北横岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 507m
- 下り
- 505m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 3:55
- 山行
- 0:50
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 2:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 諏訪湖温泉・片倉館 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
12月25日 晴れ
年末恒例の聖との北横岳ヒュッテ。J&Nで前泊するため15:25に出発したが、アクアラインでまさかの渋滞15km。大黒での車両火災の影響だった。
1時間掛かって通過したが、大井から先がどのルートを行っても渋滞が激しいので湾岸環八で降りて下道を行く事にしたが、下道も大渋滞。18:35、君津から3時間掛かって品川を通過。19:55永福で首都高に乗ったもののやはり渋滞で、高井戸の手前でようやく解消した。
J&Nに電話して到着が22:30頃になる事と、入浴時間を延ばしてくれる様お願いした。入浴は原則22:00迄だが、24:00頃到着する客からも入浴を依頼されているので大丈夫とのこと。
談合坂SAで夕食のラーメンを食べる。小淵沢ICで高速を降りたが、道路はもとより周辺にも雪は全然ない。富士見高原を過ぎても雪は無く、22:20J&Nに到着しても雪は無い。気温は-4℃。
丁度奥さんが店内に居て、チェックイン。我々の部屋は2階右側の下の部屋だった。奥の4部屋をつぶして談話室が造られていた。店内は相変わらず綺麗だ。
奥さんによると最初の3年間は消費税が免除されていたが、3年経った今月から消費税を納めなければならなくなった為、8%の消費税を料金に上乗せせざるを得なくなったとのこと。いままでも客から取って納税しなくて良かったのだが、J&Nでは取っていなかったのだ。
まずはお風呂。浴室も3年経ったとは思えないほど綺麗だ。風呂上りにレストランで持込みのビールとつまみで小宴会を始めた23時頃に名古屋から来た3人組が到着した。明日は日帰りで裏同心にアイスクライミングをしに行くとのこと。
23:50就寝。暖かい、というか暑い。
12月26日 晴れ
7:30起床。暑いと思ったら、奥さんがエアコン切るのを忘れたとのこと。すぐに1階レストランで朝食。パニーニ(イタリア風サンドイッチ)、サラダ、コーヒー。美味しい。
冬山登山仕様に着替えをして出発。ピラタスには直行せず、秋に2回行った御射鹿池の冬景色を見に行ったが、雪が無く冬景色らしくなくて残念だった。
ビーナスラインに入っても雪はほぼ無くて、ピラタスへの登りに入って道路際にうっすらとある程度で道路は最後までドライだった。
登山靴を履いて10:20の便で山頂駅へ。平日のせいかスキーヤーも少なく、乗客は5〜6人で、山屋は我々2人だけだ。
山頂駅に着き、登山届を提出。山麓の雪が少なかったので、上に上がっても地面が露出していいるのではないかと心配していたが、10〜20cmの積雪があり、完全な雪景色で安心した。
気温は-5℃でこの時期としては随分暖かい。アイゼンを装着し、写真を撮って出発。数日前に降った雪が程良く締まっており、アイゼンが効いて歩きやすい。
木道が露出していたら歩きにくいと思ったが、露出はしていなかった。ただ、木道の隙間に雪が無い部分が時々あり、アイゼンを突っ込まないように気を付けて歩く。
天気は曇りだが、地平線付近は晴れており麓の街と近くの山は良く見える。五辻付近の笹原は雪が少ないために冬山の風情が無い。
五辻から縞枯山・茶臼山の鞍部への登りに掛かると暑くなり、汗をかいてしまう。鞍部で休憩をしたが、ここまで誰一人出合わなかった。
縞枯山の展望台まで登ってもガスで景色は見えない。12:35縞枯山に到着。ここで初めて2人連れの登山者に出会った。
雨池峠に下り、縞枯山荘に行ったが「本日休業」の表示が出ていた。
ロープウェイ駅に戻り、2階の休憩所でランチ休憩。火気厳禁なのでJ&Nで朝詰めて来たお湯でカップ麺を作った。他の登山者も4人来て同様に休憩していた。
ランチの後坪庭の溶岩台地を経て北横岳ヒュッテに向かう。坪庭から登りに掛かるところでスノーシューを履いて下山してくる10人位の若者の集団とすれ違ったが、こんなに少なくて良く締まった雪道をアイゼンではなくスノーシューで歩くのは歩きづらいばかりか危険ですらある。「雪山=スノーシュー」の固定観念があるのかも知れないが、装備は状況に応じて使い分けなければならない。
九十九折りの登りは息が切れる。最近特に運動不足なのだが、12/13の献血も多少影響しているかも?
