7歳児とゆく爽やかハイキング 岩戸・小渕・鷹取山【藤野十五名山】
- GPS
- 04:52
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 504m
- 下り
- 500m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:53
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
完璧 |
その他周辺情報 | いちやまマート上野原店でお買い物 |
写真
感想
前の週、雨でまったく動けず。
こんな時期だからねえ、と思ってみても、体を動かせないとスッキリしない。
だから晴れたこの日はもう、家族全員、待ってましたってなもので、さっそく車に飛び乗って、、、
藤野駅。うん、ちょっと近いな。
ケガしても病院に入れない可能性があるから、車で走る距離はなるべく短く、登る標高も低めに。
そして何より、山梨はまだ雪世界だ。神奈川どまりにしておこう。
そんなわけでこのところ、藤野15名山をコンプリート中なのである。東京から近く、標高はそれほどでもなく、人がそれほどいない。そして、コンプするとごほうびがある!
今回はそんな藤野15を一気に3座ゲットするルートを歩くことにした。
藤野駅前のパーキングに車をとめてスタート。正直、コロナがなければ電車を使ったほうがずっとアクセスしやすい。
国道20号から陣馬山の方向へ。ここには細く長い「沢井隧道」があり、息子は5歳で通って以来いまだに怖がっている。大丈夫、ここは通らないんだよ。その上を通るんだ。
踏切を渡って、沢井隧道の手前で「鷹取山登山口」の道しるべにしたがって右。また道しるべがあるので中央道の下をくぐる。これで、藤野神社のふもとに到着。
ジグザグの舗装道路をあがって尾根を目指す。線路をはさんで向かい側方向にある藤野名物ラブレター、真ん中のハートマークが白くなってる。劣化?メンテ?それとも雪?
途小ゆずがたくさん実をつけていて、さすが藤野と思った。「サクラのコース」という道しるべがあったが、完全に荒廃していて、バリルート憧れ爆発中の息子が歩きたがった。やめといてね?︎
藤野神社は今日歩く稜線の上にある。なのですごい長い階段が目の前に……うわー、って思ってたらちゃんと巻き道が作られてた。ごめんなさい神様、わたくしたちは日和ります。
気楽な斜度の稜線、たまに中央線方面が開けていて遠くまでよく見える。息子はあまり足が進まないが、ゆるい坂なのでなんとか前に。ほんとうは雪遊びがしたかったのだ。
無理せずに、見晴らしのいいところでちょっと休憩。おかしを食べるなどしていたが、日陰に雪を発見! 息子のテンションが上がった! でも雪玉ぶつけないで!
そして、まず最初の岩戸山に到着。視界は開けてるしベンチはあるし、春の陽射しのなかでのんびりするには最高の場所だ。でもここが目的地ではないから次に進もう。ベンチに寝転んでいた息子は残念そう。
この山頂を少し過ぎてから、ロープのある急坂をくだる。いつものごとく息子は大喜びで駆け下り、いつものごとく妻はピーギャー言っている。
平らになったあたりでご年配のグループとすれ違う。もう少し行くと雪があるよ、と息子に教えてくれた。
そのとおり、道がやや日陰になっているところに雪がしっかり残っていた。ここで息子が繰り出したのは、和菓子づくり。雪を丸めて葉っぱできれいに包む。確かに柏餅や桜餅のようで、どう見ても和菓子だ。ずっと持っててね、と言われてこまったけど。
ごく軽い岩登りがあって、もう少し行くと小渕山。ここはほば眺望がない。お菓子を食べてひとやすみ、次に進む。
随所に、里におりる道がつけられている。地図上では破線でも道しるべのしっかりしているところがあったりして、この山は昔から人々が入るところだったんだなと思う。
このあたりまでくると富士山の頭だけが木々の間からのぞく。軽いアップダウンのある心地よい稜線歩き。やがて道が林に入り、少し高度をあげて鷹取山山頂についた。
ここはかつての烽火台ということで、鐘がつけてある。思いっきり鳴らす息子さん。
冬なので木々の間から陣馬山方面も富士山方面もよく見える。テーブルベンチがあるから、ハイキングの目的地としては絶好だ。
この日のおにぎりはシャケの粕漬け、息子はよく食べてくれた。お湯を沸かし、ソーセージをゆでる。山の上で食べるソーセージは、びっくりするほどウマい。
そしてそのお湯でいつも通りカップヌードル、お気に入りのペペロンチーノ味。ついでにコーヒーもこのお湯で。これぞほんとのウインナーコーヒー!とか言ってたら場がおそろしく冷えた。
さて。おりることにしよう。ピストンはやめて、陣馬山の登山口・和田からおりてくるバスを使って藤野駅に戻ることにしよう。来た道を少し戻り、上沢井方面の分岐に進もう。
軽いアップダウンをたどっていく道、くだりは息子爆走、のぼりはだらだら。破線ルートから巻くことができるようだが、無理はしないでおこう。
上沢井方面の道は、生活道路としても機能しているのか、とてもゆるやかでとても立派。息子は安心してかけおりてゆく。
分岐からものの10分ほどて民家が現れた。ロウバイがきれいに咲いている。こんなところに住んで畑やって暮らしたいね、と妻と言い合った。そこに雪玉をもった息子登場。雪合戦だ!
ひとしきり雪玉をぶつけあって手がガチガチになったところでバス停のほうにおりてゆく。川を渡れば、下山完了だ。
雪あそびしたわりに、上沢井のバス停には予定より相当早く着いてしまった。バスまで45分ある。駅までは3キロ。
まあ、歩こうか。
息子とやまのぼりを始めて間もないころ、生藤山からの帰りに最終バスを逃してこの道を歩いた。暗かったけれど5歳の息子はニコニコ歩いてくれた、星の下のいい思い出。あのときから2年がたって息子はずいぶん立派になった。
登山口を過ぎ、文化財の石井家を過ぎて、沢井隧道へ。あの頃からずっとここは彼にとって「こわいとんねる」だった。古いし、狭いから車が迫ってくる感じがする。ここはいやだ、と息子。
でも、もう7歳。歩いてみると、もうそんなにこわくないという。成長したんだね。
トンネルを過ぎて踏切を渡り、駅方面に曲がれば駐車場。おつかれさま!
結局、8キロくらい歩いた。山3つとはいえキツいところもほとんどなく、ピクニックに来た感じ。これなら同い年のおともだちとも来れるかもしれない。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する