武尊山
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- GPS
- 07:34
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 7:35
天候 | 快晴!気温は-3度ほど。山頂以外はほぼ無風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山には専用フォーマットの登山届が必須、川場スキー場のWEBサイトにフォーマットが落ちてるので、事前に記入したほうがいい(かなり細かいので、その場で書くと時間がかなりかかる)。ココヘリは必携扱いとなっており、未保持者にはレンタルあり。持っている人はその場で見せて、IDをメモしてもらった(持っていればレンタルは不要)。登山届は普通のチケットカウンターで提出、リフト券購入とココヘリレンタルもチケットカウンターで。 ※ このあたりの現地アナウンスが不十分で、改善してほしいと思う・・・ トレース多数、天候も良く、道迷いの不安は無しだった。金曜日の積雪?で30cmほどの新雪があり、行きはワカンは必須だった。剣ヶ峰の下りは念のためにアイゼンにスイッチ。帰りも剣ヶ峰でアイゼンに履き替えて、その後はアイゼン歩行。アイゼンがよく効く雪だった。 |
その他周辺情報 | 前泊:沼田健康ランド(2300円、タオルセット+館内着付)。男女別の仮眠室があり、ベッド+毛布が先着順で使えた。この日女性部屋を利用したのは5名程度。出入りが気になるので、耳栓はあったほうがいい。男部屋は煙臭かったらしく、大広間で寝たほうがマシだったらしい。 夕食:馬鹿旨。トマトラーメンとギョーザの名店。開店前、16:50で大行列。 |
写真
感想
雪訓で冬山デビューし冬山経験を増やしたかったところに、tartletさんから渡りに船のお誘い!
谷川岳に続きまたしてもリフトで稜線まで標高を稼ぐ、初心者うってつけのルート笑
事前のtartletさんの天候判断がばっちり当たり、天気も山行内容も抜群に素晴らしいものとなった。
まずは定番の?前夜発とプチ宴会。
健康ランドに入りtartletさんと分かれて男3人でとりあえず脱衣所まで行くも、ふと顔を見合わせると全員風呂不要派であることが判明、踵を返して大広間へ笑
とても楽しかったです。
仮眠室はソファー的な材質のベッドが並んでおり毛布で十分な寝心地。
換気の音がけっこう大きかったが非常に快適に寝れた。
翌日。
駐車場にてパッキング。
雪訓よりは手早くできたがザック内に空間がちらほらできて微妙。
硬い物が多いからか?
リフトで上がるとすでに遠くの山々まで見えて素晴らしい景色!
初のワカンは予習不足もありやや不安ありながら装着完了。
歩いてみるとたまにトレースの横壁に触れて横方向の力を受けるなぁ…
そして緩む…
何度か直す時間を頂き、最終的にはRush711さんアドバイス通りバンドを通す向きや締め込む力加減を修正して固定ができた。
固定が1番の鬼門だったが、他にもワカンの爪の存在をついつい忘れ引っかけることが数回…
そのうち1回においては下山時に転んでしまい反省。
剣ヶ峰に登頂し景色をサクッと堪能した後、アイゼンへ履き替え。
雪訓でアイゼン装着時間の短縮必要との指摘あったため手早い装着を心がける。
核心である剣ヶ峰の下りは、慎重に行けばそこまで問題はない。
が、足を置く場所選びや体重移動が下手だな…
この箇所に限らず下りは全般下手だった気がする。
もっと小股できっちり踏みしめる感覚が必要?
沖武尊にはなんだか呆気なく着いた。
本当に360°見渡せて最高!
嶋田さんがBC偵察していたので話を聞くも難しい…
休憩中に再度ワカンを締め直し固定は成功したが、今度はその後外す際になかなか緩まず苦労した。
剣ヶ峰以降はアイゼンのまま下山、雪が締まっているのもあるがやはりこちらの方が歩きやすい。
ノートレースをバフバフ歩くのは足を上げる労力はあるがバランス取りやすく、何より楽しい笑
リフトまで下山し、雪訓開始。
シャベルコンプレッションテストを習うがtartletさんと結果が違う…
きちっと正方形に柱を切り出さないと結果が変わる様子。難しい。
埋没訓練は足のみの埋没だったが、30cm程度の雪がこんなに重いのかと勉強になった。
なんやかやでほぼ最終のリフトとなったが楽々下山。
その後の夕飯もめちゃくちゃ美味しく、関越自動車道に渋滞はなく、最初から最後まで楽しさ満点で文句なしに素晴らしい山行だった!
色々とサポートや講習をありがとうございました!
