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記録ID: 289309
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ハイキング
伊豆・愛鷹

天城縦走路 : 天城峠〜御幸歩道〜万三郎岳〜天城高原ゴルフ場

2013年04月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:03
距離
15.2km
登り
1,216m
下り
788m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

09:00天城峠バス停(620m) - 09:11旧天城トンネル北口園地 - 09:27天城峠 - 11:04八丁池展望台 - 11:16八丁池 - 11:54白田峠 - 12:14戸塚峠12:25 - 14:00小岳(1360m) - 12:58片瀬峠 - 13:52万三郎峠下分岐点 - 13:18万三郎岳(1406m) - 13:47石楠立 - 14:06馬の背 - 14:19万二郎岳(1299m) - 14:54四辻 - 15:08天城高原ゴルフコースバス停
天候 晴れたり曇ったり
天気予報では一日中晴れのはずだったが・・・。ただし視界に影響なし。
上り以外では多少しのぎやすかった。
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺」駅乗換
   中伊豆東海バス「河津駅」行き 「天城峠」バス停下車(約43分、1060円)
復路:伊豆東海バス「天城高原ゴルフコース」バス停
     「伊東駅」行き 「伊東駅」バス停下車(約55分、500円)
   JR伊東線「伊東」駅乗換
コース状況/
危険箇所等
上り:
 登山口〜天城峠 と 戸塚峠〜万三郎岳辺りが急登箇所があるが、それ以外は比較的長くて緩やかな山道が続く。
下り:
 アップダウンが続き、岩場、梯子などがある場所がある。
コース全体を通して、登山道は整備され、標識も随所にあり、道に迷うことはないだろう。泥濘箇所もなし。
 登山ポストは見当たらなかった。
天城峠バス停横登山口。新天城トンネル上を通過して、旧トンネルへ通ずる。
2013年04月28日 09:02撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 9:02
天城峠バス停横登山口。新天城トンネル上を通過して、旧トンネルへ通ずる。
歩き始めて約10分で、旧トンネルに到着。明治34年貫通し、現存する石造道路隧道の中で、最大長を有する土木構築物で、道路隧道としては全国で初めて重要文化財に指定されたそうだ。
トンネルの中に少し足を踏み入れて見たが、ふと御幸歩道の方を歩きたいと思い、トンネル入口まで引き返し、右側の山道を登る。
2013年04月28日 09:11撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 9:11
歩き始めて約10分で、旧トンネルに到着。明治34年貫通し、現存する石造道路隧道の中で、最大長を有する土木構築物で、道路隧道としては全国で初めて重要文化財に指定されたそうだ。
トンネルの中に少し足を踏み入れて見たが、ふと御幸歩道の方を歩きたいと思い、トンネル入口まで引き返し、右側の山道を登る。
天城峠までが急登が続く。
2013年04月28日 09:17撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 9:17
天城峠までが急登が続く。
天城峠を通過。ついつい石川さゆりの「天城越え」のフレーズが頭の中でリフレインする。実際には、かつての天城越えの場所は少しずれていたようですが。
2013年04月28日 09:27撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 9:27
天城峠を通過。ついつい石川さゆりの「天城越え」のフレーズが頭の中でリフレインする。実際には、かつての天城越えの場所は少しずれていたようですが。
天城峠を越えると、坂は緩やかになった。新緑の時期、木々が一斉に芽吹きだし、心地いい。
2013年04月28日 09:33撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 9:33
天城峠を越えると、坂は緩やかになった。新緑の時期、木々が一斉に芽吹きだし、心地いい。
沼津湾に注ぐ一級河川・狩野川の上流域にある本谷川の源流域。岩の間からトクトクと湧水が流れ出ている。もう少し宣伝してもいいような気もする。
2013年04月28日 22:13撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 22:13
沼津湾に注ぐ一級河川・狩野川の上流域にある本谷川の源流域。岩の間からトクトクと湧水が流れ出ている。もう少し宣伝してもいいような気もする。
同じく源流域にあるわさび田。日本一の生産量を誇るそうだ。
2013年04月28日 10:12撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 10:12
同じく源流域にあるわさび田。日本一の生産量を誇るそうだ。
八丁池の上にある展望台。小さいながらも、小高く鉄製の架台が設置されている。
2013年04月28日 11:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 11:07
八丁池の上にある展望台。小さいながらも、小高く鉄製の架台が設置されている。
展望台から見下ろす八丁池とその奥に山の中腹から少し頭を見せる富士山。
2013年04月28日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 11:05
展望台から見下ろす八丁池とその奥に山の中腹から少し頭を見せる富士山。
富士山のズーム写真。同じ静岡県なのに、今日拝めたのはここだけ。この天城連山は樹林帯に覆われ、あまり眺望がいいところは少ない。富士山の眺めを期待して登るのであれば、別の山に登ったほうがよさそうだ。
2013年04月28日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
2
4/28 11:05
富士山のズーム写真。同じ静岡県なのに、今日拝めたのはここだけ。この天城連山は樹林帯に覆われ、あまり眺望がいいところは少ない。富士山の眺めを期待して登るのであれば、別の山に登ったほうがよさそうだ。
今日登る万三郎岳。まだまだかなり距離がありそうだ。
2013年04月28日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 11:06
今日登る万三郎岳。まだまだかなり距離がありそうだ。
八丁湖の畔。開放感があり、気持ちいい。
2013年04月28日 11:16撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 11:16
