霧氷の湿原を越えて江越国境の東ヶ谷山へ
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 04:59
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 488m
- 下り
- 474m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 4:58
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
管理棟からスノーシューを装着。沢コースの細い橋はカニ歩き。湿原の積雪は1m、守護岩までトレースがある。以後はノートレースで脛下から膝下までの沈み込み。積雪2mぐらい。 |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー
12本爪アイゼン
チェーンスパイク
|
---|
感想
北陸の豪雪は一段落し流通も回復しつつある。被災された方々にはお見舞い申し上げます。
この日は天候も持ちそう、仕事に穴が開いたので岩籠山の駄口登山口に向かう。案の定、駐車場は除雪されていない。さて赤坂山にしようかとR161を南下している時に東ヶ谷山を思い立つ。登山口の駐車場は斉苑と共用なので綺麗に除雪されていた。
水源の森舎へのアプローチも除雪されていた。除雪のために訪れておられた職員によると、湿原は積雪は1m、沢の橋は細いので気をつけてとのこと。行き先を告げ、協力金を投函してからスノーシューを装着した。
沢沿いの道は細い橋が数本ある。ソロソロと渡ったがカニ歩きが良かったと後で思った。植林からは絶えず雪融けの雫が落ちてくる。トレースがあり、所々で高巻いたりしながら沢を詰めるとパッと開けた。広い湿地帯は一面が雪原と化している。辺りには冷気が漂っている。見上げると木々の枝に霧氷が光っている。未熟な赤ちゃん霧氷がかわいい。
守護岩への尾根に取り付く。旧牧場側は桧の植林、水源の森側はミズナラやブナ、アカガシ等の自然林。守護岩のピークに上がるとトレースは消えた。守護岩の位置に当たりを付けていると、なんと周りの雪を掘り起こしてあった。雪を払うとしめ縄が巻かれている。正月に付けられたものだろうか。
この頃になると青空はすっかり消えてしまう。ノートレースの県境稜線を行けるところまで進んでいく。スノーシューで脛までのラッセルだがサクサクの雪で負担は軽い。展望ピークからの岩籠山は雲の中、東の金糞岳の県境稜線も見えない。ここでおにぎりを頬張り考える。まだ時間はあるので頑張ろう。
灌木の藪の枝が煩い。稜線肩への急登を凌げば後は快適な尾根歩きで山頂は近い。積雪期の東ヶ谷山には初めて登頂した。東側が180度開けているのだがあいにくの天候で横山岳も見えない。南の琵琶湖面には暗雲が垂れ込めている。更に南下して東の尾根を牧場跡へ下る計画もしていたが、もと来た尾根をさっさと下山する。
展望ピークに戻って山頂を見上げるとガスに覆われていた。ラッキーとしか言いようがない。無雪期は灌木の藪で歩けない広い尾根を駆け下りる。守護岩へのジャンクションピークでおにぎりを頬張ってから、東尾根を下りていく。この尾根もトレースはなかった。巨木のアカガシの森を過ぎ、三角点352峰を踏んでから無人の管理舎に戻った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する