14
121
14:15
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松谷の入口近くの道路余地に
コース状況/
危険箇所等
積雪は下では10cmほど、上では30cmほど、
吹き溜まりでは膝まで沈むことあり

火打谷左岸尾根は藪はほとんどなく歩きやすい
松谷左岸尾根はアセビの藪が多く難路
快適な自然林の尾根が続く
2020年12月19日 10:24撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/19 10:24
快適な自然林の尾根が続く
着雪した雪が花のよう
2020年12月19日 10:23撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
12/19 10:23
着雪した雪が花のよう
やがて尾根上の樹林は綺麗な霧氷を纏う
2020年12月19日 10:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/19 10:50
やがて尾根上の樹林は綺麗な霧氷を纏う
霧氷の尾根が続く
2020年12月19日 10:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/19 10:56
霧氷の尾根が続く
霧氷
2020年12月19日 11:00撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/19 11:00
霧氷
稜線上のピークca930mへ
2020年12月19日 11:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 11:02
稜線上のピークca930mへ
東側の源頭に
2020年12月19日 11:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 11:11
東側の源頭に
谷を眺めて
2020年12月19日 11:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/19 11:14
谷を眺めて
再び広々とした源頭を歩いて西尾根へ
2020年12月19日 11:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
12/19 11:17
再び広々とした源頭を歩いて西尾根へ
着雪した雪の重みで馬酔木の樹が今にも折れそう
2020年12月19日 11:25撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/19 11:25
着雪した雪の重みで馬酔木の樹が今にも折れそう
霧氷の尾根を進む
2020年12月19日 11:32撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/19 11:32
霧氷の尾根を進む
一瞬、雲の切れ目から青空が覗く
2020年12月19日 11:36撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
12/19 11:36
一瞬、雲の切れ目から青空が覗く
西尾根を振り返る
2020年12月19日 11:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/19 11:39
西尾根を振り返る
谷の向こうに見えるのは西下立山か
2020年12月19日 11:45撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 11:45
谷の向こうに見えるのは西下立山か
雪雲が切れて西尾根が姿を見せる
2020年12月19日 11:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 11:48
雪雲が切れて西尾根が姿を見せる
霧氷の樹々と西尾根
2020年12月19日 11:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 11:48
霧氷の樹々と西尾根
山頂の南の源頭の孤木
2020年12月19日 12:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 12:02
山頂の南の源頭の孤木
皆子山山頂へ
2020年12月19日 12:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 12:10
皆子山山頂へ
北側の展望は白い雪雲の中
2020年12月19日 12:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 12:11
北側の展望は白い雪雲の中
2020年12月19日 12:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/19 12:19
雲が上がり、彼方に蒼く輝く琵琶湖が姿を見せる
この写真を撮った直後、小さな雪庇を踏み抜く
2020年12月19日 12:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 12:38
雲が上がり、彼方に蒼く輝く琵琶湖が姿を見せる
この写真を撮った直後、小さな雪庇を踏み抜く
雪雲に烟る皆子山
2020年12月19日 12:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 12:56
雪雲に烟る皆子山
再びca930mへ
2020年12月19日 12:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/19 12:59
再びca930mへ
一瞬、幻燈のような陽光がさす
2020年12月19日 13:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/19 13:03
一瞬、幻燈のような陽光がさす
ca920mの展望地より再び皆子山を眺めて
2020年12月19日 13:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/19 13:04
ca920mの展望地より再び皆子山を眺めて
滝谷山方面
2020年12月19日 13:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
12/19 13:10
滝谷山方面
尾根上の倒木集中地帯を巻いて
2020年12月19日 13:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/19 13:29
尾根上の倒木集中地帯を巻いて
尾根の下部から正面にチショロ山を眺めて
2020年12月19日 14:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/19 14:02
尾根の下部から正面にチショロ山を眺めて

感想

いよいよ待望の雪山の季節の到来である。北陸では記録的な大雪で大変なことになっているが、京都の北山に雪が積もるのを待っていた。とはいえ京都市内から前日の朝に眺めるた時には比叡山はかなり白くなっていたのだが、この日の朝には比叡山の雪は早速にもほとんど消えている。

京都市内は晴れているが、大原から先に進むと小雨が降っている。北の方では雪なのであろう、比良の山々は白いカーテンの向こうだ。比良か皆子山かどちらにしようかと思っていたが、比良は天気が悪そうなので、皆子山に向かうことにした。

R367を左折しR477に入ると雨はすぐにも雪に変わる。前ヶ畑峠を越えて百井に入るとすっかり雪景色に変わるのだった。大見集落へと続く道に入ると道は除雪がされてはいるものの、ところどころに雪溜まりが生じている。

尾越の手前、火打谷をすぎて松谷の橋の手前で道路脇の広地に車を停めて出発する。火打谷の右岸尾根は取付きからなだらかな尾根が続く。最初は植林ではあるが、尾根の右手には自然林が広がるようになる。

馬酔木の下生はほとんどなく歩きやすい広々とした尾根が続く。高度が上がるにつれ樹々はしっかりと霧氷を纏うようなる。

p771を過ぎると尾根の南側の吹き溜まりが急に深くなる。ここでスノーシューを履く。登り始めではほとんど雪がなかったので、果たしてスノーシューの出番があるのかと心配したが、とんだ杞憂であった。