八丁湖の畔。開放感があり、気持ちいい。
昭和5年6月に昭和天皇が行幸した際の記念碑。上りは今回と同じコースを辿り、ここから水生地の方へ下って行ったそうだ。
 この記念碑は湖畔にあるが、ついつい湖の方ばかり気が行ってしまい、見落としてしまわないように注意。
2013年04月28日 21:40撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 21:40
昭和5年6月に昭和天皇が行幸した際の記念碑。上りは今回と同じコースを辿り、ここから水生地の方へ下って行ったそうだ。
 この記念碑は湖畔にあるが、ついつい湖の方ばかり気が行ってしまい、見落としてしまわないように注意。
標高1200m付近、平地より7度ほど低いこのあたりでは、今が桜の見ごろ。花を見るとソメイヨシノのように見えるが、平地のものに比べるとかなり小さい。別品種かな?
2013年04月28日 11:21撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 11:21
標高1200m付近、平地より7度ほど低いこのあたりでは、今が桜の見ごろ。花を見るとソメイヨシノのように見えるが、平地のものに比べるとかなり小さい。別品種かな?
杉の巨木が根こそぎ倒壊。このような倒木が集中して見られる。この原因は何?ちょっと異様な光景。
2013年04月28日 12:03撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 12:03
杉の巨木が根こそぎ倒壊。このような倒木が集中して見られる。この原因は何?ちょっと異様な光景。
小岳に到着。標高1300m。あと万三郎岳まで1.0km、標高差約100m。でも、ここはひとつのピークなので、一旦下って再び登らないといけないので、実際に登る標高差はもう少し大きいことをお忘れなく。
2013年04月28日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 12:51
小岳に到着。標高1300m。あと万三郎岳まで1.0km、標高差約100m。でも、ここはひとつのピークなので、一旦下って再び登らないといけないので、実際に登る標高差はもう少し大きいことをお忘れなく。
ブナの原生林で、見上げると青い空が迫ってくる。なかなか立派なブナだ。まだ新芽は吹いていない。
2013年04月28日 12:52撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 12:52
ブナの原生林で、見上げると青い空が迫ってくる。なかなか立派なブナだ。まだ新芽は吹いていない。
本日の最高峰、万三郎岳の手前で一登りし切ると、なだらかな稜線に変わる。落葉樹が多く、まだ新緑前なので、明るく気持ちいい。
2013年04月28日 13:14撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 13:14
本日の最高峰、万三郎岳の手前で一登りし切ると、なだらかな稜線に変わる。落葉樹が多く、まだ新緑前なので、明るく気持ちいい。
万三郎岳山頂(1406m)。とはいっても、思ったよりも広場は小さく、木々が視界を遮り眺望もよろしくない。
2013年04月28日 13:18撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 13:18
万三郎岳山頂(1406m)。とはいっても、思ったよりも広場は小さく、木々が視界を遮り眺望もよろしくない。
山頂から下り始めようかと思ったところで、突然北側の視界が開ける。なだらかな高原でゴルフコースが目立つ。
2013年04月28日 13:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 13:25
山頂から下り始めようかと思ったところで、突然北側の視界が開ける。なだらかな高原でゴルフコースが目立つ。
緩やかな登りとは打って変わって、下りは結構急な傾斜で岩も多く、ちょっと危険かも。
2013年04月28日 13:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 13:25
緩やかな登りとは打って変わって、下りは結構急な傾斜で岩も多く、ちょっと危険かも。
つぼみも膨らみつつ、もう少しで開花しそうなアマギシャクナゲ。固有種だそうだ。開花まであと半月くらいかな。
2013年04月28日 13:34撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
1
4/28 13:34
つぼみも膨らみつつ、もう少しで開花しそうなアマギシャクナゲ。固有種だそうだ。開花まであと半月くらいかな。
多くの登山者に踏みつけられ石化したような木々の根。歩きやすいといえば歩きやすいが、引っ掛けて躓いて転ばないように要注意。
2013年04月28日 13:37撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 13:37
多くの登山者に踏みつけられ石化したような木々の根。歩きやすいといえば歩きやすいが、引っ掛けて躓いて転ばないように要注意。
見頃のアセビ。小さな白い花がたわわに咲いている。可憐な花だ。アセビのトンネルと銘打っていたが、今の時期はすでにトンネル内の木々は上の方に花が多くついていてあまり目立たなかった。
2013年04月28日 13:59撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 13:59
見頃のアセビ。小さな白い花がたわわに咲いている。可憐な花だ。アセビのトンネルと銘打っていたが、今の時期はすでにトンネル内の木々は上の方に花が多くついていてあまり目立たなかった。
馬の背。左右が切り落ちているが、それほどエッジ感はない。木々が左右を覆っているのもその一因かも。
2013年04月28日 14:07撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 14:07
馬の背。左右が切り落ちているが、それほどエッジ感はない。木々が左右を覆っているのもその一因かも。
万二郎岳とそこに通ずる稜線。まだまだ距離がありそうだ。
2013年04月28日 14:15撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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4/28 14:15
万二郎岳とそこに通ずる稜線。まだまだ距離がありそうだ。
万二郎岳山頂。ここもあまり広くなく、眺望もよろしくない。
2013年04月28日 14:19撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
4/28 14:19
万二郎岳山頂。ここもあまり広くなく、眺望もよろしくない。

