(過去レコ)白山
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,728m
- 下り
- 1,726m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
白山は富士山、立山と並び、日本三霊山とされている。
日本三名山でなく霊山なので、古くから山岳信仰の山なのだろう。
白山へ日帰りで行くなら別当出合から砂防新道が一般的のようだが、この登山口は関東からは不便だ。
なので、大白川から行くことにした。
前日は20時20分に家を出て323辧6時間40分で、丑三つ時に登山口へ着く。
月明かりの下、深い樹林帯を一時間半ほどライトで歩く。
大倉山避難小屋を過ぎた付近で、ブナの巨木が点在する風景から徐々にハイマツ帯に変わる。
大倉尾根を登り切った辺りは一面ハイマツが密生する平原で、上空は雲のかけらもない快晴、松の緑と空の青が絶好のコントラストを成していた。
南側が崩落するガレ場には色んな花が咲き誇り、感動的な美しさだった。
あちこちに群生し、花の多い山とは知っていたが、現物を目の当たりにすると、その可憐さがまた愛おしかった。
室堂には7時丁度に着く。
そこから御前峰は、登拝料を払わないで只で歩くには気が引けるような、とてもよく整備された参道だった。
高い所から室堂を見下ろすと山の上の一大登山拠点と言う感じで、色んな所からの登山道が集まっていた。
新しい宿舎を建造しており、ヘリコプターが次々と資材を運び上げていた。
御前峰登頂時はガスが出始めていて、御嶽や乗鞍は見えず、見えたのは別山だけ。
少し下がった石囲いの中に白山神社奥宮がこじんまりと建っていた。
大きなピークが三つあり、前方の剣ヶ峰へ向かっている際、単独行と行き会う。
「剣ヶ峰は登れそうでしたか?」と聞くと、その人は行って来たばかりだが、指に石を落としたと言って、指先から出血していた。
微かな踏み跡はあるが、地図には登山道が出てなく、滑り易いガレ場だった。
その後、大汝峰へ行く。
こちらは広い頂上で、石囲いの中に立派な大汝神社があった。
火口湖は七つあり、千蛇ヶ池だけ雪に覆われ、他は同じ色の湖水だった。
山腹をトラバースして室堂へ戻り、往路と同じ大倉尾根で大白川へ下った。
車で帰途、白水の滝を見に行く。落差72m、直瀑の美しい大滝だった。
往復800キロ近く走行し、奇しくも丁度24時間後の20時20分に帰宅した。
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