十勝岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,142m
- 下り
- 1,129m
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
楽しかった北海道もこの日で終わり。最終日は十勝岳の登山と、登山後に函館まで約450キロの長距離運転が控えているので、早め早めに行動を……と思っていたのに、深夜2:20にセットしておいたアラームを消してしまって、起きたのは3:30。目玉ビョーンでいきなり一時間の遅刻。
あとから知ったことだが、望岳台登山口からの登山を目指し前夜泊をするなら白銀荘でも良いだろう。この十勝岳周辺には車中泊の強い味方である道の駅がなく、私は富良野の日の出公園とかなんとかいうところで一夜を過ごしたが、なんと夜間(18時以降?)にトイレが閉鎖されるという憂き目に遭い、登山口までかなり離れたそんなところで一泊する意味はあまりなかった。白銀荘も厳密には宿泊者用の駐車場かもしれないので確認は必要だが、テン場もトイレもあって、もちろん広い駐車場も完備。ここで泊まればよかったなあ。
4:20登山開始。と、ここで同じく早出のご夫婦に出会う。もしかしてと奥様の顔を見ると、やはり二日前に雌阿寒の温泉で一緒になった人だった。
私と同じ日に羅臼岳を登り、私と同じように斜里岳で停滞し、私はその次の日に諦めて雌阿寒登山に向かったが、このご夫婦はそのまま斜里岳登山口まで行ったという。結局斜里登山口は雨のため閉鎖されており、諦めて雌阿寒に移動してきたところで、下山してきた私と温泉で一緒になったという経緯。
私が「明日は旭岳に登り、明後日十勝に登って、その足で本土に帰ります」というと、その奥様も「私たちは明日雌阿寒、明後日は同じく十勝で、その足で茨城に帰ります」という。どちらも明後日十勝に登るということで、もしかしたらお会いできるかもしれませんね、と言って別れた人だった。
本当に会えるとはびっくり、お互い頑張りましょうと励まし合い登山開始。
七十代というご夫婦は私に先に行ってくれと言うが、かなりのベテランご夫婦の様子で、背中にプレッシャーを感じつつ先行する。
登頂し十分ほどすると、例のご夫婦が登ってきたので健闘を称え合う。歩くのが遅いんですよと謙遜していたが、やはりかなりの健脚、のんびりしていては簡単に追い抜かれてしまっていただろう。大したご夫婦だ。
茨城在住というので、このあと私も茨城に立ち寄るんですよと言ったら、是非筑波山に登りなさいと勧められる。今回はその時間がとれないのだが、そうですね是非、と頷く。またどこかの山でお会いしましょう、と別れ下山を開始する。
急いで下山、有名店のくまげらへ急ぐが、店の場所以外のリサーチは何もしていなかったので、メニューを見てもどうすればいいのか分からない。とりあえず「五郎カレー」をオーダーしてから待っていると、隣の観光客が「和牛ローストビーフ丼が名物ですぐ売り切れる」「カレーも名物で、中でもオムカレーが有名」などと話すのが漏れ聞こえる。オムカレーだったか〜! でも五郎カレーも美味しかったからいいや。
さてここからすぐに函館へ行くには何となく後ろ髪引かれ、多少の寄り道にはなるが幌尻岳の山容を見ながら帰ろうと、ナビをセットすると驚きの目的地まで500キロ! うーん名古屋東京間で350キロくらいだったと思うが。しかもこのクソナビはまた砂利道に導こうとするので、ひたすら反抗しながら進んでいく。
しかし本土を走るようなストレスはなく、気分的にはあっという間の20:40、函館到着。富良野でカレー食べてから9時間経っている。とりあえず函館に来たからには寿司を食わねばと、フェリー乗り場近くの回転ずしに入ると、もう美味しいのこれが。函館の回転ずしのクオリティってすごすぎる。
お腹も満腹で、23:30発の青函フェリーに乗り込む。しかしこのフェリーがなんか色々とすごかった。『シャワーあり』と書いてあったので入ってみると、本当にシャワーしかない。コンクリートの上にスノコが置かれ、カーテンとシャワーのみ。でも下山してからお風呂に入ってないので、とにかく入る。シャンプーとか一時的に置く場所もないので全部コンクリの上。
更にこんな時間のフェリーは98%以上トラック野郎で、多分女で乗ってるのは私だけ。R40のババアながら少々身の危険を感じてしまった。
疲れているはずだけど、船内で眠れぬ時間を過ごしながら北海道を後にした。
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