感想

 GW前半の連休。天気もよく、気候もいいので、体もムズムズしてくる。本当は奥秩父縦走を試みようと計画していたものの、まだまだ残雪があるということで、スケジュール的にもちょっと無理かなと思い、断念。急遽予定を変更して日帰りで伊豆まで足を伸ばすことに。

 万三郎岳というよりは、天城山と言ったほうが通りがいいと思う。また、万三郎、万二郎があるのに、万一郎はどこにあるのかなと思って探してみたが、よくわからない。まあ、数十年前に噴火した火山で、火山というと面白い地形が見られるところが多い、ということで、決行することにした。

 始発電車を乗り継ぎ、三島駅で伊豆急に乗り換え、着いた先は修善寺。以前家族旅行できたような記憶が。そこから接続良く、すぐにバスに乗り込む。登山者は6〜7名。GWということを考慮しなくても、予想外に少ない。まあいい。自分のペースで歩けるということだ。

 途中観光地らしいお洒落な道の駅や美術館などを通過し、バスに揺られること1時間弱。新天城トンネルの手前の天城峠BSで下車。ここで同じようにほとんどの乗客が降りたようだ。

 ここから案内板の裏から、いきなり登山道が始まる。それもなんの前触れもなく、結構な急登が天城峠まで続く。途中、旧天城トンネルで通り抜けしようかな、その先に林道ルートもありそうで、20m程トンネル内に足を踏み入れてみたが、やはりここは昭和天皇も行幸されたというコースを通るのが筋だろう、ということで引き返して、旧トンネルの右手から上る山道に逸れる。

 このコースは、緩慢なところと、急登なところとがはっきりしている。全体としては上りがなだらかで、万三郎岳を超えた下りはアップダウンが激しく、岩場など厳しい地形が多くなる。また、植生も上りは落葉樹が主体の樹林帯でこれから新緑が美しくなりそうだが、下りは常緑樹が多くすでに緑が多い印象を受けた。アセビ、シャクナゲなどの花も見もの。

 登山者は万三郎岳からゴルフ場側で多い。おそらくゴルフ場を起点に周回コースで歩く人が多いのだろう。子連れ家族もいて、縦走コースに比べると距離・高低差も小さいようだ。

 このコースは樹林帯の中を通り、視界・風通しもあまりよくないので、真夏はちょっときついかも。ということで今の時期は最高かもしれない。また広葉樹林がほとんどで、地形的にも予想よりも変化があり、楽しめた。

 予定行程よりも多少早く通過でき、1本前のバスに乗ることができた。よって伊東駅周辺では土産物屋などを散策する時間ももてた。干物とかいいですよ。


 【本日のコースレコード】
平面距離  15.2km
沿面距離  15.7km
総移動時間 06:03:28

最高標高 1409m
最低標高 660m

累計標高(+) 1468m
累計標高(-) 1038m

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