半国山・烏帽子岳(赤熊→宮川)
- GPS
- 04:44
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 748m
- 下り
- 736m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありません。 案内表示も多数あり。 赤熊からの登りは、一昨年来の台風のため荒れているために、 ピンクテープにより迂回路等の案内がありました。 烏帽子岳からの下りは、関西電力の巡視路を利用しています。 |
その他周辺情報 | 車で5分ぐらいの所に「喫茶とベーグルのお店 ネコタ」 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
近所の京都西山も少し食傷気味なので、
車で登山道入口まで行ける所を探して、半国山へ。
kumakumoが以前から、眺めが良いと目を付けていた山でもある。
zasanさんの1週間前の情報で雪はほとんど無いようで、
雪山装備を持ってない我々でも何とかなるだろうと思って出発しました。
心配は杞憂で、雪もまったく無く、着込みすぎて暑かったぐらいです。
眺めはよかったが、遠くが霞んでいたのはもちょっと残念でした。
それでも、全方向への展望には感動しました。
亀岡辺りは、車だと自宅から30分程度と便利だが、
大好きな縦走がしにくいのが難点。
でも、周辺にはまだまだ面白そうな山々があるので、
今後はこの辺りを巡ってみたいと思いました。
やまなみを山並みでなく山波と書きたし半国山にありては
赤熊から上る道は岩の道。どの岩を踏んでいこうかと迷う対向線で、
谷水は、高らかな音を立てつつ岩から岩へと下りくる。その名も
音羽渓谷。音羽の滝から先、少しずつ渓流から遠ざかるも、反対側
から谷川の優しい音が聞こえてきた。音羽が快活な母の声とすれば
こちらは寡黙な父のつぶやきか。
眺望を楽しみに半国山を目指す者にとって、烏帽子岳は気まぐれの
寄り道に過ぎなかったが、近傍に立派な鉄塔を発見。こちらの鉄塔
からあちらの鉄塔まで、電線はそれぞれの弧を描きつつも調和を
為し、これぞ曲線美といえよう。
鉄塔付近は眺望も開けており、半国山の方角を見上げれば、山の
天辺にブタがピースサインの手で招いているようなシルエット発見。
おそらく杉の梢か何かなのだろうが、先を急ぐことにした。
杉林を抜けると牛つなぎ広場。ちょっと太めの幹の前にその看板が
あり、時間軸をずらせばそこにつながれている牛を見られたのかも
と思う。すぐそばの木の枝には、なぜか小さなフライパンがぶら
下がっていた。底にうっすらと浮き出た同心円が、時空の特異点を
思わせる。ポールの先で叩いてみれば「ペン、ポコ」とカウベルの
ような音が響いた。
半国山山頂からぐるりと見回す眺望は、晴れすぎた空の下で若干
霞を帯びており、どれがどの山かの知識もなかったが、山々は
幾重にも重なって空の彼方へと続いていた。
今シーズン、雲海にはなかなか出会えず凌雲の志半ばで春を迎える
ことになるかと心残りではあったが、この山の波間に遺憾の意を
そっと流し送ろうと思う。
晴れ晴れと下る山路に紅白の鉄塔映えて里のうららの
コメント
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sayup18さん kumakumoさん
こんにちは。半国山の定番コース歩かれたのですね。雪がなくてよかったです。
同じ山のレコでも、お二人の視点や文調が出ていて、新鮮な気持ちで読ませて頂きました。いつもありがとうございます。
zasanさん、こんばんは。
こちらこそ、いつも参考にさせていただいてます。
前から行ってみたかった半国山ですが、
雪が心配で春になってからと思っていたら、
zasannさんのレポを拝見して、思いきって行ってきました。
千ヶ畑からとも考えたのですが、
京都府民の私としては亀岡側からにしました。
次回は、千ヶ畑から登ってみたいと思っています。
zasanさん
独りよがりの感想文にもかかわらず、いつも読んでくださって
ありがとうございます。
この週の後半は幸い温暖な好天続きで、滝は雪解け水を含んで
いるのか迫力がありました。
山は季節に敏感なので、同じ所を再び訪れるのも楽しみなこと
ですね。
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