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Yamareco

記録ID: 2860645
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻

(過去レコ)利尻山

2001年07月29日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.8km
登り
1,441m
下り
1,434m

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
0:30
合計
6:50
3:55
55
4:50
4:50
85
6:15
6:20
55
7:15
7:15
15
7:30
7:40
10
利尻山南峰
7:50
8:00
45
利尻山北峰
8:45
8:50
60
9:50
9:50
55
10:45
沓形登山口
山行記録公開=2021年1月
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機

感想

羽田から全日空機で稚内空港へ。空港に降り立つと、連日体温を上回る酷暑が続く熊谷市とは大違いで、爽やかな風を肌で感じる。
稚内空港から利尻空港へは座席が19席だけのエアー北海道(ADK)、客室はマイクロバスより狭い。操縦席のすぐ後ろに座っていたので、わずか20分間の飛行中、両手を休めることなく操縦するパイロットを間近に見ることができた。

利尻空港には、予約していた軽自動車のレンタカー会社の女将さん?が来ていた。
昨日まではずっと天気が悪くて、今日初めて昆布干しができたこと、7月29日は私(女将さん)の誕生日で毎年晴れると、明るい笑顔で話をされる。
レンタルの手続き後、予約済みの利尻富士観光ホテルへ寄り、まだチェックイン前だったので、島を時計回りにドライブする。
あちこちの海辺で日焼けした漁師が家族総出で昆布干しをしていた。
登山口の見返台も下見に行き、ホテルに戻って部屋に入ると、ガスの全く掛からない利尻山の展望が素晴らしかった。
よく写真で見ることのある南アルプスの北岳に似ていた。

登山ルート上の三眺山は山というより稜線上のひとつのピークであり、頂上から崩落する山頂の西側が凄惨さを極めていた。
三眺山の上部で崩壊地のガレ場をトラバースし、深くえぐれた急登の登山道を上がっていると、MTBを担いだ若い男と、その男から大分遅れて若い女性が下って来た。
(下山中に追い付き、この二人はカップルだと知る)

利尻山北峰の神社でお参り後、10分ほどで展望の良い南峰へ着く。
利尻山のシンボル、ローソク岩は北峰から眺めると下から上まであまり太さが違わないが、南峰から眺めると南側が幾分なだらかで、三眺山からの展望を裏返した景観だった。
南峰から眺める仙法志稜や鬼脇山は崩壊がすさまじく、火山による山の荒々しさ、凄惨さが圧巻だった。
南峰の絶壁の真下に小さな神社があり、昔は色んなルートから登られていたようだ。
北峰に戻り、礼文島は薄っすらと見えたが、北海道本島は霞んでいて見えず。

下りで、自転車を担いでいた男性の相方に追い付き、色々と話をしながら下る。
バス停まで歩くと言うので、登山口の駐車場から車に乗せてあげようかと言うと、自転車の男性と一緒だから結構ですと。ボーイッシュなヘアスタイルだが、目が可愛い。
登山口の見返台にはバスで観光客が来ていたが、ガスが濃く、展望台へ行っても何も見えないだろう。

私より一足先、別々に下った若いカップルは登山中と同様、男性は先に行ってしまい、女性はトボトボと歩いていた。
レンタカーの窓越しに挨拶をして2分ほど走ったが、可哀そうに思い、引き返して車に乗せた。
道道と合流したバス停で待っていた彼氏の所で降ろし、お礼だと言って金を差し出されたが受け取らず、挨拶だけして別れた。
MTBなら一気に駆け下る舗装路、MTBに彼女を乗せるつもりはなかったのだろうか…

レンタカーを返した際はご主人(社長)が利尻空港まで送ってくださった。
空港で一時間半余り待つ間、出来上がって何年も経たない庭園風の巨岩に上がって休む。
上空をカモメのように飛ぶウミネコや小鳥のさえずりが聞こえるだけで、時間が止まったかのように限りなく静かだった。
札幌へ向かう機内から、水平線と山頂以外はすっぽりと雲に包まれた利尻が見納めとなった。

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