[越美山地] 小津権現山 〜熊さんに見つめられ〜
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- GPS
- 06:49
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
天候 | 晴のち曇り 小津17℃ 権現山15℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれているので迷う事はない。 |
写真
感想
今週に入ってまた風邪を引いてしまった。
昨日なんかは声が出ない位に喉が腫れて痛かったのだが、今朝起きたら喉の痛みはなくなっていた。 でもせきや痰が出るのが嫌やわ。
どちらにしても今日は登るつもりやったので目的地に車を走らせる。
夜叉が池に登るつもりやったので林道を走っていると、結構手前から通行止めを食らって更に大便がしたくなってきた。
トイレは「道の駅 坂内」まで行かないとないので夜叉が池に登る理由がなくなった><
トイレの中でどうしようか悩んだ結果、前日にmiyaさんの小津権現山のレポを読んでいて気になったので、そこに決定になった。
またまた新たなるステージへと踏み出す。
登山口は林道を登りきった所に駐車場があり、そこから登るのが普通みたいだ。
しかし、山とは麓から歩かなければならないと勝手に決めている俺のルールがあるので小津の部落に車を停めさせてもらう。
勿論部落の人に「上まで車で行ける」と何度か言われた。
林道をテクテク歩いていく。
そういえば、先週の竜ヶ岳のときに痛感したけど、俺の体力が相当落ちていたのだ。 休日天気悪かったり、晴れの日には家族サービスが続いたからな〜。
かといって平日運動する時間なんてないし...。
なので、登山口についた時にはすでに息が上がっていた。
さあ、ここからが本番やでー。
遅いペースでゆっくり登っているのだが、尾根のピークまでの間にどれだけ止まったことか...。
尾根に出ると傾斜はしばらくなくなるので体力回復に努められる。
そして、花が次々と顔を出してきてくれて元気になってきた。
一週間前のmiyaさんのレポではもう少しで咲きそうだったシャクナゲも咲いていた。 一つだけだったけど...。
偽ピークに何度も騙されながら、ようやく山頂や。
時刻は13時すぎ、遅! まぁ、登り始めが10時過ぎやったからな〜。
山頂は気持ちが良いが、寒気のせいで雲が多いかな。
能郷白山をここまで間近に見たのは初めてだ。
そして、濃尾平野に金華山、伊吹山に御池岳、養老山となかなかの展望だ。
ろくに飯も食べず、大休憩もせずに縦走路に歩を進める。
別に急いでいる訳ではないのだけど、腹はあまり減ってなかったのだ。
縦走路は、権現山から一気に標高を落とすので、急坂下り。 ぬかるんでいるので怖い。
でも、降りきると分岐までは大したアップダウンはない。
笹の生い茂った縦走路だ。 誰かが刈ってくれなかったら間違いなく藪漕ぎだ。
そしてさすがにここは花が多い。
俺の体力はどんどん回復していってた。
分岐から尾根とさよならし、下っていく。
そんなに下りきらんで林道に合流した。
まぁ、急坂下りは苦手なので、安心して下れるかな?
テクテク歩いていると一匹の鹿が俺を見て絶壁を登っていった。
あいつの脚力に驚いたが、落石攻撃はやめてくれ。
さらに林道を歩いていて、ふと右下の斜面から音が聞こえた。
見ると黒い物が3匹いる。 親子の熊だ、しかも結構近い。
まだ俺には気が付いていないので、写真撮ろうかなとも思ったが、万が一があるのでやめて気が付いていないふりをしてテクテク歩く。 持っているステッキにはかなりの力が入っていたけど...。
横目でみると母熊が俺を目で追っていた。
そう、目を合わせるのは厳禁なので俺は知らん振りしているのだ。
すると「ガサ!」と音がした。 どっちに行った、こっちか?
見ると反対方向にトラバースしながら子供と一緒に逃げて行った。
でもスピードが遅かった。 トラバースは苦手なのか?
それにしても母熊でかかった。 1m50cmは確実にあったな〜。
でも、2回目だし、見通しの良いところで俺が先に発見しているのであまり怖くはなかった。 1回目は鉢合わせやったからな〜。
その後ももう1匹熊に逃げられた。
俺も熊と同じ全身黒なんやけど仲間とは思ってくれないみたいだ。
長い長い林道歩きも終わり、部落につく。
これまでに拾ったゴミはペットボトルと缶あわせて5個。
そのゴミを見ていた部落の人が「ありがとう、それここに置いていって。後で捨てるから」
俺「いやいや、そういう訳にはいかへんで。 登山者が出したゴミは登山者が責任持って捨てなあかんでよ」
部落の人「ありがとう」
まぁ、俺の言っていることはおかしな事ではないですよね?