・ワカン/アイゼンのパッキングは外ポケット
・ワカンは踵を合わせ、きつく締めながら外から内で通していく。最初締めつつ足のベスポジを探すと良さそう
・足の置き場は当然ながらつぼ足より広いところへ、フラットフッティングで
・岩へのアイゼンの効かせ方についてアイゼントレが必要
・ラッセルは手で落とし膝で固めて足で立つ
・雪が少なめで下が草(ハイマツ等)だと踏み抜く可能性あり
・踏み抜いたらそのまま立つより転がって脱出の方がいい場合がある
山岳会の雪訓のときにmmatsuxxと26日に雪稜登山に行きたいんだよねーという話になり、上州武尊山が候補に挙がって即決定。行ったことがない百名山だったし、BCスキーのルートの下見もしておきたかった。
初級ルートなので折角なら初心者を1人入れたいと思い、元々同じ日程でスキーに行くかどうか相談をしていたutagを勧誘。雪稜経験が少ない私だけってのもアレだなと思ってダメ元でMLで経験者限定の募集を出したら、Rush711が参加してくれることに。個人的に、これ以上ないほどの良いバランスの布陣。
土曜日は天候が微妙そうだったので(実際、土曜日は視界不良だった)、予備日を使って日曜日に決行。土曜日夜出発だったので早めに集まってスーパー銭湯で前泊。風呂からあがると、早々に三人はビールを開けていた。折角早めに集まったのに、食堂終了の0時まで飲み続ける4人(笑)
翌日は6時起床で川場スキー場に移動、リフト券売り場で登山届を出し、ココヘリをレンタル。リフトを二本乗り継いで、ゲレンデトップに。天候はこれ以上ないほどの快晴、沢山の人が出陣準備をしていた。金曜日の積雪が40cmほど積もっていて、最初からワカンを装着。実は私、自分のワカンを使うのは初めて・・・。過去にワカンを使ったのは4年前。雪稜経験が多いRush711にコツを教われて、助かった。
ワカンで急斜面を登るときのコツは、ほぼスキーのシール歩行と同じで、静移動静荷重をキチンとすることっぽい。先行者がハイステップ気味で、前足にしっかり乗り込まないと足元が崩れてしまう。結構苦労している人も多かったけど、我々のパーティーはみんな上手く歩けていたみたい。
ここで、なんと元会員のAさんと遭遇。しかも、去年の谷川岳馬蹄形でテントがお隣だったtomokofishさんと奇跡の再会!いやー、世界って狭いですねー。嬉しかった!
ワンポイント悪いところがあると聞いていたのが剣ヶ峰からの下り。ワカンで下っている人もいたけど、安全を考慮したのと、アイゼンへの履き替えにも慣れたほうがいいということで、アイゼンに切り替えた。持てる手が沢山あるので不安はあまりないけど、アイゼンのほうが安心感があり、履き替えは正解だったと思う。それにしても、今回はワカンの装着がひとつのポイントになっていたと思う。着け方が悪いとすぐに緩んでしまう。何回かワカンを直す時間が必要になったし、私もなかなか上手くつけられるようにならなかった。
剣ヶ峰を越えたあとは、山頂への登り。快晴無風で太陽ジリジリ、暑くてどうしようもなくて、最後はシェルまで脱いでしまった。そして登頂。360度の絶景を見て、やっぱり雪山は良いよなーと思う。下りは剣ヶ峰手前のコルまでワカン、以降はアイゼンで。この頃には雪もしまってきて、アイゼンがよく効く良い雪。ノートレースの雪面を駆け下りたりと、最後まで楽しく歩けた。
ゲレンデトップまで戻ってもまだ時間があったので、BC班希望のutagもいることだし、折角なのでシャベルコンプレッションテストを雪上車置き場の裏でやってみる。失敗したら嫌だなぁと思ってたけど、概ね正しい結果が出て良かった。ついでに個人的にやってみたかった埋没体験も。30cmほどかけただけでも下半身は身動き取れなくなった。やっぱり雪の重みは怖いなぁ・・・
下山後は風呂はスキップ、直行でトマトラーメンの名店、馬鹿旨へ。何度食べてもこれはウマイ!ちょっと遅れたら一巡目に間に合わずに並ばなきゃならなかったので、風呂カットはナイス判断??
今回は本当に久しぶりの雪稜登山、最高の天気で本当に楽しかった!またぜひぜひ、よろしくお願いします!!
【参加メンバへの補足】
・シャベルコンプレッションテストの方法、若干誤りがあったので訂正します。切り出す深さは新雪の下の「70cm」。柱の幅と奥行きは「30cm」が教科書上の正解・・・だけど、私がいつも切り出すときはあれくらいのサイズです。あれ以上大きくすると、私のスノーソーの刃渡りでは正しく切れなくなるので。
【備忘録】
・ワカンの付け方のコツ。かかとをしっかり後ろにテンション掛けながら、足首の紐をリングの上からかけてしっかり絞める。上からリングに入れるのが重要で、上から圧がかかることで緩みにくくなる。斜め上のリングに入れるときは、ワカンの前側を引くように。横のリング、金具に入れて、上から圧が感じられるくらいに絞めこむ。正しく履けていれば、横に振ってもブレないはず。
・深雪でのワカンの歩き方は花魁歩き。進行方向まで足を出したら、踏み込む。
・ワカンを使うことが初めてな人には、事前に着け方の情報共有、練習の推奨をしたほうが良さそう。結構途中で緩んでしまうので、天候が悪いと直す時間で体が冷えそう。
・下りであれば、下手にトレースがあるところを進むよりも、新雪をバフバフいわせながら駆け下りるほうが楽。ワカンでなく、アイゼンでも同じことができる。ただし、木のまわりにツリーホールがあって落ちることがあるので注意。(やっぱシール歩行より落ちやすいな)
・シャベルコンプレッションテスト、あとでJANの情報を見たら「40cmの新雪、新雪との接合は良い」とのことだったので、診断結果と一致していた。接合が良いときは、柱状に外れないもんなんだな。
・普段のBCスキーと同じレイヤリング+下は登山用スラックスを履いたら、とんでもなく暑かった!無風で快晴だと、ここまで暑いのか。少なくとも、スラックスは要らなかったな。
・行程も短いので行動食は400kcalくらいの菓子パン一つにしたら、登りが多かったので全然足りなかった。あと300kcalは必要。
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