記録ID: 2877589
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ハイキング
関東
冬の湘南展望物語 湘南平〜高麗山〜神川橋〜寒川神社
2021年01月25日(月) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:05
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 307m
- 下り
- 337m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:31
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 6:07
7:57
46分
松岩寺バス停
8:43
8:48
21分
湘南平西側の登山口
10:45
10:48
5分
女坂途中の休憩地
11:05
11:08
3分
花水橋
11:11
11:11
26分
古花水橋交差点 (東海道と中原街道の分岐点)
11:37
11:40
9分
中原御殿跡=中原小学校
11:49
11:53
36分
中原上宿の日枝神社
12:29
12:30
3分
大野小学校入口の歩道橋
12:33
12:34
16分
大念寺
12:50
12:51
4分
鹿見堂橋の一里塚跡
12:55
12:56
3分
駒返橋跡
12:59
13:00
5分
貞性寺=田村十字路バス停
13:05
13:06
2分
田村の渡しの碑
13:08
13:10
1分
田村の八坂神社
13:11
13:12
6分
神川橋西詰
13:34
13:35
3分
西寒川支線廃線跡
13:38
13:38
14分
寒川跨道橋交差点(中原街道ここまで)
14:04
金目川の花水橋を出てからゴールの宮山駅に着くまでの平均速度は5.2km/h。
テレワーク続きで体力が落ちていることに加えて、激狭な道にどんどん車が突っ込んでくるのを避けながらのハラハラ歩きで、体力的にも気分的にもかなり疲れました。いかんなぁ……。
テレワーク続きで体力が落ちていることに加えて、激狭な道にどんどん車が突っ込んでくるのを避けながらのハラハラ歩きで、体力的にも気分的にもかなり疲れました。いかんなぁ……。
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
なお神奈中バスの中には、湘南平にダイレクトに登る便もあります。本数は少ないですので、事前に神奈中バス公式HPでご確認下さい。 また、今回歩いた湘南平の北側住宅街からの登山道は、万田自治会館バス停で下車するのが最も近いですが、今後計画している松岩寺〜霧降滝〜七国峠ハイクとの赤線つなぎを考えて、松岩寺バス停から歩いております。 GOAL…… JR相模線・宮山駅まで。 なお、寒川神社から海老名駅行きの相鉄バスもありますが、本数は少ないですので、事前に相鉄バス公式HPでご確認下さい。 途中、至るところで神奈中バスが走っており、歩くのに飽きたらエスケープしやすいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
松岩寺バス停〜湘南平西側の登山口……「関東ふれあいの道」に指定されているわけではありませんが、「関ふれ」の湘南平ゾーンと鷹取山ゾーンを結ぶサブルート的存在として、そこそこ眺めの良い田舎道を歩く「湘南平・霧降り渓流のみち」の道標が整備されています。今回はそれに従ったり、ところどころ外したりしながら進みました。車に注意。 湘南平西側の登山口〜湘南平……最初に渡る小橋の前後が細く、かつヤブっぽいため、平塚市は恐らくファミリー層の歩行には危険と判断して「通行禁止」の貼り紙を出していますが、登山道入口に来て初めて知らされても困ります (-_-;)。三浦アルプス・丹沢・奥多摩あたりの道で経験を積まれた方でしたら難なく通過できるレベルです。狭いヤブ道を抜けると、あとは歩きやすい道ですが、結構な急登で滑りやすいですので、下りには余り使わない方が良いかも。「通行禁止」は、本当に通れないのではなく、「通っても地元自治体としては責任負わんぞ」という意味でしょう。 湘南平の展望台……鉄塔、および丹沢を眺める低めな展望台は24時間開放ですが、西側のレストラン併設展望台はオープン時間が限られていますので、検索のうえご確認下さい。緊急事態宣言中は9:30〜20:00です。強風で飛ばされそうになりますので要注意! 湘南平〜高麗山〜高来神社……如何にも湘南・三浦な雰囲気の、ケヤキ・エノキ・常緑広葉樹が入り交じった森を行く、整備されたハイキングコースですが、道は広いものの左右が切れているところがあり、滑落事故も時折起こるようですので要注意。雨後は滑りやすいのも要注意。 中原街道……都会の中の街道歩きではありますが、道標はなく、狭い道を頻繁に車が行き交っていますので、街道マニアな方でなければ全くオススメしません。 神川橋……中原街道と大山街道田村道が合流した「田村の渡し」の位置にある絶景の橋ですが、欄干はあまり高くないので、強風時は厳重注意! |
