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記録ID: 286592
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山滑走
剱・立山

大日岳

2013年04月14日(日) [日帰り]
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chikau_s その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:13
距離
23.2km
登り
2,177m
下り
2,291m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

伊折ゲート5:10→小又川橋5:45→コット谷出合7:10→標高1500mコル8:40→早乙女岳10:30→大日岳12:40〜50→コル14:40→小又川橋15:50→伊折ゲート16:10
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
伊折ゲートは閉まっており、そこから自転車利用。小又川橋あたりは作業場があるので、そこの空きスペースに自転車デポ。伊折ゲート前は車10台はOK.
コース状況/
危険箇所等
堰堤越えが難所である。1〜4までは左岸を越えるが、4番目はスキーをはずして、荷物をパートナーと協力して揚げた。その後すぐ渡渉あり。5番目堰堤からは右岸を越えた。コット谷は緩斜面で問題ないが、コルの乗り上げは苦労した。大日岳直下の滑走はシュカブラの波が大きくて苦労した。
左岸を進む。
2013年04月14日 06:36撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/14 6:36
左岸を進む。
第四堰堤を越えて、すぐ渡渉。
2013年04月14日 06:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/14 6:58
第四堰堤を越えて、すぐ渡渉。
コット谷出合。
2013年04月14日 07:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/14 7:34
コット谷出合。
標高1500mのコル目指して。
2013年04月14日 08:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/14 8:28
標高1500mのコル目指して。
振り返ると剣岳!
2013年04月14日 08:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/14 8:28
振り返ると剣岳!
コルに乗り上げた。ここからトレース無し。
2013年04月14日 09:12撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/14 9:12
コルに乗り上げた。ここからトレース無し。
早乙女岳到着。大日岳はまだまだ。
2013年04月14日 11:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/14 11:05
早乙女岳到着。大日岳はまだまだ。
近くなってきたが、強風にタジタジ。
2013年04月14日 12:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/14 12:44
近くなってきたが、強風にタジタジ。
剣岳はどこから見てもかっこいい。
2013年04月14日 12:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/14 12:45
剣岳はどこから見てもかっこいい。
大日岳山頂到着。雄山を望む。
2013年04月14日 13:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/14 13:14
大日岳山頂到着。雄山を望む。
滑走中。遠くに北方稜線の大窓。
2013年04月14日 15:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/14 15:13
滑走中。遠くに北方稜線の大窓。
滑ってきた斜面を振り返る。
2013年04月14日 15:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/14 15:14
滑ってきた斜面を振り返る。
撮影機器:

感想

 伊折ゲートから自転車を使って除雪済みの道を標高100m程度登る。橋を越えて、作業広場の奥に駐輪する。雪はそこからばっちり繋がっていて、すぐにシール登行開始。雪は程よく締まり、ラッセルはない。先行者のスキートレースがあるが、昨日のものであろうか。我々はトレースを気にせずに川の左岸(上流に向かって右側)を登っていき、堰堤を3つ左岸側からスキーのまま越える。第4堰堤はやはり左岸だが、スキーを脱ぎ、二人で協力して荷物をあげて、石垣を攀じ登った。この第4堰堤を越えるとすぐに徒渉地点。濡れないようになんとか越えた。これ以降は基本右岸を中心に堰堤を越えて行った。コット谷出会で小休止。2時間でここまで来たので、いいペースである。ここからは緩斜面を登るが、目指す標高1500mのコルがまだまだ遠くに見える。途中振り返ると毛勝や大窓が励ましてくれる。コルが近くなると数日前のデブリ跡が生々しく見えてきた。「今日は谷に入れないね」とLの弁。コル直下で雪庇の切れている場所を見つけ、私は大苦戦して、Lはあっさりと登りきった。ここで先行者のトレースはなくなり、無垢の雪面を進む。ノートラックの雪面を自分たちが先頭をきって歩くことも山の魅力のひとつであろう。気温も上がり、雪も緩み、踝程度のラッセルを二人でまわす。だんだん疲れてくるが、剣も見守ってくれるので頑張って進む。雪庇に気をつけて、急登と緩斜面を何度かやり過ごす。やがて西からの尾根に合流してすぐに広い早乙女岳山頂に到着。大日岳はここからすぐ近くに見える。樹木がまるでない稜線なので、とても風が強い。マイナス何度くらいだろうか?気がつくと私の右の鼻が通じなくなっていた(帰りは左の鼻が通じなくっていた)。右からの冷たい風にあたり、鼻腔が凍結したのだ。こんなことは初めてであった。そのまま強風にあおられながら、なんとか大日岳山頂に到着。三角点を確認して、その奥の高いところへ進む。GPSで確認しながら最高点(2501m)に到着。雪庇が怖いので、北東側には進めない。剣岳や立山が見え、なかなかの展望であるが、風が強く、休憩どころではない。とりあえず二人で写真を撮り、シールを剥がし、逃げ帰る。シュカブラの波がとても深く、滑走にも難儀する。慎重に早乙女岳まで戻り、さらに標高1800mくらいまで降りて、風の当たらない斜面で食事タイムをとり、重い雪で疲れた足を休ませる。食事後ワックスを塗るが、已然重い雪で私のスキーレベルでは滑走を楽しむことはできなかった。とにかく無事に下山することを第一義に慎重に降りる。コルを降りると後は緩斜面を滑り、堰堤に到着。徒渉と堰堤越えをなんとかクリアして進む。朝はスキーのまま越えることができた場所も石や泥が出ていて、その度にスキーを外して歩く。橋からは自転車に乗り、ダウンヒルを楽しむが、途中つぼ足の登山者たちと出会った。ヘルメットを被り、スキーをザックに括り付けて自転車に乗る我々二人は奇異に映ったことであろう。無事にゲートまで到着して、山行終了。本日は標高差2000m、自分なりにハードコースだったが、Lのおかげでなんとか往復できた。今後もこスキーの機動力を活かし、楽しく山スキーを続けてゆきたいと思った。

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