7歳児たちとゆく冬だから快適な石砂山【藤野十五名山】
- GPS
- 04:26
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 305m
- 下り
- 299m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
完璧に整備されていた しかしタヌキのため◯んがコース上に3箇所も あと冬なので石砂山名物のヤマビルさんもいませんでした |
その他周辺情報 | やまなみ温泉は無期限休業中 |
写真
感想
3連休。初日を家でぼんやり過ごしたが、どうも落ち着かない。どっか、緑のあるところに行きたいね。あと高度のあるところ。
ハードなやまのぼりはまずいかな、と思っていたところに、息子のなかよしRちゃんのママから連絡があった。よし、一緒にいこう!
やまのぼりどころかアウトドア全般ほんとは好きじゃないRちゃんだが、ハイパーアクティブな彼女のママに山へ海へいつでも連れて行かれる運命にある。今回は山だ。
とはいえうちのシューといっしょだとノリで陣馬山に登ってしまう強さももつ子なのでまあ、登るのはOKだろう。あまり高くないおやま、となると藤野の低山が便利だ。
今回は頂上にベンチがあることをふまえて(そしてあまり人気がないこともふまえて)石砂山に登ることに。
石砂山の名物はふたつあって、ひとつはギフチョウ。カンアオイしか食べないというマニアックすぎる習性ゆえに生育できる場所が決まっているが、カントウカンアオイの生える石砂山はオッケー。
あとひとつはヤマビルである。こんなもん子どもにくっつけさせるのは御免なのできちんと調べる。どうやら、さかんに活動するのは4〜10月ぐらい、低温環境では活動できない、ということがわかった。大丈夫だな。
篠原の里駐車場に集合……と、トイレがないんだねこのへん! 最寄りのローソンが……藤野やんけ! しかたないからそこまで戻る。Rちゃん母子はプレジャーフォレストまで戻ったらしい。
10:30スタート予定が1時間くらいズレたけど、出発!
県道をしばらく歩いたら脇道へ。ここで息子が川が凍ってるのを発見、Rちゃんとともに川におりる。いやーいきなりひっかかるかよ、、、
1台の軽トラが道をおりてきた。すれ違うときに息子が「しかさんだー」というので見ると荷台に狩られたばかりでまだご存命中の若いシカが! たぶん美味しく大事にいただくんだよ、なんて話しながら歩く。
舗装道から、木の橋を渡って登山道へ。最初だけやや急なジグザグだが、ほどなくゆるやかな道に。思ったより快調に進む。
道が尾根に乗り、陽が当たるようになる。と、ここでRちゃんがおやつ休憩を要求。息子秘蔵の「パッションフルーツ味キットカット」を提供したところ、たいへんによろこんでくれた。
これは山登りなのか、というぐらいにゆるやかな道が続いていく。たまに痩せ気味の尾根を通過するが落ちそうなほどではない。それよりも、そんなせまいところにタヌキのため◯んがあるほうが難儀だった。
石砂山の登山道は、最後近くまでかなりゆるやかで最後だけ急坂、と聞いていた。はたして、その急坂が登場。階段状の足場が空に向かって続く。息子はそっかそっか、みたいな感じだけど、Rちゃんはちょっとイヤそう。なんとかがんばって!
と、息子がRちゃんを呼ぶ。粘菌・モジホコリを切り株に見つけたのだ。ちょうどRちゃんが粘菌の本を読んで「見つけたい!」と言っていたところだった。ナイスプレー息子!
粘菌パワーで(?)モチベーションを高めたRちゃん、息子とどんどん登ってゆく。坂がゆるくなって、標柱が見えて、頂上!
石砂山にのぼりました!
山頂に2組のテーブルベンチがある。それぞれ家族ごとに座ってごはん……
と、息子がRちゃんのところに座ってる。こっちおいで!
この日のランチは、山登りでは初めておにぎりなし。キャロットラペとハムのサンドイッチ、そしてレトルトカレー(にしきや&長野ツルヤ)。低山ゆえに米が冷え切らないだろう、という妻の読みは正しく、これにポットの紅茶をあわせてとてもよいピクニックになった。
ごはんを終えて、息子はRちゃんと仲良く座ってココア。そのうちどんぐり投げ競争を始めた。なんかこう……リア充感!
ほかにもなにやら彼らにしかわからない遊びをしたり、キャッチボールをしたりと、公園のような過ごし方をしたふたり。ニコニコしながら見守る親3人。近場の公園に行くより、ずっといい。
さて下山しようか。と、息子がRちゃんを誘ってコース外に突入。ぼくがみつけたみちでいこう、と言っているようだ。おいおいバリルート勝手に作んないで!
頂上近くの急坂、息子はなんなくストスト降りていくけれど、やはりRちゃんにとっては怖い。ゆっくりゆっくり降りていく。それを木登りして待つ息子。想像してほしい、待ち合わせに遅れて行ったら待ち合わせ場所で相手が木登りをしている事態を。
急坂を過ぎてしまえば、危険箇所はタヌキのため◯んだけ。道がなだらかなのでふたりは林につっこんでいく。
そこでなにかしら取っているようだ。おーい何とってるのー、と、帰ってきたふたりの手にはチクチクの葉っぱ。ヒイラギ(柊)である。木編に冬、節分の鬼退治に有効なじつに季節感がつよい木の葉。そして手に刺さる。息子は見事に刺してしまいプンスカ怒っていた。
あとはスムーズに登山口へ。ここでさきほど不完全燃焼であった氷取りにはげむ息子。Rちゃんに「むりしないでよね」と言われて厚い氷板と鷹の爪形のつららを獲得していた。
駐車場まで歩き、この日はここで解散。平時ならこのあとごはんたべて温泉、という流れなのだが今はやめておこう。そのかわり、また行こう。山の中ならいつだって安全だ、ヤマビルのいない時期ならね。
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