14:45北横岳ヒュッテに到着。山頂駅から45分なのでしんどかった割には良いタイムだ。北横岳ヒュッテ泊は今回が15回目。冬期は2007年から12シーズン連続の13回目だ。
アイゼンを外して小屋に入る際に七ツ池から登って来る集団がいた。小屋に入ると我々が一番乗りで、さっき七ツ池から上って来た集団の國學院久我山の高校生11人と先生1人の計12人が今日の泊まり客だった。
高校生の中にはローカットの靴を履いた子もおり、しかもスパッツを着用していない。また全員がスノーシューを履いており、今のコンディションには適していない装備だ。健二さんも先生に注意をしていた。
部屋は2階の小部屋「こまくさ」。高校生達は大部屋だ。
アイゼンを脱ぐ前に山頂に行くつもりだったが、暖かい小屋内に入ってしまったし、天気も悪いので山頂は明日にして土間でお湯を沸かしてコーヒーを淹れて寛ぐ。健二さんに聞くと女将さんは今日も明日も上がってこないらしく、残念。健二さんは今年京都に旅行に行ったそうだ。
17:30から夕食。今夜はすき焼きだ。高校生達は低いテーブルで、我々2人が椅子席というレイアウトだ。
すき焼きは桜肉だが美味しい。北横岳ヒュッテに宿泊するのは今回が15回目でうち13回が冬期だが、寄せ鍋が10回ですき焼きが5回目だ。
食後はストーブを囲んで健二さんと四方山話。登山道整備の苦労話を聞いたが、倒木の撤去もイチイチ営林署に許可を取る必要があり、作業の前後の写真を提出しなければならないらしい。
20:150就寝。室内温度8℃と暖かく、ダウンパンツを履いて寝たが途中で暑くて脱いでしまった。0:30にトイレに行った際に外に出てみたが、晴れていて月が出ていた。外気温-9℃、室内+2℃。
12月27日 晴れ
5:45起床。室内-2℃。天気は晴れ。健二さんがストーブを点けてくれた。
土間でコーヒーを淹れて飲み、身支度をして6:35に出発。玄関の寒暖計は-11℃。昨日より下がっているが、この時期にしては暖かい。
約10分で山頂に到着。日の出は6:58なので10分早く着いたが、幸い風が弱いのでそれ程寒くない。朝日は奥秩父から上って来た。
誰も居ない二人占めの山頂で展望を楽しむ。南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスまではクリアに見えるが、北アルプスはガスに包まれている。15分ほどいて下山開始。
小屋に戻り朝食。珍しく焼き鮭ではなく鯖の味噌煮だったが、美味しい。食堂の壁に茅野市の防犯防火のポスターが有ったが、中心にいるのは平昌五輪金メダリスト・小平奈緒ちゃんだった。小平ちゃんは茅野市民なのだ。
朝食後部屋に戻って荷物を纏め9:00のロープウェイ始発に合わせて8:25出発。高校生達は既に出発している。
下山途中坪庭を見晴らせる所から坪庭を進む高校生達が見えた。山頂駅には高校生達とほぼ同時に到着。
9:00の始発ゴンドラにギリギリ間に合ったが、アイゼンを収納していると遅れそうだったので、ゴンドラ内で収納する事にして手に持って乗ろうとしたら、係員から剥きだしのアイゼンはNGとのことで、慌ててザックに収納した。係員はマナーだと言っていたが、確かに原則そうだろうが乗客は20人もおらずガラガラなので問題ないし、高校生達は爪の付いたスノーシューを裸で持っているのはOKというのは合理性がない。
帰りに八ヶ岳中央農業実践大学校の直売所でお土産のワイン、ベーコン、玉子などを購入。J&Nでランチしたかったが、定休日の木曜日なので、諏訪湖畔の片倉館に向かう。
片倉館で温泉に浸かり、2階の食堂でランチ。
帰路は調布〜初台間で少し混んだだけで大した渋滞なく、片倉館から3時間25分、15:30に家に着いた。
今回は天候はイマイチだったが、日の出が見られて良い山行だった。来年は未経験の夏の北横岳ヒュッテに泊まってみよう。
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