やがて尾根は自然林の樹林の中を緩やかに登ってゆくようになる。西尾根が近づくと霧氷がますます見事になってゆく。この京都の北山では久しぶりに目にする霧氷がなんとも嬉しい。

西尾根からはまずは南側の源頭に下降してみる。広々とした源頭の雪原を歩く快感を堪能する。昨年はなかなか雪が積もらず、結局、この光景に出会うことがないままに雪の季節が終わってしまったのだった。谷は風の影になるのだろう、風もなく、静寂のモノクロームの世界が広がる。

源頭の対岸を登り尾根に戻り、p926のピークを踏む。ここば今年の二月に訪れた際にPH氏の真新しいプレートを確認しているのだが、見あたらない。着雪のせいで見当たらないのだろうか。

稜線を辿って皆子山の山頂を目指すが、皆子山の山頂の南西に広がる広々とした源頭に下降する。皆子山の南尾根への登りから振り返ると辿ってきた雪雲が晴れて、西尾根が雲の中から姿を現す。

皆子山の山頂から北側の展望は完全に真っ白な雪雲に覆われている。帰路は西尾根の尾根筋を忠実に辿る。北風が吹くと風とともに霧氷が肌に吹き付けられる。

ジャンクション・ピーク手前の好展望地に差し掛かると雲の下から琵琶湖の湖面が蒼く輝いている。ということは琵琶湖の上では青空が広がっているということだろうか。写真を撮ろうと尾根の南側に近寄ったところ、すっかり油断していたが、小さな雪庇を踏み抜いたらしい。1mほど積もった雪の下の馬酔木の藪にスノーシューが嵌り、抜け出すのに思いの外、時間を要するのだった。

下山は西尾根のジャンクション・ピークca920mからは尾根を北西に辿るつもりであったが、気がついたら火打谷の右岸尾根から登ってきたca930mまで尾根を南下していた。しかしジャンクション・ピークとの間にあるca920mも好展望のピークであり、無駄足ではなかった。皆子山の山頂がおぼろげに霧の中から姿を現す。

山頂以外ではジャンクション・ピークのあたりが霧氷が最も発達していたが、尾根を北西にかけて下ると途端に霧氷が見られなくなってゆく。同時に風も急になくなる。峰床山から南西に伸びる尾根のせいで風の影に入るのだろうか。

p897の手前で尾根を南西に曲がり、松谷右岸の尾根に入る。最初は快適な自然林が続くが、すぐにも広い尾根には倒木の集中地帯となる。ここは尾根の右側斜面を巻くしかない。

この尾根は以前にも無雪期に下降したことがあるのだが、尾根の快適さは火打谷右岸の尾根とまるで異なる。植林を通過すると痩せ尾根に馬酔木の藪が続く。尾根が下部で緩やかになり、再び植林に入ると途端に歩きやすくなる。雪は最後まで繋がっており、車道に出るまでスノーシューを脱がずに済んだ。短いながらも冬山を堪能する小さな山旅であった。

駐車地に戻り、車で市内に向かうと、途端に晴れ空が広がってゆく。八瀬のあたりでは紅葉がかなり残っており、すっかり秋に舞い戻ったようだ。

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コメント

1日違いで・・・
こんにちは。はじめまして、なのかもしれないのですが、お二人のお名前に見覚えがあるので、もしかしたらどこかでコメントさせていただいたことがあるかもしれません。
我が家は翌日、メジャーな東尾根から登りました。
大原からのルートも興味があるのですが、車道が狭そう・・・登山道もわかりずらそう・・なイメージで未踏です。

こちらのルートもいつか行ってみたいな、と思います。
2020/12/24 22:14
Re: 1日違いで・・・
naojunさん コメント有難うございます。
もしも私(達)のHNに見覚えがあるとしたら、ウリウリさんとご一緒した山行や彼のレコではないでしょうか。私も同様にnaojunさんのお名前を拝見した憶えがあります。

一日違いでお会い出来なかったのは残念です。翌日にはおそらく私達のトレースも消えていましたよね。

皆子山は峰床山同様、バリルートを含めて東西南北から様々なルートがありますが、西尾根の南北に広がるいくつかの源頭は四季折々に魅力的なところで、機会があれば是非、訪れてみて下さい。源頭部に繁茂するイワヒメワラビによる一面の緑のカーペットの季節も綺麗だと思います。また源頭部から広がる好展望も魅力的なところです。

西尾根に至るルートも様々、考えられるのですが、今回、私達が登りで使った火打谷右岸尾根は下生はほとんどなく、迷い込むような支尾根もありませんので、とても歩きやすいです。道はR367に比べたら狭いですが、綺麗に舗装された道が続いています。大見までは冬も除雪されます。むしろ百井の手前の前ヶ畑峠へのR477の方が運転に気をつかうところだと思います。

今回は私達は訪れませんでしたが、この近くの大見湿原や尾越湿原も魅力的なところです。また私達も近々、来訪することになると思います。
2020/12/25 12:49
Re[2]: 1日違いで・・・
そうですね、uriさんから「いつもご夫婦で登られていて、この辺りに詳しい方」と伺っていたのだと思います。

詳しい情報ありがとうございます。
uriさんが足尾谷から登られたレコも拝見していて、機会があれば案内していただきたい!とお願いしていたところです。

色々と情報ありがとうございます。
源頭部、秋の茶色いカーペットも素敵でしたが、今まで行ったことのないグリーンシーズンにもぜひ行ってみたいと思います。
2020/12/25 22:55
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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