鳥海山(湯の台〜ホワイトアウトの新山へ)
- GPS
- 07:27
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,886m
- 下り
- 1,880m
コースタイム
天候 | 曇りのちホワイトアウト |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆湯の台〜滝の小屋 ・ショートカットしながら道路沿いに登って途中から森へ入る。 ・平坦地もあるので帰りの登り返しができないようにうまくトレースを引いたほうが良い。 ・滝の小屋のトイレと小屋は利用可能。 ◆滝の小屋〜新山 ・冬季ルート上にピンクリボンの目印があるが、スキーの場合もう少し歩きやすいルートがありそう。 ・斜面全体が雪で覆われてるわけではなく、岩場やブッシュが出ている箇所も多いので本来なら視界がある時に来た方が良い。(この日はホワイトアウトで最適なルートを見極められなかった) ・外輪山〜新山までは夏道通りに往復可能。外輪山でスキーをデポしてツボ足アイゼンで新山まで往復した。 |
その他周辺情報 | 湯の台温泉「鳥海山荘」 少し小さめだが露天風呂もあり。 ランチとお風呂がセットになっている得得チケット1,100円がお得すぎる。 |
写真
感想
今日から遅めの夏休み。もはや冬休みだ。
山スキーヤーとしては東北の雪山を楽しむしかない。
そして栄えある遠征一座目はやっぱり鳥海山しかないでしょう。
去年はコロナで鳥海へ来れなかった…厳冬期の鳥海は初めてだが日頃の成果を試してこよう。
今回は南側の湯の台から登ってみることに。
こちらのルートも初めてなので要領はわからないが地形図をみて登るだけ、他の山と同じだ。
夜22時に就寝し3時に起きよう…23時過ぎになにか夢の中で揺れている…すぐさま緊急地震速報が鳴り響いた。
本物の地震か!?
ネットを見ると福島県沖で震度6強!やばいやつだ。
東日本大震災を彷彿させる。
幸い山形は震度4で余震も感じられなかったのでそのまま就寝、1時間遅れの4時に起きて出発した。
前日の土曜日がビッグデイだったせいかトレースの跡が何本も残っている。
スキーもあればツボ足もある。
しかし今日は自分一人だけ・・・夜は星も出ていたがすっかり雲で隠れてしまった。
車道が走っているが地形図を見ながらショートカットして最短距離でいく。
途中平坦地もあるがうまく上げ過ぎずに巻きながら登っていく。寝不足気味だが頭を使いながら登ったので眠くならなかった。
滝の小屋に立ち寄ってみると中に2人ほど休んでいるようだった。
自分は靴を脱ぐのが面倒なので土間で地獄装備を整えてすぐにスタート。
すっかり外はホワイトアウト、風もビュービューで地獄の様相だった。
どこでも登れるオープンバーンだと思っていたが意外と岩やブッシュが多くて歩ける場所は限られていた。
シュカブラも多くてスキーヤー泣かせだ。
途中からクトーを着けて慎重に登っていった。
2000mに満たなかったが白山山頂直下の状況によく似ていた。
なんとか外輪山に着くと予想通り爆風が吹き荒れていた。
地獄一丁目の風だ!
岩だらけでスキーで歩くのも難儀なので行者岳の岩陰にポンツーンをデポ。
アイゼンとウィペットでサクッと新山を往復してこよう。
久しぶりのアイゼン歩行も楽しい。
山スキーをやる前はこうやって雪山を歩き回ってたんだ。
外輪山から一旦降りて新山へ向かっているとガスが薄くなって晴れ間が覗くタイミングが増えていった。
ずっとガスガスのままかと思っていたので思わぬご褒美だった。
もちろん写真撮りまくり。
自分一人の貸し切りだったので被写体がいないのが残念。
とりあえずセルフで記念撮影してきた道を戻った。
ポンツーンのデポ地点まで戻ったら滑走準備してスタート!
シュカブラと岩場を慎重にこなしてオープンバーンをぶっ飛ばそうと思っていたがホワイトアウトで叶わない。
休憩しながら待っていたらようやく視界が出てきたので大回りでカービングを楽しんだ。
滝の小屋から下はストップスノーに苦しめられたがスノーモービルのトレースを利用して何とか昼前に下山。
思ったより時間がかかってしまったが厳冬期の鳥海山を楽しむことができて良かった。
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