7歳児と登り初めで遊ぶ鶴島金剛山&名倉金剛山【藤野十五名山】
- GPS
- 03:03
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 258m
- 下り
- 252m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備完璧 さすがは藤野 でも山梨県と神奈川県の境目なので 指示版とかが県どうし連携できてない |
その他周辺情報 | やまなみ温泉が近いですよ |
写真
感想
さすがに元日は家ですごしたけど、男児のいる家としては2日目からもうじっとしてられない。
山に! 行くしか!
って毎度、ほんと山のことしか考えてないアホみたいで我ながら引く。新年2日だぜ、静かにしてたらどうだ。
でもね、人に会わず、ストレス発散できて、自然とふれあえるイベント、山しか考えつかないから。夏なら海でもいいんだけど。
そんなわけでこんちこれまた藤野町(相模原市)にやってきた我が家でございます。
さすがに新年早々ガチなやつ登るのは気が引けるってことで、藤野十五名山からめでたさのある名倉金剛山、そしておとなり鶴島金剛山のダブル金剛山をセレクト。これはいい年になりそうだ。
葛原神社前にある駐車場に車をとめてスタート。神社わきを少しあがるともう、栗畑のむこうに連山を望むいい景色が登場。さすがは藤野町である。妻がそうとう真剣な顔で「やはり藤野に移住すべきだ」と押してくる。財政面を鑑みながら前向きに検討に入りたい所存です。
ほどなく登山口に到着。付近の落ち葉に霜がおりていて、息子は興味津々。虫メガネで見てごらん、というと、氷のツブだー、と驚いたような声を出していた。うん、まだ世界には知らないことたくさんあるよね。
今回は標高のミニマムな山なので、ふだんの山登りのように時間を気にしなくていい。遊びながら登ろうぜ、と伝えると、次から次にいろいろ見つけてやってみる息子。ホオノキの葉を叩くとけっこういい音が鳴る、ササの枝で地面を払うと落ち葉がザーッてなって気持ちいい、霜柱をルーペで見るとスジスジだ。家族3人で楽器(?)を作って演奏会をしてみた。ホオノハはドラムとしてかなり高い能力があるようだ。
笹やぶの道を抜けると、道は尾根に。ここで久しぶりにヤママユの繭を見つける。いつかこれで糸をつむいでみたいと息子とひそかにたくらんでいる。
道は尾根からややそれて、峠(というか鞍部)へ。ここから右に行くと鶴島金剛山、左に行くと名倉金剛山。ダブル金剛山なんだけど、前者が山梨県、後者が神奈川県なので連携がまったくない。道しるべには片方しか載っていないし、一緒に扱われたガイドもあまりない。
まずは鶴島金剛山を目指す。まさに「尾根」という感じの道、意外とアップダウンがある。そして最後にロープのつけられた急登があり、山頂へ。
この鶴島金剛山、びっくりするくらい眺望がいい。富士山こそ見えないけれど、藤野から上野原一帯が見渡せる。これだけ気持ちのいい山頂があまり紹介されないのは、立派な山々が掃いて捨てるほどある山梨県に属するからじゃなかろうか。
で、ここでごはんを食べるかというと、金剛山ゆえに神様がおはすのでちょい気まずい。初詣としてお参りをして、次に進もう。
山頂直下、ロープ場ゆえに降下が少したいへん。息子はさっさと走って降り、妻はひっかかっていた。スピードを上げ視界から消えてゆく息子と急坂でピャーなどと叫び固まってしまう妻を前後に見る、といういつもの展開である。
さっきあがってきた峠を過ぎると、ほんとうにすぐ名倉金剛山の山頂である。こちらにも神様がおはすが、山頂というよりはなんだか通過点のような雰囲気。ごあいさつして次へ。
落ち葉の坂道をくだり、勾配がゆるくなったところで見晴らし台に到着。朽ちてクギ&枠組のみという拷問椅子みたいな元テーブルベンチと、現役のテーブルベンチが並んでいる。後者でおひるごはんをいただこう。
三崎の朝市で買った三浦大根の葉でつくった菜飯、だしがらの昆布を煮付けたものと義母の手になる梅干しによる梅昆布飯、それぞれを握ったおにぎりをいただく。正月ってことで伊達巻も用意。付け合わせにはコンビニのカップスープ、中本のを選んでしまった妻は悶絶していた。
ともあれ、誰もいない。青空の下で見晴らせる藤野駅方面、逆側には旧東尾垂の湯と山々。新年最初からこんなに素晴らしい場所でピクニックができて幸せだ。
低山の魅力のひとつは、行程に余裕があって、なにか行動するときに時間を気にしなくてもよいこと。それはつまり、息子に「はよのぼれ」「はよたべろ」なんて言わなくていいこと。
なのにやっぱりくだりは猛ダッシュの息子さんである。山登りのあとのトレランは相当なお楽しみらしく、今回はとくに低山なので下山はほぼ全て走っていた。ノイバラの真っ赤な実があったが、写真をとっていたら息子と追いかける妻の姿は見えなくなっていた。やがて登山口に到着。
3時間ぴったりで、今回のやまのぼりは完了。こんなふうに遊びながらというのも楽しい。最初から最後まで抜けるような青空だったし、これは幸先のよい1年のスタートになったんじゃないかと思っている。
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