北横岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 253m
- 下り
- 251m
コースタイム
- 山行
- 1:10
- 休憩
- 4:00
- 合計
- 5:10
- 山行
- 0:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:40
天候 | 雪、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は40〜50cm。トレースを外すと膝まで潜る場所もありましたが、大半は良く踏まれた圧雪路で特に危険箇所もありませんでした。 |
その他周辺情報 | 下山後は小淵沢IC近くの「延命の湯」に行きました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
昼ご飯
行動食
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
|
感想
1月8日(金) 雪
年末恒例の北横岳登山が聖の仕事の都合で年明けに変更になったので、昨年に続いての年明け山行になった。
4:00起床。パンとコーヒーの軽い朝食を食べ、5:15に出発。早朝で空いているので金田まで下道を行く。アクアライン、首都高とも車が多いが渋滞は無し。中央道も多いが八王子からはガラガラになった。天気は予報通り快晴だが、八ヶ岳はガスに覆われている。
八ヶ岳PAで蕎麦の朝食。諏訪南ICで降りて、ルート沿いの原村のセブンイレブンでランチ用の冷凍鍋焼きうどんを購入する。蓼科湖付近から雪道になった。ピラタス入口からの上り坂は凍結しており、車のスリップ警告灯が点灯し、超低速でしか走らなくなる。
なんとか無事にピラタス蓼科スノーリゾートに到着。気温は-14℃、そこそこ寒い。スキー場の更衣室で雪山仕様に着替えてロープウェイ乗り場へ行くと誰もいない。年末年始休暇明けの平日でしかも天気が悪いせいか? 10:20のゴンドラに乗ったが、乗客は9人、うち山屋は我々2人だけ。山頂駅周辺にも誰もいない。ガスで展望が無いので縞枯山には行かずに北横岳に直行する事にするが、そのまま出発すると早く着きすぎるのでロープウェイ駅2階の休憩室で時間調整する。
テルモスのお湯でカップお汁粉を作り干し柿を食べるが、10日前と同じ場所で同じものを食べている。
休憩後外に出てアイゼンを着けて出発する。周りには誰もいない。積雪は50cm位だが、良く踏まれたトレースの上に5〜10cmの新雪が乗っている状態で、スノーシューは車に置いてきて正解だが、ルートを外すと膝下まで潜る場所がある。
坪庭の竹竿に付いたエビノシッポは年末には全滅していたが、今日は5cm位に成長している。坪庭で3人の登山者とすれ違ったが、今回の2日間で山中で出会った登山者はこの3人だけだった。
ガスで展望無く寒い中を登るが、聖は指先が冷たいと言って股間で温めている。12:00小屋に到着。山頂駅から45分だった。年末にはこの時間は小屋の周りで昼食を摂る登山者20人以上で賑わっていたのだが、今日はだれも居ない。
健二さんによると今日の泊まり客は我々2人だけ。コロナ禍で昨年は宿泊者が激減して経営は大変らしい。早く収束して欲しい。
「天狗さん」の置物がお土産として売られていたが、女将さんの手作りらしい。なかなか可愛いので、応援も兼ねて聖と2人で1つずつ購入した。1個1,000円。
棚の上には色々なデザインの天狗さんがあり、アマビエさんもあるが、こちらは非売品らしい。習作なのか?秀作なのか?