持てる範囲で目に付くゴミは極力拾っていきましょう。
熊の仲間に見られなくて良かったです。「縄張り」の関係で確実に攻撃されていますよ!
ずいぶん手前から歩きましたが、自分が計画した「自分の登山口」ですね。他人が設定した登山口ではなく、決めるのは自分ですから。山の楽しみ方を知っていますね。ゴミ拾いもそうですが、guhikazukiさんのそんな所がgoodやで!その気持ち分かります。
写真の撮り方も良いですね。三角点をさりげなく入れてくれている所がいいです!
はやく体調治してどんどんレコ頼みますよ
トイレの中で私の顔が浮かんだ訳ですね。
光栄です。
シャクナゲよくみつけてくれましたね〜
再会できて嬉しいです。
病み上がり?なのにこの距離ですか?
しかもモレ谷のほうへと周回コースですね。
熊が出没しそうな感じがしますよね〜、何となくですけど。
あまり人が入らない場所なのでしょうか、そこは?
ご無事でよかったです。本当に。
そうか、縄張りの事を全く考えなかった
だから二回目に逃げられた熊に落石攻撃食らったのか(笑)
そう、ルートの事だけどmountrexさんが言うように「自分の登山口」に結構拘っているんやわ。
ルートの関係上もあるんやけどね。
車を停めた所が部落であって、よそ者の登山者がこうやってお邪魔して山に登らせてもらっている訳だから、ゴミが落ちてたらいけないんやって。
自分が捨てたわけじゃないから当然俺だって拾っていくのは嫌やでよ
だけどここから流れ出る水は部落の生活水から始まって、揖斐川となって伊勢湾に流れる間にどれだけの人が口にするかを考えたら、やはり拾わなければならんのだ。
三角点を写真に収めるようになったのは、mountrexさんの影響やで
風邪はまだ治っていないけど、一日も早く治してガツガツ登るで〜
ごめんなさい、申し訳ないところでmiyaさんのことを思い出しちゃった
miyaさんが写真に収めたシャクナゲはあれで合ってますよね? 1つしか咲いていなかったんで
病み上がり? いや今でもまだ治ってないで
でも歩いているうちに具合悪いのってどこかにすっ飛んでしまうんですよ
俺もこの山初めてで分からん事が多いけど、モレ谷に下る道は全然歩かれてないって訳ではない感じやったで。
細いながらも踏み後はしっかりしとったんで。
熊に関してだけど、確かにあの林道歩いていれば逢いやすいかも
沢を何度か横断するんで、そういったところは熊さんの飲み水や食料が多いでね。
鈴を鳴らしていれば、早い段階で熊が気づいてくれはるんやろうけど、どうにも耳障りなので付けないんです。
心配してくれてありがとう
でも、miyaさん夫婦も気をつけて下さいね。
伊吹山地もやけど、奥美濃も立派な熊生息地やでね
動物は好きですがクマだけは嫌ですね。遠くから見るくらいならいいですが。
彼らのテリトリーに入っているのが人間の方だと言ったところで,
実際に攻撃されたら綺麗事では太刀打ちできません。
熊に出合った時には,クマッタナと唱えることに決めていますが,
これまで実践に移す必要が無かったのが幸いです。
まぁ、熊は人間に合う事を非常に嫌いますしね。
パニクッて攻撃を仕掛ける距離っていうものもあるみたいやけど固体によっては性格が違いますからね。
なにかあったら、不幸な事故に繋がるから俺も全然怖くない訳ではないですよ。
ただ、熊が怖いからと言って山に登らないなんてことは出来ないので、熊の知識はガッツリ頭に叩き込んでいます。
実際出会って分かる事だけど、マニュアル通りの行動よりも駆け引きの問題になってきますね。
今回の遭遇は危険度的には低かったけど、3年前に山梨でこれ以上に無い危険な状況で、駆け引きをしたことがありました。 その時は静かに後ずさりして対処できましたけど...。
経験がないと怖いですよね。
クマッタナ!? それは思いつかんかった!!!
この呪文、覚えておきます
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