厳冬期・大笠山(中宮から大瓢箪山経由)
- GPS
- 13:19
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 1,824m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
天候 | 雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
このところ、トラブルとか休日にこなしたい事もあったりして山に行けてなかったので久しぶりの山行。行き先は大笠山、夏に一度岐阜側から登ったことがあるが、今回は石川側の中宮から。過去に厳冬期に笈ヶ岳に登ったことがあったが、大笠もそれに匹敵するくらいハードなんだろうと思った。石川県の山屋では笈ヶ岳、大笠山、白山は御三家みたいな存在だろうから、是非ともこの山も厳冬期に登ってみたいと思っていた。長時間行動を見据えて気合いの0時過ぎスタート。雨の中のスタートの可能性もあったけれど、小雪がちらつく程度でセーフだった。スキー場跡地と林道を行進して無事に尾根上着。本番はこれからルート上は絶望に相応しいほどのポコポコポコでアップダウンの連続。このルートに関して言うならスキー板は楽しむ道具というよりは、ピークを取るための手段でしょう。帰りにシールの脱着を極力避けるようにコース取りしなければいけないが、ここは経験ある二人に任せっきりで後のメンバーは完全にお客様状態でした。
時間が経っても中々、天候の回復の兆しもみえないし、吹雪だし、いつまで続くのかと思ったけれど、結局山頂でもプチ地獄で期待していた展望はまったくなかった。皆んなでピーク取れてよかったそれだけ。尾根上はほどほどに雪が固くあまりラッセルもないし、巻も完璧だし、帰りも高曇りで気温が低く雪が生きていたおかけで案外、スムーズに山行を終えることができた。スキー場発のこうゆう難儀な尾根上を行く山行は、得てして最後のスキー場斜面が楽しいというのが定石。最後に貸切斜面は楽しかった。久しぶりの山行がそこそこハードだったので帰宅後、足が攣りまくったので情けない。
今日は大笠山を石川県側からピクッた。新中宮温泉から大瓢箪山経由でアップダウン満載の難儀な稜線を地獄の行進であった。
1月のお参りにリーチが掛かったガンはパクを連れて白山へ、YSHR 大魔人 兄ちゃん トラ モンタナは大笠山と二手に分かれてピークを目指した。予想では明け方まで雪が降るが次第に晴れるはずであったが午前中一杯ガスと強風で地獄が続いた。
深夜0時過ぎ閉鎖された新中宮温泉スキー場をガシガシ登って行く、稜線に出ると激しい風雪に痛めつけられた。稜線は巻の連続で帰りに楽をしようという作戦だった。中宮山でも真っ暗、大瓢箪山でも真っ暗暗闇の下降は進路が定まらず難儀した。大瓢箪山の先の稜線でようやく白んだがガスで視界は良くなくて目指す大笠山は最後まで見えなかった。大笠山山頂もホワイトアウト帰りの滑りも真っ白けで緊張の連続であった。
帰りは二回だけシールを使ったが後は行きの巻きを使いすべてスキー滑走が可能であった。帰路中宮山手前で青空ものぞいたがすでに時遅しであった。ただ天気は悪いので最後まで雪は生きていてフィナーレの新中宮温泉スキー場も貸し切りで楽しめた。終わってみれば13時間20分もう二度目はない辛い山行であった。
白山隊も夕方無事帰還したようで良かった。大笠山も地獄だから白山はさらに地獄であっただろう。まあ地獄軍団に地獄は付き物だから問題ないけど、皆の衆お疲れさまでした!
今日は日友の日、厳冬期山スキーの記録がない中宮から大笠山を目指した。笈ヶ岳、大笠山の厳冬期登山は地元岳人の憧れだろう、記録がなければ行くしかない。ずっとYSHRさんと行きたいなーと話していた。メンバーは僕、YS、兄、トラ、モンの5人。パクはガンのお守りで白山に行った。
深夜0時過ぎに準備ができた人から旧中宮スキー場をスタート、モンタナは先頭で消えていった。後を追いゲレンデ中腹に来ると反対方向にトレースが伸びていた、正規ルートでトレースを伸ばす。しばらくでモンタナは戻ってきた。
ゲレンデを離れ林道から尾根に取付いた。長い尾根は大瓢箪山を越えて大笠山まで数えきれないアップダウンがある。正に山スキーの心を揺さぶるルートだ。尾根は吹雪で視界がほとんど無い、晴れてくる予報なので我慢しよう。さあ巻きが始まる、地図は頭に叩き込んであるので後はGPSで高度を読んで行けばよい。分かっちゃいたけど、このルートは巻き1級、1軍しか描けないルートです。僕とYSHRさんとたまにあんちゃんが頑張ってルートを伸ばしていく。トラモンの2人は勉強です。
尾根上はカチコチで暴風雪、巻きは膝下ラッセル、どちらも地獄でした。さあこれも分かっちゃいたけど暗闇の大瓢箪山に到着、手前のヨキノエ谷源頭のトラバースは心臓に悪かった。ここから一旦下降して迷路地帯を進む、ここも素晴らしいルートが描けた。迷路地帯を超えるとやっと明るくなった。さあ最後の巻きは長い、勉強したモンタナが描いていくが直ぐに下りを作ってしまいYSHRさんと交代した。今日はトラモンはお客様、帰りのラッセルを頑張ってください。
