銀杏峰 名松新道(下りは名松新道登山口から林道経由)
- GPS
- 08:29
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,202m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
天候 | 曇たまに晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
スプリットボード一式
3段ウィペット
アマゾン中華ストック
キツくて頭が痛くなるしヘッドランプが固定できないヘルメット
古くなってショボくなったゴーグル
ワークマンムーブアクティブピーチ起毛長袖ハーフジップ980円
薄手フリース長袖
ダウン長袖
ダウン六分ズボン
ストームクルーザー上
マウンテンハードウェアの膝につぎあてたゴア長ズボン
タイツジオライン中厚
毛糸靴下
ネオプレーン5mm厚3フィンガーミトン
アウター手袋
フリースインナー手袋
ワークマンバラクラバ
ソフトブーツANTHEM
ザックPlus one works Shumari 35
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地形図
コンパス
笛
計画書
ヘッ電
予備電池
ファーストエイドキット
針金
ガムテ
スマホ
SUUNTO
グラサン
タオル
アライツェルト1-2人用
コンデジ
スプリット用クトー
アイゼン
7.8mm30m
ヤマザキランチパック
パン多め
キャラメル
凹んで保温性能の落ちた山専ボトル900cc
500cc麦茶ペットボトル
|
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備考 | ・アイスアックスをザックに装着するのを忘れて、車内に忘れた。 ・アマゾン中華ストックのスノーバスケットが またとれたが、今回はスグ見つかった。ねじ込み式は取れ易い??? ・お気に入りのゴーグルを車に積み忘れて、しょぼいゴーグル使用。 ・ヘルメット…側頭部があたって痛い。特に、バラクラバを被った上にメットを被ると痛い。ヘっ電はうまく固定できない。 |
感想
2020/12/30 11:32 最終更新終了。
2020/12/31 13:29 章分けのみ修正。
●経緯など
2021年2月下旬〜3月上旬頃に 山中 最低3泊という、自分にとってはチャレンジングな山ボード山行をしようと思ってるので、雪山で使う筋肉、持久力などを雪山でトレーニングしておきたい、というのが この日の主目的。なので、いつものようにパウダーで板乗ることは主目的ではない。
西チベの自宅から時間的に近いのは、氷ノ山周辺だが、この高気温で、だいぶ溶けてそうな気がした。気象情報などからは、白山周辺の積雪量が豊富なことが予想されたが時間的にも交通費的にも遠い。
そんなわけで、時間的交通費的積雪量予想的に、氷ノ山と白山の間をとったのが、この銀杏峯ってこと。
取立山とか赤兎山とかも最後まで迷ってたけど、2002年3月末に、当時の山ボー研イベントがらみで知り合った関西山ボーオトモダチチームで行った銀杏峯に また行ってみたくなった。
●出発まで
人によっては、駐車場から歩き始めるところからのみ山行記録として読みたいかもしれない。でも、俺は、山行の開始地点は動力機関を頼らずに動き始めた時点、ではないと考えている。「ほなどこなん?」ゆうたら、計画策定時点から。「どこ行こうかな、誰と行こうかな、いつ行こうかな」とか考え始めた時から、既に山行は始まっている。もし、ふらりと行きたくなったのなら、その「ふらり」から始まっている。そのような考えの人なので、経緯とか、自宅からの道中も書いている。
でも、「そんなん読みたないわ」ってゆう人も居るやろし、そうゆう人がスキップし易いように ●経緯 だの ●出発 だのの段落?章?を分けている。あぁなんて俺って新雪、いや親切なんやろう!!💛
Too long前置きはさておき、この土曜日は妻が仕事で、長女が、妻の仕事場の近所で夜八時まで習い事をしているので、長女が習い事おえたら拾って帰ってくる。んで、次女は家に居て、家に長時間一人で居らせるのは よくない という妻の考えに沿うと、結局21時頃までは俺 在宅しとかなあかんという条件。
もぉええわ、長女マターで帰ってきてから家族四人で一緒に晩飯くってから出発したらええわ、という感じで土曜は山ボードの用意もしつつ、洗濯、掃除、庭の家庭菜園もどきの片付けなどなどをし、昼飯は娘二人とマクド。夕方はコーナンに行って、車中泊を快適にするために千円の合板を購入。晩飯は何つくったっけ?なんか四人分つくって、結局、自宅発22:45。