2階の客室はストーブを点けたものの未だ寒いとのことで、そのまま土間のテーブルでランチ。冷凍鍋焼きうどんを温める。いつもながら旨い。
今回はバーナー着火用にプラズマライターを初めて使用したが、一発で着火して非常に具合が良い。ライターは低温や低気圧に弱いが、このプラズマライターは今まで使ったあらゆるライターの中で最も簡単確実に着火出来る。1,749円だが、これは良い。
ランチ後2階の客室「こまくさ」に入る。ストーブが点いているが、室温は-4℃だ。健二さんが大きいストーブに交換してくれた。暫く休憩してから山頂へ。小屋の入口の温度計は-17.5℃。寒い中でアイゼンを着けるのが面倒なので2人ともノーアイゼンで行く。急斜面は少し登りづらいが、キックステップで問題無く登れる。
山頂は当然展望ゼロ。標識には15cm位のエビノシッポが着いている。風も強いので写真を撮ってすぐに下山した。
部屋に戻ると室温は+6になっていた。大きなストーブの威力だ。天井付近はムッとする位暑い。
17:30〜夕食。2人だけなので一番温かい土間で食べる。ここで食べるのはやはり2人で貸切だった2017年1月24日以来2度目だ。
メニューは「寄せ鍋」か「すき焼き」と決まっているが、今回はなんと「牡丹鍋」。正月用スペシャルメニューのおこぼれとのこと。
まずはビールで乾杯。健二さんから賞味期限が昨年11月のビールを貰ったのだ。鍋は味噌味、猪肉は味は豚肉似で歯ごたえがあって美味しい。2人前にしては多いが頑張って完食。すると健二さんがうどん2玉を投入。これまた頑張ってスープまで完食した。苦しい!。
今はコロナ対応で小屋の布団を使用すると後の処理が大変らしく、シュラフを持参すると宿泊費が1,000円引になっている。冬用シュラフはかさばるし1つしか無いので、今回2人とも3シーズン用で、快適温度0℃前後のシュラフだ。
北横岳ヒュッテは夜間は暖房を消すので、かなり寒いことは承知していたので、聖はシュラフカバーを併用。自分はダウンジャケットとダウンパンツを着用。さらに2人ともダウンソックスを履いた。
聖はウォーターキャリー(耐熱90℃)にお湯を入れてタオルとスタッフバッグで包んで湯たんぽにした。我々のシュラフが冬用では無いのを見た健二さんが心配して毛布を2枚用意してくれた。死にそうになったらお借りしよう。
20:30にストーブが消され、廊下に撤収されたので就寝体勢。この時点では余熱があり+7℃と温かい。23:00トイレに起きた時は-4℃で結構寒いが、聖はマットからずり落ちていた。
その後室温は下がり続け2:00に-8℃、5:45には-10℃まで下がり、かなり寒かったが、毛布は使わずに凌いだ。
1月9日(土) 曇り
5:45起床。外はガスで展望は無いので、山頂行きは断念し、ゆっくり起きる。土間でお湯を沸かしてコーヒーを飲む。外気温は-19℃とこの時期の北横岳らしい寒さだ。
朝食は塩鮭メイン。いつもより鮭が大きい。聖はご飯を3杯食べた。
9:00のロープウェイ始発から逆算して8:15に出発。靴を履いていると健二さんから「女将さんが宜しくと言っていた」と言われた。また1年後の再会を約束して出発する。コロナ禍での山小屋経営は大変だろうが、頑張ってほしい。
昨日降った雪が10〜20cm積もっていてモフモフの処女雪の上を歩くのは気持ちが良い。吹きだまりでは膝下まで潜る。8:55に山頂駅に到着。急いでアイゼンを外して始発のゴンドラにギリギリ間に合った。
乗客は我々2人だけ。山頂駅は雲の中だったが、中程まで降りると青空が見えて来た。やはり山麓は晴れで山の上だけが雲の中なのだ。
3連休のためか、昨日とは違って大勢の客がロープウェイ乗り場にいる。その殆どが山屋さんだ。
道路の雪はほぼ融けていた。八ヶ岳中央農業実践大学校の直売所に寄ってリンゴ、ワイン、ヨーグルト、牛乳を買った。温泉は小淵沢IC近くの「延命の湯」へ。
極寒の中で一晩過ごして身体が冷え切っているせいが、お湯に浸かると手足がピリピリと痺れるが、長めに湯に浸かると温まった。
温泉内の食堂「森樹」でランチを食べて帰路に付く。道路は3連休とは思えないくらい空いていて3時間で君津に到着した。
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