記録ID: 29286
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沢登り
日高山脈
エサオマントッタベツ川〜稜線〜春別川〜(コイボク峠)〜コイボクシュシビチャリ川〜カムイエクウチカウシ山〜札内川八の沢
1998年09月03日(木) ~
1998年09月07日(月)


- GPS
- 104:00
- 距離
- 51.6km
- 登り
- 3,569m
- 下り
- 3,529m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
[沢登り]日高山脈・エサオマントッタベツ川〜稜線〜春別川〜(コイボク峠)〜コイボクシュシビチャリ川〜カムイエクウチカウシ山〜札内川八の沢 09.03-07 パーティー;石崎。俺 9/3林道終点(630)入渓(700?~昼寝~1045)標高1000m二股泊(1245) 9/4発(605)エサオマン北東カール(715~45)稜線(815)春別川源頭(1045)標高980m(1345)標高640m泊(1645) 9/5発(650)カシュツオマナイ沢出合(940~1005)(林道利用にて)コイボク林道終点(1245~1305)標高670m泊(1535) 9/6発(615)三股(715)標高1200m手前(915~?)コイボクカール(1105~35)稜線(1205)八ノ沢カール(1245~1320)札内川本流出合(1530~1600)七ノ沢出合(1700)(ヒッチにて)札内ヒュッテ泊(1800?) 9/7発(1010)、大樹町へ。 九月に入り石崎の預金残高も限りなく零に近付きつつあり、ここまで些かハードな遡行が続いたこともあってここいらで秋ののんびり山行でもしようぢゃねえか、でこの計画。結果またいつもの如く山犬のようにハアハア喘ぐ毎日だったのでした。当初はコイボク登って札内川経由でエサオマン下降のつもりがここのところのコイボク林道不通のため入山路を十勝側に採るこの計画に落着、まあ悪くない。 昨秋の志楽渓に同行した大樹町在住の乾に朝一で送って貰い入渓、カール泊の予定がまたしても寒気の雨にしてやられ二股まで。エサオマンへのこの沢はゴーロ主体でカールの手前にナメ滝がちょこっと在ったのみでガッカリ。しかしヒョッコリ飛び出した北東カールでは折良く晴れてきたこともあって感じの良い雰囲気を味わえた。だが二時間半の稜線歩きはまたしてもネチョネチョガスの全身ビショヌレで「石崎ぃ、いい加減にしろ!」。春別川の下りは意外にも渓相が荒くイジイジと粘り強いクライムダウンを要求してくる。のほほんとはいかない、ノーヘルで来る所ぢゃあねえ。雨の中神経遣って下降するこの哀しみをどう伝えようか。 明けて快晴、標高660m以降は落ち着きを見せここいらは思わずゴロ寝をかましたくなるような実に好ましい河原が続いた。鹿止内沢からポンイドンナップ川の間はゴーロ帯と変化し時折渡渉に気を遣った。カシュツオマナイ沢出合に着く頃にはもうすっかり川と化す。やはり春別川は一大水系を張るだけのことはある。ここからは伐採の作業林道利用で春別川を離れコイボクへと乗っ越す。ようやく辿り着いた憧れのコイボクシュシビチャリ川は日高縦貫道の醜い人工物が目に入ったものの内容には定評通りのものが確かにあった。過去の山岳部でこの沢に一年生を連れて行っている記録を幾つも見るが、各人に緊張感や技術は要求されるし、何にしてもノーヘルで来るところぢゃない。コイボクカールに出る頃にはいつものガスで視界なく、連敗記録更新中。容易な登下降ルートとされている八ノ沢の下降も馬鹿にできたものではない、一箇所不明瞭な部分もあり微妙だ。下山パワー発揮で札内ヒュッテ目指して一気下山を図る。林道で乗っけて貰った登山おやじによれば、今し方通過した八ノ沢・コイボク両カールには羆が居て往生したそうな。あな恐ろしや、知らぬが仏。ささやかなるHütten Lebenの夢は、名古屋弁によってブチ壊しとなる、あぁ。 追記;翌日、ヒッチで中札内美術村へ。坂本直行記念館はイカした所なので、是非! |
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