西チベ22:45→宝塚で給油→宝塚IC→中国道→名神→北陸道→1:10福井IC→ローソン福井篠尾店→1:26道の駅一乗谷あさくら水の駅 で ワンカップ呑んでからTCSSで就寝。
問題は、雨。敦賀あたりから降り出した小雨。ずっと降ってる。ワイパーうごきっぱ。気温高め。んーーーまんだめ。寝てる間も車のボディに当たる雨音が じゃかましーぐらいやった。
アラームは6:00にセットしたけど、外は雨。テンション上がらない。6:40に起きたんやったかな。もうだいぶ明るなってた。
で、いこいの森に向かう。
いこいの森の前にティファニーで朝食ではなく、ファミマで朝食を。
除雪終了点には黒の福井ナンバープロボックスが駐車されてて、その横に丁度1台分の幅があり、バックでとめた。
●駐車地→銀杏峯山頂
駐車地からシール登行。板にピッタリひっつけて、ラチェットかちゃかちゃやって、右足だして左足だして…、何時出発かなと左手首をみたらSUUNTOの腕時計を忘れてて、振り出しに戻る。
で、スタート。雪はシャリシャリ。スノーシューのトレースがある。
スノーシュートレースは憩いの森から夏道通りに上がってってるが、これ、雪あるとはいえ、地形が完全に残ってるし、急登でシール登行には不向きなルートどり。
なので、暫く林道をいって、もう少しシールで登り易そうな斜面から上がることにした。そこから少しで猪目撃。一瞬、目が合った気がしたが、逃げていってくれた。この後も、もう1頭の猪と出くわした。のべ2頭。
案の定、登り易そうな林間斜面が出てきたので、林道から離れて取り付いてみる。間もなく夏道に合流。
案外 シールでも登り易い夏道で、アップダウンはほぼ無かった。最後、林道に合流する時に道の側溝を越えるところがハマりそうになってビビり入った。
名松登山口の標識があるとこで休憩した。暑くて、モンベルのハードシェル上着を脱いで、ワークマンの下着になったのも ここやったかな。なんだかんだしてると、俺が出てきたところとは別のところから男女2人冬物語組が追いついてきた。それまでマイペースで登ってたけど、なぜか深層心理で「ツボ足に抜かれたくない」と思ってしまってたようで、そっから喘登になる。
やはりツボ足のトレースはシールでは登り難い。とはいえ、まだ雪量が十分ではなく、夏道から逸れると、藪がウザいところも多かった。そんなわけで、ツボ足トレースを辿ったり、少し離れたりしながら登ってった。前山ピーク手前の急登よりも手前で男女2人冬物語ツボ足チームに抜かれた。
急登個所、暫くシール登行してたが、あと標高差50mで前山かなってとこでウザくなって、板を背負ってツボ足で登った。背中は重いが、登り自体は随分楽になったw
前山では、冬物語2人を含む3人が談笑していたが、俺が着くなり2人組は先に登り始めた。もう一人のかたは既に銀杏峯山頂まで行ってこられて下山途中の休憩の様子。ネオプレーンのフィンガーミトンが珍しかったようで、何か聞いてこられてた。ここは展望がよく、ちょうど、ガスも抜けて晴天が広がり 気持ち良かったので写真を撮りまくった。「どちらから?」→「兵庫県から来た」→「雨やったのに よぉ来たね。雲が近づいてきてるけど、是非、晴天の間にピークまで登頂してきてください」など会話。
前山からしばらく下りメインになるので、板を担いだまま暫くツボ足で進み、コルのあたりから再びシール登行再開。下りのかたに「晴天の内に…」と言ってもらってたが、全然無理で、じきに雲に追いつかれ、ガスり出して、近くしか見えなくなった。しばらくで、冬物語二人組の女性のほうに追いつき追い越したところで、冬物語男性のほうが上から「時間切れで撤退しますー。気をつけてー」と降りてきた。
俺は最初は「遅くても14:30になったら、銀杏峯山頂まで行ってなくても引き返す」というジブンルールにしていた。が、前山のとこらへん、登り返しもあるし、14:15には引き返そう、ということにした。
その後、雪質が軽くなる。藪も減ってきて歩き易くなる。相変わらず視界は悪いが、時折、遠くも覗ける。13:50頃、頂上少し手前の、何か柱が埋まってるところに着き、頂上には14:00丁度に着いた。
●銀杏峯山頂→駐車地
2002年に来た時の記憶となんとなく一致する景色。のっぺりとした山頂付近。早々に シールのまま引き返す。ピークから標高20〜30mくだったところで、シールを外し、ボードモードにした。この時、右手人差し指の第二関節付近からの出血に気づいた。絆創膏を貼ったが、じきに血があふれてくるような感じ。深く切れてたみたい。ボードモードにするときに、エッジかビンディングの金具かなんかで切れたんかな。この時、アイスアックスを車に置き忘れてしもたことに気づいた。で、大き目の絆創膏を貼り直して、滑走開始。案外よく走るいい雪やったし、滑りの段取りしてる間にガスも抜けて視界もあり、気持ちよく滑った。
