7歳児とゆく全部まさかのバリルート・鉢岡山【藤野十五名山】
- GPS
- 02:54
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 237m
- 下り
- 250m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
さて前日にRちゃんと石砂山に登ってきたものの。
登りたりねー!!
それに気づいたのは10時近く。近所の公園に行く? いや人多そうだよね。遊具も使いたくない。
草木で遊べて、体動かせる。大声で出したっていい。そんな場所、ないかな?
うん、あるよ❤️
というわけで2日連続の藤野である。それなりのところに登ってもいい体力はあったが、12時近くから登っても明るいうちに終われるとしたら藤野の低山がいいだろう。
石砂山に登りながら、篠原の里と反対に歩けば鉢岡山への登山口に行けることに気がついていた。以前Rくん(5歳男子)と日連アルプスを歩いたとき、ルート上にないので断念した山だ。
篠原の里駐車場から、ぽこんとした感じで見えている。ミニサイズのかわいい山だね、これならさっと登れるよね。
古い神社の横を通り、釜が沢バス停から北方向の道に入る。道がどんどん高度をあげるのでもったいない。そして息子はというと、前日たくさんとれた氷をまたとりたかった。しかし沢には水はなく、しかたないのでそのへんのヤブに突進していた。
今回のルートはヤマレコのマップで紫の線、オレンジのドットも多数。なのに藤野のガイドなどでは見た記憶がなかった。どうしてなのかな?
地図が示すこのルートの入り口に到着。ヤブである。なんとか道らしいものがあるので、入って進む。この段階までは紫の線のことをつゆほども疑っていなかった。
見つからない踏み跡、そのままの倒木、でっかいサルノコシカケ。人が入った形跡がない。しかし紫の線は尾根のうえに引かれている。
斜度がぐっと増すところで、先を進んでいた妻が言う。「道がなくなった」
見るとかすかにトラバースのようなものがある。あっちかな、とヤマレコの地図を見ると、変わらず尾根に道がある。オレンジのドットはここで錯乱している。ピンクテープのたぐいは一切ない。さあ、地図を信じて尾根を直急登しよう❤️
こんなんでごめんね、と息子に言うと、「こういう展開……待ってました!」(「あはれ!名作くん」ボルトのセリフ)ですって。いや待ってましたはおかしい(←これも名作くんのセリフ)
ただでさえ落ち葉の多い道、ろくに踏み固められていないのでスベる。ただそこまでひどい斜度でもないからなんとか木の根などでグリップして登ることができる。妻はなにか呪いの文句のようなものを唱えている。息子は楽しそうに「待ってました!」を繰り返している。これやりたかったのか……
やがて本気の笹やぶが登場してひどく歩きづらくなったと同時に地面は平らになった。ズボ、と音がしそうな感じで笹やぶから抜けてまともな道に出た。
あとはこの道をまっすぐ登って、鉢岡山山頂! バリルートで登っちゃいましたー! 全然そのうもりなかったけど!
烽火台だったという鉢岡山山頂だけれど、どうもヤブっぽい。こんなところでガスコンロつけたら山火事である。奥の方に行ってみても電波系の施設があるだけで広場はない。腹をすかせた妻が恨みがましい目で見ている。
いろいろ調べたら、山頂からすこしくだったところに展望台のようなところがあるようだ。よし、そこまでいこう。
って直線にくだるルートがまたヤブっぽい! バリじゃないにしても整備不全な感じ。妻に「今日のパパは信用ならない」と言われる。息子はなんか引き続き楽しそう。
そしてけっこうくだったところに広場があった。見晴らしもいい。こっちが山頂だったらいいのにね、ということで本日はここでランチ。
この日のおにぎりは、息子がつくったウメ昆布おにぎり。梅干しと塩昆布とごはんをまぜて、ラップにくるんでにぎりました。なんという美味……
あとはマルタイの棒ラーメン。今回でわかったのだが、水800ml(規定量より少なめ)で2人前の麺をゆで、スープの粉を少なめに入れる。そこに乾燥ワカメを入れると、あんかけラーメンみたいにとろとろな仕上がりになる。これはうまいかも。
さあ、おりるか。ってあんなヤブでしかないバリルートをおりるのはごめんだ。ヤマレコのマップを見てみると……
ここから破線が出ている。が、オレンジのドット(他の人のGPSトレース)がかなり少ない。が、等高線をみるかぎりかなりゆるい坂。正規ルートをたどると日連アルプスに行ってしまうから無理、ここをおりるほかない。
かなり荒れてはいるが、道らしい掘り込みがあったりしてなんとか歩ける。のぼりのルートよりずっといい。息子は大はしゃぎで先をおりていく、ので止める。ここはバリルートだから先に行くんじゃない!
道らしいものをおりていくと、落ち葉に埋もれた広場のようなところに出た。整地してあったら楽しそうだなここ。
そしてしいたけの栽培場のようなところに沿って、きちんとした道が現れた。あとはこれをおりればいい、助かった。
かくして車道に無事、おりることができた。この道の入り口には鉢岡山をさす道しるべがあったが、このヤブすぎる見た目ではここからのぼる人は少なそう。交通機関もないしね。
のんびり歩いて、駐車場へ。今日も低山ゆえ体力を持て余した息子、おれはいのしし、なんて言いながらヤブを駆け上がるなどしていた。
子供連れでバリルートなんて正気の沙汰じゃない。これは標高差が200m程度だからできたこと、でも息子は想定外のアドベンチャーを楽しんでくれた様子。
位置、山頂のようす、ルートなどからたぶん藤野十五名山のなかでも不人気な山だと思われる。けれど、うまく遊べばけっこう楽しいんだ。想定外すぎるバリルート登山を「うまく遊ぶ」といえるかどうかはわかんないけど。
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うちも10歳の娘と藤野15座と神奈川県54座コレクション中です
日本百名山100座、ヤマレコ30選、上毛3座コンプリートです
参考にさせていただき「うまく遊んで」きますー
下りで同じルートを下りました。
バリエーションってことで心の準備ができていた分、思ったより楽に下りることができました。
情報ありがとうございました。
神奈川県54座はコンプリートできたので、あとは藤野を3座です。
これからも楽しんで下さい。
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