写真
01. 湘南平へはふつう車かバスで訪れ、プチハイクの場合には大磯駅や高来神社から登りますが、今回は今後予定している「松岩寺・霧降の滝・七国峠・東海大学前」ハイクとの赤線つなぎを考慮して、松岩寺バス停からスタートします。
平塚駅からは何と!台数が非常に少ない神奈中のワンロマ車(貸切兼用の豪華車両)に当たりました! 幸先が良すぎ w
平塚駅からは何と!台数が非常に少ない神奈中のワンロマ車(貸切兼用の豪華車両)に当たりました! 幸先が良すぎ w
10. 湘南平へ登る本格的な山道の入口……うっ、ヤブっぽい。
そして、ここに来て「道が細いので通行禁止」とか書かれてあっても困ります (標柱の右側に板が打ち付けられています)。
厳重に通せん棒があるわけでもなく、まぁ自己責任で行ける範疇でしょう……というわけで前進。
そして、ここに来て「道が細いので通行禁止」とか書かれてあっても困ります (標柱の右側に板が打ち付けられています)。
厳重に通せん棒があるわけでもなく、まぁ自己責任で行ける範疇でしょう……というわけで前進。
12. ほとんどの区間はそこそこ幅もあり、歩きやすい登山道だと思います。とはいえ、湘南平の山の形からして、結構な斜度なところを直登しますので、雨後の下りには使わない方が良いかも。
29. 浅間山の一等三角点は、相模野基線南北端、鳶尾山&横浜高尾山に次ぐ、日本近代三角測量史上3ヶ所目の由緒あるものです (浅間山と対になるのが多摩丘陵の連光寺。その次は丹沢山と鹿野山)
34. 東海道に面した鳥居の脇あたりから高麗山を望む。
東海道や中原街道の平らな道を歩いてきて、金目川を渡るとイキナリこの盛り上がりですから、昔から強烈な印象だったのでしょう。
東海道や中原街道の平らな道を歩いてきて、金目川を渡るとイキナリこの盛り上がりですから、昔から強烈な印象だったのでしょう。
38. 中原街道は北に向かうほどどんどん細くなり、車にヒヤヒヤしながら足早に進むと、中原地区に入ります。さらに真っ直ぐ北上してT字路に当たると、右折して往年の中原宿の中心部となります。
40. 中原御殿の記念碑。
街道歩きに興味が湧き、中原街道の「中原」とは「中原御殿」があった平塚市中原のことを指していることを知るまで、てっきり川崎市中原区の中原だと信じていました……(実は、近代になってから、中原街道にちなんで小杉の界隈が中原町となり、さらに川崎市中原区になったとのことです。滝汗)
街道歩きに興味が湧き、中原街道の「中原」とは「中原御殿」があった平塚市中原のことを指していることを知るまで、てっきり川崎市中原区の中原だと信じていました……(実は、近代になってから、中原街道にちなんで小杉の界隈が中原町となり、さらに川崎市中原区になったとのことです。滝汗)
44. 狭い道ばかりの中原街道ですが、国道129号線の東側、八王子街道に合流するまでの西側は、湘南銀河大橋へのアプローチ路として拡幅されています。大野小学校入口歩道橋に登ると、富嶽と大山の眺めが素晴らしい! 建物が何もなかった頃の中原街道は、単に東海道よりも距離が短いだけでなく、この眺めもあって結構好まれたものと想像……。
46. 田村の一里塚跡。北は奥州道と記されていますので、遠い昔から中原街道〜奥州街道、または八王子街道〜千人同心街道が、みちのくへのメインルートとして利用されてきたのでしょう……。
47. 田村の駒返橋跡。
徳川家康がこの付近で好んで鷹狩りをした際、雨後には村人が畳を敷き詰めて家康の馬が汚れないようにしたことから、家康は逆に遠慮して馬を引き返した、という故事によるようです。
徳川家康がこの付近で好んで鷹狩りをした際、雨後には村人が畳を敷き詰めて家康の馬が汚れないようにしたことから、家康は逆に遠慮して馬を引き返した、という故事によるようです。
57. 住宅街の中の中原街道を南東に進むと、相模線・西寒川支線の廃線跡キターッ!