でも、まぁ尾根の夏道は やっぱ木が多くて、滑り難かった。ターンできるところはしてたけど、横滑りで降りたところも多かった。これ、降雪直後やったら、もっと大変やったやろな。前山に着くまでに一回、縦回転でコケた。
前山手前のコルはツボ足で。
前山直下の急斜面も木が結構多いのでツボ足で降りた。階段みたいになってたので、殆ど足は沈まなかったが、アイスアックスを忘れたので、結構緊張した。アイゼンを着けたほうがヨカッタが、邪魔くさくて そのまま降りてしもた。
斜度が緩くなり、木の間隔が少し広めになったところで、またボードを着けて降りた。割とターンできるところが多かったが、調子に乗ってスピード出してたら、前が刺さって、縦回転して止まった。頭が下で足が上。upside down.今流行のやつ。息は出来た。問題は左手が全く動かないこと。痛みは感じないので折れたりしてへんやろ。何故動かないのか、暫く見当がつかなかった。まず右手でビンディングを外し、板を滑らないように置いた。次は、ザックを外したかったが、これは背中に大量の雪があり、無理っぽかった。左手、全く動かせない。自由の利く右手で左手を堀り起こしていくが、どうにもこうにも時間がかかる。あ、そういえば、と、滑降中は右手に持っていたウィペットが視界にあることに気づき、手を伸ばせば届いたので、ラッキー、とウィペットで硬い雪を砕いてから、手で その雪をのけるという作業を繰り返した。その内、ウィペットの先が左腕に当たるようになってきた。「これ、掘ってる内に暗くなってくるかもなぁ。そうなるとヘっ電下山かぁ」と思いながらも、「とりあえず やれることやろう」と作業を続ける。寒さは感じなかった。どんなことでも いつかは終わる。そう言い聞かせながら、続けると、左肘ぐらいまで掘り出せたところで、ようやく左手が抜けて、upside downやった体勢を正常位(?)に戻せた。まだ明るい。ホっと一息。
こっから先は、苦もなく名松登山口の標識がある林道のところまで降りられた。
で、登ってきた夏道をいくか、林道をいくか、で、冬物語二人組が上がってきたトレースのある林道をスキーモードにして行ってみた。が、二人組のルートはじきに斜面に消えた。登ってきた夏道は、既に林間で暗くなってて、ヘッ電を点けても、視界が狭い範囲に限られるので、ボードモードでイイ感じに降りられる気がしない。なので、トレースは無いが、林道をそのまま降りることにした。林道の斜度がある程度あるところはボードで、斜度が殆どないところはスキーモードのシールをつけないバージョンで降りた。その内、暗くなってきたのでヘッ電をメットにつけたが、クライミング用のメットとは違って このスキー用のメットはヘッ電の固定がしづらかった。ツルツル滑って落ちたりしたのを繰り返し、こりゃいかんってことで、もぉ林道やし大丈夫やろと思ってメットは外して、帽子の上にヘッ電を装着。
2〜3回、林道ショートカットを検討したが、ヘッ電滑降はリスク高過ぎる気がして、林道キープで降りた。だいぶ降りたところで、林道の雪がとけて、鋪装面が露出してるところがあり、スキーモードで下るのに緊張したところも2ヶ所あった。ようやく自分のトレースに辿り着き、憩いの森を通り、すぐの林道ショートカット個所でボードモードに戻して、そこから駐車地までは肩筋走行で快適に滑った。
●帰途
美山森林温泉みらくる亭がコロナのせいかなんかしらんけど、休業中とのことで、ネットで調べて 鯖江の かわだ温泉ラポーゼに行ったが結構よかった。その後、近所のソバ屋で越前そば喰うぞーと意気込んだが、お店に着くと、ローカルおばちゃん軍団宴会中で、一般客お断りになってた。で、R8沿いの韓亭とかゆうチェーンの店で 牡蠣スン豆腐とかゆうのを堪能して、で、のんびり帰った。ETC深夜割のために吹田ICを24時過ぎに出るように調整して、その後 給油したりしてから24:45自宅着。
今日もシヤワセでした。いい雪山トレーニングになった。あざましたー。
爺です。
遠路ご苦労様です、自身がベ−コに住んでいた頃はハチ北、氷ノ山、
琵琶湖バレ−等で嗜んでいました 。
筋トレに我峰良くお越し
初雪が根雪に成りましたが、その後降雪無く、
年末寒波に、其れなりの雪を期待です。
爺の戯言悪しからず。。
コメントどーもです。山頂付近の景色は懐かしかったです。また行くと思います
影響受けてますねぇ。
ですねぇ。ワタイら世代はチャック・ウィルソン、…、いやいや、チャールズ・ブロンソンのCMの影響が大きかったっす
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