【北尾根とリニアコースで周回】高川山-羽根子山-神馬沢ノ頭-屏風岩
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- GPS
- 04:48
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 784m
- 下り
- 771m
コースタイム
07:22 源氏橋
07:30 尾根取り付き
08:45 高川山北峰
08:52 高川山(20分休憩)
09:33 羽根子山
09:39 神馬沢ノ頭(10分休憩)
10:05 西尾根分岐
10:15 鍵掛峠
10:30 大岩山
10:41 屏風岩(30分昼食)
11:47 初狩駅
天候 | ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高川山北尾根の基部には道がありません。登っていくにつれて踏み跡が出てきます。 高川山〜屏風岩は特に迷うことはありません 屏風岩〜下山口は笹薮で若干不明瞭 |
写真
感想
昨年6月に鶴ヶ鳥屋山から高川山を目指したものの鍵掛峠までしか到達できず、
そこから高川山の間の稜線をつなぎ残していました。
鍵掛峠〜高川山間を繋ぐことを今回の目標として歩いてきました。
初狩駅から降り高川山へ向かう多くの登山者は自徳寺から玉子石を通って行くルートだとは思いますが、
なんとなく面白味がないので違うルートで登頂することにしました。
天狗岩は砕石場になっていて通れそうにない為、更に西側から攻めようということで、
高川山北峰の北側に伸びている尾根を使うことにしました。
初狩駅を出て正面突き当りを東へ進み、甲州街道と別れ、踏切を横断すると砕石場の敷地に入りました。
ダンプカーの横を通り過ぎると左折しろという標識がありました。
ここは旧甲州街道ということで、物好きがよく歩くのかもしれません。
その道標通り進んでいき、源氏橋の横を通り過ぎた先で北尾根に取り付くことにしました。
この近辺は人が立ち入らないためか、線路周辺に柵がなく電車が来ると迫力がありました。
掘っ立て小屋のようなものの裏側から尾根の基部に進んでいくと笹ヤブになりました。
しかし、尾根を登りだすとすぐにそのヤブはなくなり、灌木帯となりました。
斜面は傾斜がキツく、土が固まらないために踏み跡などはついていませんでした。
尾根上に出ると土が減り、岩っぽくなっていました。
両手を使って登るような場所もあり楽しめました。
以前は尾根上に松が生えていたようですが、成長するに連れて地面から養分が摂れなくなってしまったのか皆枯れてしまっていました。
岩稜をガシガシと登って行くと次第に岩が減りだし、950mを超えると土の道となり、東側から踏み跡が合流しました。
その先は尾根上に踏み跡があったのでそれに従い、高川山の北峰まで行きました。
出てきたところには行き止まりの標識が設置されていました。
天気に恵まれ、山頂からは富士山がキレイに見えました。
東には道志山塊と丹沢、北には小金沢連嶺
西には御坂山地が望めました。さらにその向こうには南アルプスの間ノ岳と甲斐駒ヶ岳まで見えました。
景色がいいのでここで休憩をとりました。
山頂にある三角点は抜けており、盤石が露出していました。
盤石が露出しているものは今までに一度しか見たことがないので、ちょっと得した気分になりました。
山頂で休憩を終え、羽根子山方面へ向かいました。
道は明瞭で迷うことは無さそうです。
しかし、地面が崩れやすく両側がザレている箇所がありました。
羽根子山の手前の登りも崩れかかっており、鶴ヶ鳥屋山と似たロープが張られていました。
羽根子山からカンバ沢ノ頭はすぐ近くでした。
カンバ沢というのは大月市側の沢のようで、漢字にすると神馬と書くそうです。
以前、鶴ヶ鳥屋山から歩いた場所に合流し、そこから鍵掛峠へ下りました。
この合流点の境界見出標には西尾根入口と書き込まれていたので、
いずれこの地にその地名が与えられるのかもしれません。
鍵掛峠から大岩山までは山と高原地図で迷マークが付けれており、
実際通ってみると倒木が多く、迷う可能性もあるのかもしれません。
倒木帯の先は露岩帯となり、登り詰めると大岩山でした。
山頂から高度を下げ、少し登り返すと屏風岩でした。
屏風岩から下を覗きこむと、かなりの高さがあるように見えました。
ここからの三ツ峠や、鶴ヶ鳥屋山は見る価値があると思います。
岩質は三ツ峠の屏風岩と似ているような気がしました。
しかし、クライミングゲレンデとして利用されている様子がないところからすると
地権者から許可が出ないのかもしれません。
見晴らしが良いのでここで昼食を摂りました。
天候がよく、程よい風が気持ちよかったです。
屏風岩からの下りは序盤が明瞭でしたが、途中が笹ヤブ気味になっていました。
舗装路に出たところには特に道標がありませんでした。
駅までは適当に下りました。
正面には滝子山が望めたのが良かったです。
[b]【まとめ】[/b]
高川山の北尾根は予想以上に面白い場所でした。
ヤブも少なく、岩を乗り越える楽しみもありました。
しかし、登山道はないので注意してください
天気にも恵まれ、山頂からの眺めはとても良かったです。
間ノ岳と甲斐駒ヶ岳が見えたことには驚きました。
大岩山や屏風岩も一回行ってみる価値があると思います。
クマのしたものが尾根上に落ちていました。
今回は出会いませんでしたがおそらく住んでいるでしょう。
今回の山行で高川山は御坂山塊の峰々と繋げることができました。
鍵掛峠より西側を歩いた時の記録は以下URLです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-202270.html
高川山へ行かれたと知り、ずいぶんとメジャーなところへと思いましたが、やはり登りのルートからして違いますね。
ここは20年近く前に一度だけメジャーなルートでいきました。当時の記録を見ると、徐々にメジャーになりつつあった頃のようでした。
当時も展望に恵まれ、富士山と南アがよく見えました。
http://yamatabi.que.ne.jp/yamatabi/takagawa.htm
写真はまだデジカメではないです・・・。紙焼きを後日スキャンしたもの
http://yamatabi.que.ne.jp/photo/9403takagawa/index.html
リンク先の写真では南アルプスがハッキリと見えてますね
富士山の眺めがいいだけあって人気の山となっているようです。
その反面、山頂付近の岩は落書きが沢山彫られていてちょっと悲しかったです。
高川山の北尾根はネットで検索しても数えるほどしか出てこないのでかなり寂れたルートのようです。
個人的にはそういう寂れたルートのほうが山登りが楽しめて好きなんです。
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