(過去レコ)和名倉山(二瀬尾根)


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,627m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ一時雨 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
1997年版の山と高原地図で、埼玉県側から和名倉山へは二瀬尾根もヒルメシ尾根も黒の薄い破線で”通行不能の状態"と書かれていたが、’99年版では二瀬尾根のみ赤の破線に変わっていた。
仁田小屋尾根やナシ尾根はルートが地図に載ることはなく、一部のやぶ山憧憬家に登られるだけだった。
駐車スペースは 埼玉大学秩父山寮の脇の空き地にあった。
吊橋を渡って左へ行くが、真っ直ぐと右上とに分岐しており、真っ直ぐ行くと途中で道がなくなり、引き返して30分ほどロス。
昼間でも薄暗い杉林の植林帯を上がって尾根に出ると、左は杉林、右は雑木林となる。
やや急登の尾根を上がり、電波反射板のある所に出た。’98年12月建造で、「和名倉反射板」と表示されていた。
ここからが大変な竹藪だった。森林軌道跡の水平な道がずっと続き、高さ2mを越える熊笹が細い道に覆い被さり、背中を山側にして横向きになり、右手で笹をかき分けながら進む。
谷側は石垣を積んでレールを敷いた軌道跡だが、所々石垣は崩れていた。
気に巻き付けたビニールテープに、『藪がひどいので諦める。○○年○○月○○日』と書いたものがあった。
やぶから抜けた先に作業小屋跡があり、瓶や皿の破片が散乱していた。
少し上に水場があり、暑くて汗びっしょりだったので、この水場は有難かった。
ここから緩やかに直登が始まり、しばらくして再び深い笹薮となったが、軌道跡のように横切る所はなく、かき分ける必要はなかった。
人が一人だけ肩をすぼめれば通り抜けできるようなトンネル状の獣道だったが、全くの獣道ではないので、這いつくばって進むことはなかった。
この辺りから時折強風を伴って小雨が降るようになり、やぶから抜け出た所でレインウェアのズボンだけ履き、ザックカバーを付ける。
天気予報は晴れ、所によって俄雨か雷雨だった。雨はその時だけだった。
山ノ神土からのルートと合流すると、他の登山者に会うようになる。
千代蔵休ン場ではおじさん三人連れが休んでいた。
山頂には単独行がいたが、展望がないので10分ほどで引き返し、下ることにした。
小屋跡の水場で飲んだ冷たい水は美味かった。
反射板の所はこのコースで唯一展望が得られるので、小休止した。
朝は秩父市街が靄に霞んでいたが、帰路では武甲山や中津川北部の山々が見えた。
吊橋を渡った後以外は目印が多く、道形は明瞭で迷う所はなかったが、笹薮は予想以上に激しかった。雪はほとんど残ってなく、日陰の凍結個所もアイゼンは不要だった。
今度は川又からヒルメシ尾根を登ってみたい。
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