(軍需工場輸送のために敷かれた支線が、戦後は1日4往復程度の超ローカル線となった後、1980年代半ばに廃止)
(軍需工場輸送のために敷かれた支線が、戦後は1日4往復程度の超ローカル線となった後、1980年代半ばに廃止)
62. 相模線の宮山駅は、戦前に相模鉄道(※)として開通したときからの古い駅舎の無人駅♪ 着くとすぐに茅ヶ崎行きが来ました♪
※相模鉄道という会社は、もともと今のJR相模線を開通させた会社で、いまの相鉄線は当初「神中鉄道」という別会社でした。相模鉄道が神中鉄道を買収し合併したと思ったら、今度は今の相模線が戦時中に鉄道省によって国有化され、神中鉄道だった区間も戦時経営委託で東急厚木線に。結局相模鉄道という商号は、かつての神中鉄道が戦後東急から独立したときに引き継いで今日に至ります。
※相模鉄道という会社は、もともと今のJR相模線を開通させた会社で、いまの相鉄線は当初「神中鉄道」という別会社でした。相模鉄道が神中鉄道を買収し合併したと思ったら、今度は今の相模線が戦時中に鉄道省によって国有化され、神中鉄道だった区間も戦時経営委託で東急厚木線に。結局相模鉄道という商号は、かつての神中鉄道が戦後東急から独立したときに引き継いで今日に至ります。
63. 茅ヶ崎では僅か1分の乗換で東海道線に乗れてしまい、宮山からたったの20分で藤沢に着いてしまいました。ラッキーすぎる……。
というわけで、藤沢駅前「古久屋」にて遅い昼食ウマーー!!
というわけで、藤沢駅前「古久屋」にて遅い昼食ウマーー!!
感想
新年も引き続き完全テレワーク続きで運動不足な今日この頃……天気予報が雨上がりの好天を告げているということは、ハゲハゲだった富士山や丹沢が真っ白に雪化粧するということであり、少しでも山道を歩いて好展望の湘南平に登り、ストレス発散!運動不足緩和!せずにはいられません。
というわけで、超マイナーな裏口登山(?)で湘南平に登って激写しまくり、高麗山に続く稜線を歩いて僅かでも山歩きの感覚を確認し、下山後は自宅の近所を通っている中原街道を少しずつ歩いてつなぐ計画の一環として、寒川神社まで歩いてみました。若干湿度高めではありましたが、真っ青で汚れなき青空に、富嶽と丹沢大山の眺めが余りにも素晴らしく、Stay神奈川を強いられている中での「相州の魅力・再発見」なひとときとなりました。
以上、里山歩きと街道歩きのレコではありますが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
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コメント
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bobandouさん、こんばんは。
テレワークとウォーキング、両立しそうな組み合わせですが、
なかなか大変そうですね。
私の方はお気楽隠居なので、コロナ対策しっかりやれば
やりたい放題の環境ですが、ネタ切れで悩んでいます。
夏は暑くてダメと言いながら、奥多摩1000m超は寒いし気力なし・・・それは贅沢か。
こう見ると、やはり丘レコは東京より神奈川の方がネタ多そうですね。
多摩丘陵は神奈川とのせめぎあい、狭山丘陵は埼玉との綱渡り。
冬に計画していた東丹沢がボツになったのが痛い!
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
私の怪社・業界の場合ですと、去年春の緊急事態宣言のときは、まずオンライン化の準備にあたった部署だけがやたらと忙しく、そうでない人は様子見気味でしたので、そこで浮いた時間と新緑&花の季節を組み合わせて、結構頻繁に「長い散歩」に出かけたものですが、いったん完全オンライン化テレワークが始まってしまいますと、これがなかなか、対面で済んでいた仕事が非常に手間がかかるものになってしまいまして、オンラインのやり取りでのミスも許されず、気苦労・運動不足の悪循環だったりします……
業界におけるオンライン化の流れはワクチンが広まってからもかなり定着することが予想されまして
それにしても、Stayご近所、レッツ近場ハイク、が求められているときに、やはり居住エリア内にどれだけ起伏や自然公園があるかは非常に重要なことだと感じます。
そんな中、神奈川県内は里山・丘陵・自然公園のバラエティがそこそこ豊富で、かな〜り救われてますね……。
とはいえ、都内もまだまだありそうな気がします。「町田フットパス」とか、本格的な里山てんこ盛りで非常にオススメです!
まぁ、怪社が都内にある神奈川県民な一個人としては、都民のぼっちハイカーな方が神奈川県内にいらっしゃる程度なら全然OKだと思いますが……。
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