巻きが終わるともう大笠山は射程圏、しかし天候は悪く天気の回復が遅いのか、僕たちが早すぎるのか…。樹林を超えると安定のホワイトアウトだった。待ってましたとばかりに暴れん坊のモンタナが飛ばしていくがセーブしなさい。ホワイトアウトで離れるとロクなことが無いと教えた。僕が先頭で行く、山頂部に近づくに連れ風が弱くなってくれた。そしてホワイトアウトの中に標柱を発見、着いたぜベイビー。皆頑張りました。トラモンの2人は記録を作ることの大変さを実感しただろう。記念写真を撮ったら帰りましょう。ルートは完璧なので迷路地帯鞍部まで滑れる。
調子をこいて高度を下げ過ぎ登り返す羽目に、ご愛敬でした。正規ルートに戻りこんどはトラモンが別ルートに行ってしまい登り返していた。あっという間に鞍部に到着した。ここからシールを貼って大瓢箪山に登り返し、そして中宮山も登り返し、トラモンは足が売り切れて完全お客様、話が違うよ。
仕方ないYSHRさんと交代でラッセルした。巻きルートは完璧だったので早かった、これが時短、疲労軽減のカギなんです。
尾根から林道に合流しトレースに乗っかる、凄く快適でスキー場に飛び込んだ。スキー場も快適であっという間に到着、トラモンの2人は随分と遅れて到着、完全燃焼だと言っていたが今日は燃焼ですよ。昼過ぎに下山して完全燃焼なんて無いですな。楽しい1日でした。
今日は大笠山、もちろん僕ははじめで石川県側から登るのもはじめです。
とにかく今回のコースは地形図で見ると、稜線に出たらアップダウンだらけで細そうなところもありそうだし、帰りは一体どんだけシール貼り直すんだろうとちょっと不安でした。
モンタナ君とは今日がはじめて、よく喋って話し上手な人でした、スタートダッシュがものすごく速くてビックリした。
最初は兄ちゃん先頭で尾根に取り付いて巻きのトラバース、ほんと上手に尾根に出ました、やっぱすごいなぁ〜と思った、ちょこっとラッセルしてすぐ交代、やっぱむずいです。
それから大魔神さんのスーパー巻きトラバース❗️ すごく急で落ちたら戻って来れんのじゃないのってとこをトラバース、いや〜しびれた( ̄▽ ̄) 高低差があまり無くて距離が長いので微妙に高度上げていく、ほんと巻き職人でした帰りに通ってみてモンタナ君といっしょに感動しました。
ポコだらけの複雑な地形と水平トラバースは先生、ちょっとでも下ると帰りがえらいので、ほんと巻きの大切さを実感しました。
暗いなかを細い尾根を降ったり登ったりホント大変、明るくなって登った時よくシール付けて降りてきたな〜と思った( ̄▽ ̄)
ほんと大笠山山頂までホント遠かった。ガスガスガスで残念でしたけどほんと達成感ありました。 帰りの滑走もホワイトアウトで試練でした。 帰りくらいラッセルできればよかったと思ったけど、先生と大魔神さんの速いことやっぱり今日もお客さんでした。
ほんと今日のルートはほんと試練でした、こんだけアップダウンがあってあまり高低差がないので巻きもむずいし、際どいトラバースもありほんと難儀な山行でした。体中筋肉痛です。最後天気が良くなり白山も見れたし今日も大満足でした。
あと先生おすすめのガラコをスキー板に塗ったら雪付きがひどくならなくなったのでこれからは毎回塗ろと思った。
前回の大辻山がかなり面白く、続けて里山の谷を滑ろうかと思っていたが、降雪状況を考えると少し不安。
単独となりそうだったので、非常に悩ましい。
そんな時’ピコピコ’とYSHR先生から「大笠へ行かないか」というメールが来た。
中宮からの大笠・・・ひたすら長いし、登り返しも多い・・・かなり厳しいルートであるが、せっかく声を掛けてくださったのと、非常に価値がある山行になると感じたので
参加を決めた。
00時前にみんな集合、天気は回復傾向であるが、まだそこまで良い天気ではなく、ガスガスだった。
深夜のゲレンデをガシガシ登っていく、筆者が何故か林道に吸い込まれるようにルートミス、少しロスしてしまった。
兄ちゃんさんを先頭に、林道から尾根に乗り上げる、今日のルートはポコが多く、トラバースをしなければならない箇所が多く、ルーファイは非常に難しい。
筆者もなんとか前に出るが、ただでさえ真っ暗の中トラバースルートを引く技量はなく「練習しろよ!」とがっくり。
こんな暗い中GPS頼りで完璧なラインを引くYSHR先生大魔人さんは・・・ガチで凄い
長いトラバースを終えて
1339Pからは100mも降らなければならない、つまり帰る時には登り返さななければならない。
降る時のシールをつけたまま滑る、もちろんヒールフリーなので非常に不安定で滑るのが難しいが・・・YSHR先生大魔人さんはガンガン滑っていく。
一般人のモンタナ君には理解出来ない。
1380へ向かう細尾根までを先頭で歩かせてもらったがカリカリの斜面に加えて右側は雪庇、かなり辛い登りになった。
大瓢箪山に登れば、また下りが待っている。しょうがないが帰りの事を考えるとどんよりする。
ここからも非常に難しいトラバースが必要であり、こんな感じで終始自分の力が如何に無力なのか改めて感じた。
1657からは簡単な一本道であるが、非常に視界が悪くホワイトアウト状態。
皆を確認しながら登る、クラスト部分が多かったがなんとかシールのみで登り上げた。
そしてようやく大笠山のピークに立つことが出来た。
こんな厳しく長いルートを歩いてきて心より良かったと思う。
帰りは予想通り、登り返しがたくさんあり、非常に疲れた。
それにしても先頭のお二人は非常に元気で飛ばしている・・・
最初から最後までYSHR先生大魔人さんの凄さを改めて思い知った山行だった。
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